公開日 2019/05/14 18:05
D&M、エソテリック、ラックスマン、ヤマハらが登場
<HIGH END>国産ブランド各ブースをレポ/オーディオテクニカ、新MCカートリッジを披露
編集部:小澤貴信
現地時間9日から12日まで開催されている世界最大級のオーディオショウ「HIGH END MUNICH 2019」。本イベントには例年、日本のブランドも多数出展し、いち早く新製品の発表などを行っている。すでに今回が発表または初披露となった製品についてはいくつかニュースをお届けしている。この記事では、総合オーディオメーカーを中心に、日本発ブランドの出展状況をまとめたい。
オーディオテクニカは既報の通り、新MCカートリッジ「AT-OC9Xシリーズ」を発表。実機を早速HIGH ENDの同社ブースに展示した。本シリーズは、先行して全面刷新されたVMカートリッジと同じく、各モデルがそれぞれ異なるスタイラスを採用する。なお、現地説明員によれば、従来のMCカートリッジのラインナップは、基本的に全てこのAT-OC9Xシリーズにリプレイスされる。また、日本での発売は未定とのことだ。
ラインナップは「AT-OC9XSL」(スタイラス:特殊ラインコンタクト針/カンチレバー:ボロン)を筆頭に、「AT-OC9XSH」(スタイラス:シバタ針/カンチレバー:ボロン)、「AT-OC9XML」(スタイラス:マイクロリニア針/カンチレバー:ボロン)、「AT-OC9XEN」(スタイラス:無垢楕円針/カンチレバー:アルミ)、「AT-OC9XEB」(スタイラス:接合楕円針/カンチレバー:アルミ)の5機種となる。
また、同社ブースでは、アナログ関連製品として、昨年発売のバランス伝送に対応した昇圧トランス「AT-SUT1000」や、7N-Class D.U.C.C.採用のバランス伝送フォノケーブル「AT-TC1000シリーズ」もアピール。「ATH-ADX5000」や「ATH-L5000」といったハイエンドヘッドホン、アナログプレーヤーも展示していた。
エソテリックは日本国内で今年3月から発売開始した新旗艦セパレートプレーヤー、“Glandioso”「D1X」「P1X」を披露。同社製アンプと組み合わせてデモンストレーションを行った。また、ブースではSACDトランスポート「P1X」に搭載された新メカニズム「VRDS-ATLAS」、D/Aコンバーター「D1X」に搭載された完全自社設計のディスクリートDAC(MasterSound Discrete DAC)の展示も行っていた。
ディーアンドエムが擁するデノンとマランツは、親会社であるSOUND UNITEDのブースに登場。すでに日本国内でも発表されている最新モデルを中心に、Hi-Fiだけでなくホームシアターからカジュアルなオーディオ製品まで幅広く展示をしていた。
デノンは2500NEシリーズのSACDプレーヤー「DCD-2500NE」、プリメインアンプ「PMA-2500NE」といった上位機を展示しつつ、Designシリーズの「PMA-60」などコンパクトなオーディオ製品の紹介も積極的に行っていた。
マランツは、例年大規模な再生デモを行っている試聴ブースをCLASSEと分け合って再生デモを実施。フラグシップとなる10シリーズや、欧州マランツの顔であるKen Ishiwata氏のシグネーチャーモデルをアピールしていた。また、日本でも発売されたばかりのネットワークCDレシーバー「M-CR612」も、最新製品として大きくフィーチャーした。
HIGH ENDではホームシアターのデモはごく稀だが、Sound Unitedのブースでは、今年も映画館を模した大規模なホームシアターを用意。デノンのフラグシップ「AVC-X8500H」や、マランツの上位機「AV8805」といったAVアンプを用いて映画再生のデモを行っていた。
オンキヨー/パイオニアについては、既報の通り、パイオニアブランドの新SACDプレーヤー「PD-50AE」が注目を集めていた。筐体や電源はそっくり上位モデル「PD-70AE」から継承しつつ(DACも同じES9026PROだが、こちらはシングル構成)、MQA-CDにも対応するなど、日本でも話題になりそうだ。
ティアックは、505シリーズのHypex製アンプモジュールを搭載したステレオ・パワーアンプ「AP-505」を参考出展。先行してHypex搭載プリメインアンプ「AX-505」はすでに国内で正式発表されているが、AP-505はまだイベント等で参考出展されているのみのモデルとなる。AP-505は、本機を2台用いてのBTL接続にも対応するとのこと。
テクニクスについては、こちらも既報の通り、同ブランド初のSACDプレーヤー「SL-G700」のサウンドを欧州のファンに披露した。また、OTTAVAシリーズの最新モデルとして、ワイヤレススピーカー SC-C50をさらにコンパクトにした「SC-C30」を世界初披露した。
昨年までのここ数年で出展はなったヤマハは、今回、Hi-Fiコンポーネントのフラグシップ「5000シリーズ」をひっさげてHIGH ENDに登場。プリ/パワーアンプ「C-5000/M-5000」、スピーカーシステム「NS-5000」、そして日本では今年11月の発売を予定しているレコードプレーヤー「GT-5000」というシステムでデモを行った。
欧州や北米への展開を強化するラックスマンは、2つのブースで同社製品をアピール。一方のブースでは、最新のアナログプレーヤー「PD-151」、プリメインアンプ「L-509X」などを、ドイツのハイエンドスピーカーブランド「ASCENDO」のスピーカーと組み合わせてデモを行っていた。
他にも最新モデルでは、新開発のトランス式アッテネーターを採用した真空管プリアンプ「CL-1000」、真空管サウンドを手軽に楽しめるコンパクトシステム「Neo Classico II」などが展示されていた。
オーディオ専業のハイエンド系ブランドについても、DS Audio、SPEC、AIR TIGHT、TechDAC、SAECなど多数のブランドが注目を集めていた。これらブースについては別記事で紹介する。
オーディオテクニカは既報の通り、新MCカートリッジ「AT-OC9Xシリーズ」を発表。実機を早速HIGH ENDの同社ブースに展示した。本シリーズは、先行して全面刷新されたVMカートリッジと同じく、各モデルがそれぞれ異なるスタイラスを採用する。なお、現地説明員によれば、従来のMCカートリッジのラインナップは、基本的に全てこのAT-OC9Xシリーズにリプレイスされる。また、日本での発売は未定とのことだ。
ラインナップは「AT-OC9XSL」(スタイラス:特殊ラインコンタクト針/カンチレバー:ボロン)を筆頭に、「AT-OC9XSH」(スタイラス:シバタ針/カンチレバー:ボロン)、「AT-OC9XML」(スタイラス:マイクロリニア針/カンチレバー:ボロン)、「AT-OC9XEN」(スタイラス:無垢楕円針/カンチレバー:アルミ)、「AT-OC9XEB」(スタイラス:接合楕円針/カンチレバー:アルミ)の5機種となる。
また、同社ブースでは、アナログ関連製品として、昨年発売のバランス伝送に対応した昇圧トランス「AT-SUT1000」や、7N-Class D.U.C.C.採用のバランス伝送フォノケーブル「AT-TC1000シリーズ」もアピール。「ATH-ADX5000」や「ATH-L5000」といったハイエンドヘッドホン、アナログプレーヤーも展示していた。
エソテリックは日本国内で今年3月から発売開始した新旗艦セパレートプレーヤー、“Glandioso”「D1X」「P1X」を披露。同社製アンプと組み合わせてデモンストレーションを行った。また、ブースではSACDトランスポート「P1X」に搭載された新メカニズム「VRDS-ATLAS」、D/Aコンバーター「D1X」に搭載された完全自社設計のディスクリートDAC(MasterSound Discrete DAC)の展示も行っていた。
ディーアンドエムが擁するデノンとマランツは、親会社であるSOUND UNITEDのブースに登場。すでに日本国内でも発表されている最新モデルを中心に、Hi-Fiだけでなくホームシアターからカジュアルなオーディオ製品まで幅広く展示をしていた。
デノンは2500NEシリーズのSACDプレーヤー「DCD-2500NE」、プリメインアンプ「PMA-2500NE」といった上位機を展示しつつ、Designシリーズの「PMA-60」などコンパクトなオーディオ製品の紹介も積極的に行っていた。
マランツは、例年大規模な再生デモを行っている試聴ブースをCLASSEと分け合って再生デモを実施。フラグシップとなる10シリーズや、欧州マランツの顔であるKen Ishiwata氏のシグネーチャーモデルをアピールしていた。また、日本でも発売されたばかりのネットワークCDレシーバー「M-CR612」も、最新製品として大きくフィーチャーした。
HIGH ENDではホームシアターのデモはごく稀だが、Sound Unitedのブースでは、今年も映画館を模した大規模なホームシアターを用意。デノンのフラグシップ「AVC-X8500H」や、マランツの上位機「AV8805」といったAVアンプを用いて映画再生のデモを行っていた。
オンキヨー/パイオニアについては、既報の通り、パイオニアブランドの新SACDプレーヤー「PD-50AE」が注目を集めていた。筐体や電源はそっくり上位モデル「PD-70AE」から継承しつつ(DACも同じES9026PROだが、こちらはシングル構成)、MQA-CDにも対応するなど、日本でも話題になりそうだ。
ティアックは、505シリーズのHypex製アンプモジュールを搭載したステレオ・パワーアンプ「AP-505」を参考出展。先行してHypex搭載プリメインアンプ「AX-505」はすでに国内で正式発表されているが、AP-505はまだイベント等で参考出展されているのみのモデルとなる。AP-505は、本機を2台用いてのBTL接続にも対応するとのこと。
テクニクスについては、こちらも既報の通り、同ブランド初のSACDプレーヤー「SL-G700」のサウンドを欧州のファンに披露した。また、OTTAVAシリーズの最新モデルとして、ワイヤレススピーカー SC-C50をさらにコンパクトにした「SC-C30」を世界初披露した。
昨年までのここ数年で出展はなったヤマハは、今回、Hi-Fiコンポーネントのフラグシップ「5000シリーズ」をひっさげてHIGH ENDに登場。プリ/パワーアンプ「C-5000/M-5000」、スピーカーシステム「NS-5000」、そして日本では今年11月の発売を予定しているレコードプレーヤー「GT-5000」というシステムでデモを行った。
欧州や北米への展開を強化するラックスマンは、2つのブースで同社製品をアピール。一方のブースでは、最新のアナログプレーヤー「PD-151」、プリメインアンプ「L-509X」などを、ドイツのハイエンドスピーカーブランド「ASCENDO」のスピーカーと組み合わせてデモを行っていた。
他にも最新モデルでは、新開発のトランス式アッテネーターを採用した真空管プリアンプ「CL-1000」、真空管サウンドを手軽に楽しめるコンパクトシステム「Neo Classico II」などが展示されていた。
オーディオ専業のハイエンド系ブランドについても、DS Audio、SPEC、AIR TIGHT、TechDAC、SAECなど多数のブランドが注目を集めていた。これらブースについては別記事で紹介する。