公開日 2015/08/07 10:00
【動画あり】LUMINネットワークプレーヤー専用アプリ「LUMIN App」の一歩進んだ操作性を検証
プレイリスト再生や設定変更の手順も紹介
最高峰の音質と操作性を兼ね備えたネットワークオーディオプレーヤーを手がけるLUMIN。その専用アプリである「LUMIN App」が提供する利便性や視認性にも注目が集まっている。LUMINの優れた完成度を動画を交えてレビューしていく。
高い完成度と快適な操作性を誇るコントロールアプリ
コントロールアプリはネットワークオーディオにおけるユーザビリティを決定付ける。ライブラリの構築が万全であることを前提とすれば、ユーザーが快適な音楽再生を手に入れられるか否かはコントロールアプリの完成度次第であると言ってよく、その重要性は筆舌に尽くしがたい。
専用・汎用問わず、今まで数々の優れたコントロールアプリがリリースされてきた。その中でもトップクラスの完成度を誇るのがLUMIN Appである。LUMIN AppはLUMINのネットワークオーディオプレーヤーを操作するための専用アプリであり、基本的に同社製品以外では機能しない(使えた場合でも、アプリ本来のポテンシャルを発揮できていない可能性がある)。なお、現状LUMIN AppはiPad専用となる。
LUMINのプレーヤーは純然たるオーディオ機器として、音質においても高い評価を受けている。そしてLUMIN Appによる快適な操作性を両立することで、LUMINのプレーヤーはネットワークオーディオプレーヤーとして確固たる地位を築いている。
この記事では、LUMIN Appがいかに快適な操作感を実現しているかを紹介する。完成度の高いコントロールアプリがもたらす快適な音楽再生についてお伝えできれば幸いである。スクロールの滑らかさやレスポンスの速さなど、ぜひ、下に用意した動画でもご覧いただきたい。
LUMIN Appの基本デザイン
それではまず、LUMIN Appの基本画面から確認していこう。
コントロールアプリにおける各要素の配置はこのようになっている。
@ブラウズ領域
Aプレイリスト
B再生画面
縦画面で使っても基本的なレイアウトは変わらない。
ファイル音源を扱うネットオーディオでは、基本的に曲を選び(ブラウズ)、選んだ曲をプレイリストに登録し、プレイリストに基づいて曲を再生する、という流れで音楽を聴くことになる。すなわち、ブラウズとプレイリストと再生画面の三要素が一画面にまとまっていれば、それぞれの操作を行う際にいちいち画面を切り替える必要がなく、音楽を聴く一連の流れが非常にスムーズになる。
その点、LUMIN Appのデザインはコントロールアプリとしてほとんど完璧である。ブラウズの為の領域は広く確保され、多くの音源を一度に表示できる情報量がある。聴きたい曲を選び、プレイリストが出来上がっていく様は画面左側で確認できる。
再生画面も基本的な操作ボタンはもちろん、音源の情報表示も問題ない。LUMIN App音楽再生に関わるすべての操作を、まさにこの一画面で行うことができる。画面サイズと解像度に余裕のあるiPadに絞ったからこそ実現したレイアウトと言えよう。
しかし、いかにデザインが優れていたとしても、実際に使いにくかったり、動作が遅かったり、不安定だったりするようでは話にならない。そして、幸いなことにLUMIN Appは決してデザインだけのアプリではない。それでは、各要素について詳しく見ていこう。
音楽ライブラリのブラウズ
LUMIN Appは、ブラウズ領域ではタイル表示とリスト表示の二種類から表示方法を選べる。タイル表示の方が一度に表示できる情報量が多く、アルバムアートから即座に目当てのアルバムを探し出せるため、タイル表示を有効活用したい。
ブラウズ領域を画面一杯に拡大することもできる。
また、タイル表示時にブラウズ領域をピンチイン・アウトすることにより、アルバムアートの大きさをリニアに拡大縮小可能。アプリ側でのリサイズ等は行われず、表示品質は音源に埋め込んだ画像そのものが保持される。
LUMIN Appは使用するサーバーを選択した際、最初にアルバムアートを含むライブラリの音源情報を取得する。これにより、極めて高速かつ滑らかなブラウズが可能になる。ちなみに筆者のライブラリはすべての音源にCDジャケットのスキャン等で得た高解像度の画像を仕込んでおり、猛烈に重い。そのために多くのコントロールアプリではアルバムアートの取得・表示に長い時間がかかり、スクロールもガタガタになってしまう。その一方で、LUMIN Appでは何の問題もなくスムーズなブラウズが可能で、アルバムアートも一瞬ですべて表示される。
ブラウズ領域でタイル表示が可能だったり、アルバムアートの表示サイズを変えられたりするアプリも存在するが、その中でもLUMIN Appは情報量と柔軟性を非常に高いレベルで実現している。
また、ブラウズとは基本的にサーバーが提供するナビゲーションツリーに基づいて行うものだが、LUMIN Appはアプリ独自の選曲項目を持っている。曲・アルバム・アーティスト・ジャンル・作曲家といった基本的な項目は網羅されており、慣れてしまえばサーバーソフトに依存しない音源のブラウズも可能となる。
最近にわかに台頭してきたストリーミングサービスについても、TIDALとQobuzという二大巨頭をアプリ内に統合することで盤石の対応となっている。早期の日本でのサービス開始を願いたいところだ。
インターネットラジオは「Tunein Radio」に対応。別途、同サービスのアカウントを取得して局を登録することで、LUMIN Appから選択が可能になる。
ちなみに、ブラウズ時にアイテムを長押しし、「i」のアイコンをタップすることで、オンライン・ミュージックサービス「Last.fm」内の情報をアプリ内に表示することもできる。
快適なブラウズはユーザーが音楽と出会う機会を最大化してくれる。逆に、ブラウズの動作がガタガタでは、素直にCDを棚から持ってきたほうがよほど早いということにもなりかねない。LUMIN Appの卓越した速度と安定性はブラウズにおいて最も発揮されると言える。
高い完成度と快適な操作性を誇るコントロールアプリ
コントロールアプリはネットワークオーディオにおけるユーザビリティを決定付ける。ライブラリの構築が万全であることを前提とすれば、ユーザーが快適な音楽再生を手に入れられるか否かはコントロールアプリの完成度次第であると言ってよく、その重要性は筆舌に尽くしがたい。
専用・汎用問わず、今まで数々の優れたコントロールアプリがリリースされてきた。その中でもトップクラスの完成度を誇るのがLUMIN Appである。LUMIN AppはLUMINのネットワークオーディオプレーヤーを操作するための専用アプリであり、基本的に同社製品以外では機能しない(使えた場合でも、アプリ本来のポテンシャルを発揮できていない可能性がある)。なお、現状LUMIN AppはiPad専用となる。
LUMINのプレーヤーは純然たるオーディオ機器として、音質においても高い評価を受けている。そしてLUMIN Appによる快適な操作性を両立することで、LUMINのプレーヤーはネットワークオーディオプレーヤーとして確固たる地位を築いている。
この記事では、LUMIN Appがいかに快適な操作感を実現しているかを紹介する。完成度の高いコントロールアプリがもたらす快適な音楽再生についてお伝えできれば幸いである。スクロールの滑らかさやレスポンスの速さなど、ぜひ、下に用意した動画でもご覧いただきたい。
LUMIN Appの基本デザイン
それではまず、LUMIN Appの基本画面から確認していこう。
コントロールアプリにおける各要素の配置はこのようになっている。
@ブラウズ領域
Aプレイリスト
B再生画面
縦画面で使っても基本的なレイアウトは変わらない。
ファイル音源を扱うネットオーディオでは、基本的に曲を選び(ブラウズ)、選んだ曲をプレイリストに登録し、プレイリストに基づいて曲を再生する、という流れで音楽を聴くことになる。すなわち、ブラウズとプレイリストと再生画面の三要素が一画面にまとまっていれば、それぞれの操作を行う際にいちいち画面を切り替える必要がなく、音楽を聴く一連の流れが非常にスムーズになる。
その点、LUMIN Appのデザインはコントロールアプリとしてほとんど完璧である。ブラウズの為の領域は広く確保され、多くの音源を一度に表示できる情報量がある。聴きたい曲を選び、プレイリストが出来上がっていく様は画面左側で確認できる。
再生画面も基本的な操作ボタンはもちろん、音源の情報表示も問題ない。LUMIN App音楽再生に関わるすべての操作を、まさにこの一画面で行うことができる。画面サイズと解像度に余裕のあるiPadに絞ったからこそ実現したレイアウトと言えよう。
しかし、いかにデザインが優れていたとしても、実際に使いにくかったり、動作が遅かったり、不安定だったりするようでは話にならない。そして、幸いなことにLUMIN Appは決してデザインだけのアプリではない。それでは、各要素について詳しく見ていこう。
音楽ライブラリのブラウズ
LUMIN Appは、ブラウズ領域ではタイル表示とリスト表示の二種類から表示方法を選べる。タイル表示の方が一度に表示できる情報量が多く、アルバムアートから即座に目当てのアルバムを探し出せるため、タイル表示を有効活用したい。
ブラウズ領域を画面一杯に拡大することもできる。
また、タイル表示時にブラウズ領域をピンチイン・アウトすることにより、アルバムアートの大きさをリニアに拡大縮小可能。アプリ側でのリサイズ等は行われず、表示品質は音源に埋め込んだ画像そのものが保持される。
LUMIN Appは使用するサーバーを選択した際、最初にアルバムアートを含むライブラリの音源情報を取得する。これにより、極めて高速かつ滑らかなブラウズが可能になる。ちなみに筆者のライブラリはすべての音源にCDジャケットのスキャン等で得た高解像度の画像を仕込んでおり、猛烈に重い。そのために多くのコントロールアプリではアルバムアートの取得・表示に長い時間がかかり、スクロールもガタガタになってしまう。その一方で、LUMIN Appでは何の問題もなくスムーズなブラウズが可能で、アルバムアートも一瞬ですべて表示される。
ブラウズ領域でタイル表示が可能だったり、アルバムアートの表示サイズを変えられたりするアプリも存在するが、その中でもLUMIN Appは情報量と柔軟性を非常に高いレベルで実現している。
また、ブラウズとは基本的にサーバーが提供するナビゲーションツリーに基づいて行うものだが、LUMIN Appはアプリ独自の選曲項目を持っている。曲・アルバム・アーティスト・ジャンル・作曲家といった基本的な項目は網羅されており、慣れてしまえばサーバーソフトに依存しない音源のブラウズも可能となる。
最近にわかに台頭してきたストリーミングサービスについても、TIDALとQobuzという二大巨頭をアプリ内に統合することで盤石の対応となっている。早期の日本でのサービス開始を願いたいところだ。
インターネットラジオは「Tunein Radio」に対応。別途、同サービスのアカウントを取得して局を登録することで、LUMIN Appから選択が可能になる。
ちなみに、ブラウズ時にアイテムを長押しし、「i」のアイコンをタップすることで、オンライン・ミュージックサービス「Last.fm」内の情報をアプリ内に表示することもできる。
快適なブラウズはユーザーが音楽と出会う機会を最大化してくれる。逆に、ブラウズの動作がガタガタでは、素直にCDを棚から持ってきたほうがよほど早いということにもなりかねない。LUMIN Appの卓越した速度と安定性はブラウズにおいて最も発揮されると言える。