公開日 2016/10/11 14:28
三菱電機が製品発表会を開催
DIATONE、NCV-R振動板採用のフラグシップ車載スピーカー「DS-SA-1000」。67万円
編集部:小澤貴信
三菱電機は、同社DIATONEブランドの車載用スピーカーやカーナビの新製品説明会を本日11日に開催。車載用2ウェイ埋め込みスピーカーのフラグシップモデル「DS-SA-1000」を11月15日に発売する。価格は670,000円(税抜)。
本製品はDIATONEブランド70周年、および車載用DIATONEブランド10周年の節目となる2016年に登場するフラグシップモデル。トゥイーターにB4Cプレミアムボロン振動板を、ウーファーにNCV-R振動板を採用。ハイレゾロゴも取得している。トゥイーター×2基、ウーファー×2基、ネットワーク×2組(トゥイーター用×2、ウーファー用×2の合計4基)のセットで販売される。
本機は2ウェイ・スピーカーながら、従来は3ウェイでのみ可能だった可聴帯域内での分割共振のないフルピストンモーション再生を実現したことも特徴。高いS/N、リアルかつエネルギー感のある音楽再生を可能にしたという。
トゥイーターに採用されたB4Cプレミアムボロン振動板は、新製法の新常圧焼結セラミック製法と高度な機械シミュレーションにより、口径と形状を最適化。B4C振動板として世界最速という毎秒12,700mの伝搬速度を達成したという。B4Cプレミアムボロンは、紙に近い適度な内部損失を持つことも特徴で、これにより原音に近い再生音を可能だという。
また、新製法と独自の音響解析技術により、不要な共振音が高音域まで発生せず、より原音に忠実でエネルギー感がある高音域再生を実現したとする。
ウーファーには、NCV-R振動板を採用。NCVとは、CSCNT(カップ積層型カーボンナノチューブ)と複数の樹脂を配合した素材で、三菱電機と(株)GSIクレオスが共同開発したもの。本機では、カーボンナノチューブの製法を最適化することでさらなる高性能化を図ったNCV-R素材を用いることで、毎秒6,300mという伝搬速度を実現した。
なお、こちらにも独自の音響解析技術が用いられ、低音域から中音域までの全域でレスポンスに優れたリアリティーのあるサウンドを再現するという。
トゥイーターとウーファーのそれぞれの磁気回路には、新開発のECCT(Eddy Current Canceling Technology)低歪磁気回路を採用。渦電流が交流に与える影響を排除して歪みを低減したとする。
またウーファーには、低音域の磁気歪みを約10分の1に低減したという独自技術「MLCT(Magnetic Loop Canceling Technology」を活用したダブルネオジウム磁気回路も採用。強力な磁束密度を持つネオジウムマグネットでポールを挟み込み最適に配置することで、高い磁束密度を維持しながら、従来は銅リングの付加などで達成していた磁気歪みの低減を達成したという。
ウーファーの磁気回路と振動構造を進化させたG-DMM構造の採用、高音質パーツを採用したパイアンプ/バイワイヤリング対応の独立筐体ネットワークも特徴だ。
トゥイーターは36mm口径のドーム&コーン型で、再生周波数帯域は1.2kHz〜60kHz、出力音圧レベルは89dB/W/m、インピーダンスは4Ω、外形寸法はφ71×34mm、質量は200g。
ウーファーは170mm口径のコーン型で、再生周波数帯域は45kHz〜6kHz、出力音圧レベルは90dB/W/m、インピーダンスは4Ω、外形寸法はφ183×98mm、質量は1,900g。
クロスオーバー周波数は2.2kHz。クロスオーバーネットワーク筐体の外形寸法は、ウーファー/トゥイーター用ともに78W×58H×195Dmm、質量はウーファー用が約480g、トゥイーター用が約330g。
発表会では井口氏が挨拶。車載分野におけるDIATONEブランドの取り組みについて紹介。車載分野を「独自技術の先行投入の場」と捉え、市販ビジネスでえたユーザーニーズをグローバルでの事業拡大に結びつけていくとした。また、DIATONEを「企業価値を高めることができるブランド」と評価。ブランド70周年、車載参入10周年の2016年を節目として、DIATONEの取り組みをさらに強化していくとした。
発表会では、この「DS-SA-1000」と同時発表されたDIATONEのオーディオ&カーナビシステム「NR-MZ200PREMI」を実際に搭載したデモカーも用意。実際にそのサウンドを確認することができた。
本製品はDIATONEブランド70周年、および車載用DIATONEブランド10周年の節目となる2016年に登場するフラグシップモデル。トゥイーターにB4Cプレミアムボロン振動板を、ウーファーにNCV-R振動板を採用。ハイレゾロゴも取得している。トゥイーター×2基、ウーファー×2基、ネットワーク×2組(トゥイーター用×2、ウーファー用×2の合計4基)のセットで販売される。
本機は2ウェイ・スピーカーながら、従来は3ウェイでのみ可能だった可聴帯域内での分割共振のないフルピストンモーション再生を実現したことも特徴。高いS/N、リアルかつエネルギー感のある音楽再生を可能にしたという。
トゥイーターに採用されたB4Cプレミアムボロン振動板は、新製法の新常圧焼結セラミック製法と高度な機械シミュレーションにより、口径と形状を最適化。B4C振動板として世界最速という毎秒12,700mの伝搬速度を達成したという。B4Cプレミアムボロンは、紙に近い適度な内部損失を持つことも特徴で、これにより原音に近い再生音を可能だという。
また、新製法と独自の音響解析技術により、不要な共振音が高音域まで発生せず、より原音に忠実でエネルギー感がある高音域再生を実現したとする。
ウーファーには、NCV-R振動板を採用。NCVとは、CSCNT(カップ積層型カーボンナノチューブ)と複数の樹脂を配合した素材で、三菱電機と(株)GSIクレオスが共同開発したもの。本機では、カーボンナノチューブの製法を最適化することでさらなる高性能化を図ったNCV-R素材を用いることで、毎秒6,300mという伝搬速度を実現した。
なお、こちらにも独自の音響解析技術が用いられ、低音域から中音域までの全域でレスポンスに優れたリアリティーのあるサウンドを再現するという。
トゥイーターとウーファーのそれぞれの磁気回路には、新開発のECCT(Eddy Current Canceling Technology)低歪磁気回路を採用。渦電流が交流に与える影響を排除して歪みを低減したとする。
またウーファーには、低音域の磁気歪みを約10分の1に低減したという独自技術「MLCT(Magnetic Loop Canceling Technology」を活用したダブルネオジウム磁気回路も採用。強力な磁束密度を持つネオジウムマグネットでポールを挟み込み最適に配置することで、高い磁束密度を維持しながら、従来は銅リングの付加などで達成していた磁気歪みの低減を達成したという。
ウーファーの磁気回路と振動構造を進化させたG-DMM構造の採用、高音質パーツを採用したパイアンプ/バイワイヤリング対応の独立筐体ネットワークも特徴だ。
トゥイーターは36mm口径のドーム&コーン型で、再生周波数帯域は1.2kHz〜60kHz、出力音圧レベルは89dB/W/m、インピーダンスは4Ω、外形寸法はφ71×34mm、質量は200g。
ウーファーは170mm口径のコーン型で、再生周波数帯域は45kHz〜6kHz、出力音圧レベルは90dB/W/m、インピーダンスは4Ω、外形寸法はφ183×98mm、質量は1,900g。
クロスオーバー周波数は2.2kHz。クロスオーバーネットワーク筐体の外形寸法は、ウーファー/トゥイーター用ともに78W×58H×195Dmm、質量はウーファー用が約480g、トゥイーター用が約330g。
発表会では井口氏が挨拶。車載分野におけるDIATONEブランドの取り組みについて紹介。車載分野を「独自技術の先行投入の場」と捉え、市販ビジネスでえたユーザーニーズをグローバルでの事業拡大に結びつけていくとした。また、DIATONEを「企業価値を高めることができるブランド」と評価。ブランド70周年、車載参入10周年の2016年を節目として、DIATONEの取り組みをさらに強化していくとした。
発表会では、この「DS-SA-1000」と同時発表されたDIATONEのオーディオ&カーナビシステム「NR-MZ200PREMI」を実際に搭載したデモカーも用意。実際にそのサウンドを確認することができた。