公開日 2018/02/07 19:39
デザインも重視したHi-Fiオーディオシステム
英国ブランド“ruarkaudio”が日本上陸。木製デザインの一体型オーディオシステム/BTスピーカー5機種を発売
編集部:川田菜月
(株)Delfin Japan(デルフィン・ジャパン)は、英国のオーディオブランド「ruarkaudio(ルアークオーディオ)」の総輸入代理店業務を開始。3月上旬から、ruarkaudioのBluetooth/ラジオ機能などを備えた一体型オーディオシステム4機種/Bluetoothスピーカー1機種を販売する。ラインナップは以下の通り。
■一体型オーディオシステム
・「R7 mk3」 ¥499,000(税抜)
・「R4 mk3」 ¥175,000(税抜)
・「R2 mk3」 ¥85,000(税抜)
・「R1 mk3」 ¥45,000(税抜)
■Bluetoothスピーカー
・「MR1 mk2」 ¥71,000(税抜)
ruarkaudioは1985年に英国にてHi-Fiスピーカーブランドとして創業。2004年頃からデジタルラジオが普及し始めたことを受け、高音質ラジオとして「R1」の開発をスタート。2007年には「R2」の第一世代モデルが海外の品評で高い評価を得ており、現在では英国だけでなくヨーロッパや日本以外のアジア各国にて、デザインも重視した“ライフスタイルオーディオ”として展開。日本は今回が初上陸で、3月上旬から二子玉川 蔦屋家電にて先行販売を開始し、順次セレクトショップやオーディオ専門店等で展示・販売していくとのこと。
日本展開の第一弾として、一体型オーディオシステム 4機種10モデル/Bluetoothスピーカー1機種2モデルをラインナップ。全製品ともAB級アナログアンプを搭載しており、同社はその理由を「温かみのあるナチュラルな音質を実現するため」としている。さらに独自の「Rotoダイヤル」を装備、より簡単な操作性の実現を目指してデザイン設計されたという。
一体型オーディオシステムの4機種は、全てFMラジオ機能を装備。なお聴取可能は周波数帯域は87.5 - 108.0MHzと海外仕様で、現時点では日本のFM帯域と異なっている。この点は「次世代機では日本の周波数にも合わせていきたい」とのこと。ディスプレイ部分にはOLEDを採用し、スリープ/スヌーズ機能を備えたアラーム設定も可能となる。
最上位機にあたるR7 mk3は、ミッドセンチュリーのコンソール型ステレオにインスピレーションされたというレトロモダンなデザインを採用したハイエンドモデル。製品紹介映像では「家の中心だったステレオコンソールを再度作りたいと開発した」としており、独自3Dアルゴリズムを作ることで広大なサウンドステージを実現したという。
スピーカーには140mm径2way同軸ユニットを2基、200mm径サブウーファーを1基搭載し、Walnut/Greyの2色展開となる。CD再生やFMラジオに加えて、Bluetooth/Wi-Fi、Spotify Connect、USB再生、DLNA、インターネットラジオにも対応。BluetoothのコーデックはSBC/AAC/aptX/aptX HD、USB/DLNAはMP3/WMA/AAC/FLAC/WAVをサポートする。
Frontier Silicon社のスマホ向け無料操作アプリ「UNDOK」を用いたマルチルームコントロールにも対応。なお、本機能については今後の展開として独自のアプリも検討しているとのこと。また、アナログレコード再生に対応するフォノアンプ内蔵の入力端子も搭載する。その他アナログ/デジタル入力×各2、ヘッドホン端子×1、外部出力×1を装備。出力は180W。リモコンは本体に装備したRotoダイヤルと同じ作りの「Rotoダイヤルリモコン」を付属する。外形寸法はフロアスタンドを用いた場合1,000W×650H×425Dmm、質量は27.8kg。上部にテレビを設置することも可能。
R4 mk3はCDプレーヤー機能を備えたデスクトップ型オーディオシステムで、製品ラインナップの中で最も人気があるモデルとのこと。90mm径フルレンジユニット×2、100mm径サブウーファー×1を搭載し、ABクラスの2.1ch アンプと合わせてナチュラルかつパワフルなサウンドを実現するとしている。カラーはWalnut/White/Blackの3色展開。
Bluetooth(コーデックはSBC/AAC/aptX)、USB再生(フォーマットはMP3/WMA/AAC)にも対応する。外形寸法は440W×125H×250Dmm、質量は6.7kg。出力は80W。端子はアナログ入力×2、デジタル入力×1、ヘッドホン出力×1、外部出力×1を備える。
R2 mk3は90mm径フルレンジユニットを2基搭載したWi-Fi搭載モデル。Spotify Connect、USB再生、DLNA、インターネットラジオなどに対応しており、BluetoothはSBC/AAC/aptX、USB/DLNAはMP3/WMA/AAC/FLAC/WAVをサポートする。本機もR7と同様に、アプリを用いたマルチルームコントロールにも対応する。外形寸法は360W×115H×199Dmm、質量は3.4kg。カラーはWalnut/White/Black。出力は18Wで、端子類はアナログ入力×2、ヘッドホン出力×1を装備する。
R1 mk3は90mm径フルレンジスピーカーを1基搭載した最も小型なモデル。Bluetooth/FMラジオ機能を装備し、ベッドサイドやキッチンなど様々な場所に持ち運ぶことができるとしている。対応コーデックはSBC、出力は9W。カラーはWalnut/White/Blackを用意しており、同社いわく毎年クリスマスに限定カラー(レッド、ブルー、グリーンなど)も展開しているという。外形寸法は130W×175H×133Dmm、質量は1.5kg。アナログ入力を1基、ヘッドホン出力を1基装備する。
MR1 mk2は、20mm径シルクドームトゥイーターを2基、75mm径ネオジムウーファーを2基搭載するBluetoothスピーカー。グリルは英国製ファブリックを採用し、筐体はハンドクラフト、ウーファーポートは職人によるチューニングを施しており、音質設計にもとてもこだわったとしている。デジタル入力も装備しており、テレビと接続してテレビ電源をONにすると、自動で電源ONとなる機能も備えられる。外形寸法は130W×175H×140Dmm、質量は右スピーカー部が1.3kg、左スピーカーは1.1kgで、出力は20W。カラーはWalnut/Grey。
同社は本日2月7日に発表会を開催。Delfin Japan(株)常務・土屋和洋氏と、ブランド創業者で社長のアラン・O'ルーク氏とセールス・ディレクターのリチャード・マッキンニー氏が登壇し、ブランドの歴史や背景、製品の紹介を行った。
創業者であるアラン氏は、家具職人であった父親とともに趣味で家具やスピーカーを制作、それらが家族や友人に好評であったことから地元で販売を始め、そこからruarkaudioブランドが始まったと説明。そうしてブランドを創業した1985年から約20年でヨーロッパ内で展開を拡大、2004年に開発した高音質ラジオ「R1」の初代モデルは特に高い評価を得たという。
同ブランドの特徴は、「アコースティック技術、木工工芸技術、全モデルにAB級アナログアンプを採用している点、簡単操作が可能なRotoダイヤル、そして音質だけでなく外観にもこだわった“ライフスタイルデザイン”の5つである」とした。また、製品はデザイン設計・開発を英国、生産・製造を中国・深センにある製造工場にて行っているが、「スピーカーユニットやアンプ回路、機能面なども含め、デザインだけでなく製品の全てに関して自社開発である点が強みである」とアピールした。
そして「特に今の時代はデザイン重視であると考えていて、誰にも使いやすいHi-Fiオーディオを目指している」とし、セールス・ディレクターのリチャード氏は「実際にライフスタイルオーディオとしてデザインも重視した製品を開発するようになって、セールスもそれまでの倍になり、今も十数%の成長率がある」と説明した。
■一体型オーディオシステム
・「R7 mk3」 ¥499,000(税抜)
・「R4 mk3」 ¥175,000(税抜)
・「R2 mk3」 ¥85,000(税抜)
・「R1 mk3」 ¥45,000(税抜)
■Bluetoothスピーカー
・「MR1 mk2」 ¥71,000(税抜)
ruarkaudioは1985年に英国にてHi-Fiスピーカーブランドとして創業。2004年頃からデジタルラジオが普及し始めたことを受け、高音質ラジオとして「R1」の開発をスタート。2007年には「R2」の第一世代モデルが海外の品評で高い評価を得ており、現在では英国だけでなくヨーロッパや日本以外のアジア各国にて、デザインも重視した“ライフスタイルオーディオ”として展開。日本は今回が初上陸で、3月上旬から二子玉川 蔦屋家電にて先行販売を開始し、順次セレクトショップやオーディオ専門店等で展示・販売していくとのこと。
日本展開の第一弾として、一体型オーディオシステム 4機種10モデル/Bluetoothスピーカー1機種2モデルをラインナップ。全製品ともAB級アナログアンプを搭載しており、同社はその理由を「温かみのあるナチュラルな音質を実現するため」としている。さらに独自の「Rotoダイヤル」を装備、より簡単な操作性の実現を目指してデザイン設計されたという。
一体型オーディオシステムの4機種は、全てFMラジオ機能を装備。なお聴取可能は周波数帯域は87.5 - 108.0MHzと海外仕様で、現時点では日本のFM帯域と異なっている。この点は「次世代機では日本の周波数にも合わせていきたい」とのこと。ディスプレイ部分にはOLEDを採用し、スリープ/スヌーズ機能を備えたアラーム設定も可能となる。
最上位機にあたるR7 mk3は、ミッドセンチュリーのコンソール型ステレオにインスピレーションされたというレトロモダンなデザインを採用したハイエンドモデル。製品紹介映像では「家の中心だったステレオコンソールを再度作りたいと開発した」としており、独自3Dアルゴリズムを作ることで広大なサウンドステージを実現したという。
スピーカーには140mm径2way同軸ユニットを2基、200mm径サブウーファーを1基搭載し、Walnut/Greyの2色展開となる。CD再生やFMラジオに加えて、Bluetooth/Wi-Fi、Spotify Connect、USB再生、DLNA、インターネットラジオにも対応。BluetoothのコーデックはSBC/AAC/aptX/aptX HD、USB/DLNAはMP3/WMA/AAC/FLAC/WAVをサポートする。
Frontier Silicon社のスマホ向け無料操作アプリ「UNDOK」を用いたマルチルームコントロールにも対応。なお、本機能については今後の展開として独自のアプリも検討しているとのこと。また、アナログレコード再生に対応するフォノアンプ内蔵の入力端子も搭載する。その他アナログ/デジタル入力×各2、ヘッドホン端子×1、外部出力×1を装備。出力は180W。リモコンは本体に装備したRotoダイヤルと同じ作りの「Rotoダイヤルリモコン」を付属する。外形寸法はフロアスタンドを用いた場合1,000W×650H×425Dmm、質量は27.8kg。上部にテレビを設置することも可能。
R4 mk3はCDプレーヤー機能を備えたデスクトップ型オーディオシステムで、製品ラインナップの中で最も人気があるモデルとのこと。90mm径フルレンジユニット×2、100mm径サブウーファー×1を搭載し、ABクラスの2.1ch アンプと合わせてナチュラルかつパワフルなサウンドを実現するとしている。カラーはWalnut/White/Blackの3色展開。
Bluetooth(コーデックはSBC/AAC/aptX)、USB再生(フォーマットはMP3/WMA/AAC)にも対応する。外形寸法は440W×125H×250Dmm、質量は6.7kg。出力は80W。端子はアナログ入力×2、デジタル入力×1、ヘッドホン出力×1、外部出力×1を備える。
R2 mk3は90mm径フルレンジユニットを2基搭載したWi-Fi搭載モデル。Spotify Connect、USB再生、DLNA、インターネットラジオなどに対応しており、BluetoothはSBC/AAC/aptX、USB/DLNAはMP3/WMA/AAC/FLAC/WAVをサポートする。本機もR7と同様に、アプリを用いたマルチルームコントロールにも対応する。外形寸法は360W×115H×199Dmm、質量は3.4kg。カラーはWalnut/White/Black。出力は18Wで、端子類はアナログ入力×2、ヘッドホン出力×1を装備する。
R1 mk3は90mm径フルレンジスピーカーを1基搭載した最も小型なモデル。Bluetooth/FMラジオ機能を装備し、ベッドサイドやキッチンなど様々な場所に持ち運ぶことができるとしている。対応コーデックはSBC、出力は9W。カラーはWalnut/White/Blackを用意しており、同社いわく毎年クリスマスに限定カラー(レッド、ブルー、グリーンなど)も展開しているという。外形寸法は130W×175H×133Dmm、質量は1.5kg。アナログ入力を1基、ヘッドホン出力を1基装備する。
MR1 mk2は、20mm径シルクドームトゥイーターを2基、75mm径ネオジムウーファーを2基搭載するBluetoothスピーカー。グリルは英国製ファブリックを採用し、筐体はハンドクラフト、ウーファーポートは職人によるチューニングを施しており、音質設計にもとてもこだわったとしている。デジタル入力も装備しており、テレビと接続してテレビ電源をONにすると、自動で電源ONとなる機能も備えられる。外形寸法は130W×175H×140Dmm、質量は右スピーカー部が1.3kg、左スピーカーは1.1kgで、出力は20W。カラーはWalnut/Grey。
同社は本日2月7日に発表会を開催。Delfin Japan(株)常務・土屋和洋氏と、ブランド創業者で社長のアラン・O'ルーク氏とセールス・ディレクターのリチャード・マッキンニー氏が登壇し、ブランドの歴史や背景、製品の紹介を行った。
創業者であるアラン氏は、家具職人であった父親とともに趣味で家具やスピーカーを制作、それらが家族や友人に好評であったことから地元で販売を始め、そこからruarkaudioブランドが始まったと説明。そうしてブランドを創業した1985年から約20年でヨーロッパ内で展開を拡大、2004年に開発した高音質ラジオ「R1」の初代モデルは特に高い評価を得たという。
同ブランドの特徴は、「アコースティック技術、木工工芸技術、全モデルにAB級アナログアンプを採用している点、簡単操作が可能なRotoダイヤル、そして音質だけでなく外観にもこだわった“ライフスタイルデザイン”の5つである」とした。また、製品はデザイン設計・開発を英国、生産・製造を中国・深センにある製造工場にて行っているが、「スピーカーユニットやアンプ回路、機能面なども含め、デザインだけでなく製品の全てに関して自社開発である点が強みである」とアピールした。
そして「特に今の時代はデザイン重視であると考えていて、誰にも使いやすいHi-Fiオーディオを目指している」とし、セールス・ディレクターのリチャード氏は「実際にライフスタイルオーディオとしてデザインも重視した製品を開発するようになって、セールスもそれまでの倍になり、今も十数%の成長率がある」と説明した。