公開日 2019/05/18 20:51
メーカー合同試聴会も盛況
<アナログオーディオフェア>テクニクスのHi-Fi入門機「SL-1500C」が登場/Pro-jectの新ハイエンドターンテーブルも出展
編集部:成藤 正宣
アナログオーディオ関連イベント「アナログオーディオフェア2019」が、本日5月18日と翌19日の2日間、東京・秋葉原の損保会館で開催される。入場は無料。本稿では、会場5階の各部屋で行われたメーカー出展の模様をお伝えする。
502号室では、Technics(テクニクス)が製品展示と試聴会を実施。歴代ターンテーブルや、およそ11年ぶりの発売となるDJ向けターンテーブル新モデル「SL-1200Mk7」(関連ニュース)、オールインワンオーディオ“OTTAVA” に加え、来月発売となる新モデル「SL-1500C」が公開されていた。
SL-1500Cは、これまでブランドで培ってきた技術を投入することで、音質を高めつつ価格を抑えたモデル(関連ニュース)。レコード終端で自動的にアームを上げるオートアームリフトの搭載、音質に配慮した自社製フォノイコライザーの内蔵など使い勝手を追求したほか、オルトフォン製カートリッジがはじめから同梱されており、購入してすぐにレコード再生を楽しめる入門機としても位置づけられている。
SL-1500Cは評論家や開発者が登壇する試聴会でも用いられた他、来場者からトーンアームの高さ調整やオートリフトの仕組みなど製品に関する質問がつぎつぎと寄せられ、注目を集めていた。
502号室では、ディーアンドエムホールディングス/オーディオデザイン/サンバレー/知名オーディオの4社が合同試聴会を実施。各社の製品を組み合わせた試聴システムを用意していた。
Pro-ject/DENONブランドを取り扱うディーアンドエムホールディングスからは、Pro-jectブランドから9月に発売を予定するターンテーブル「XTENSION12RS」が参考出展された。ブランドの中核シリーズ「Xライン」のトップエンドモデルという位置づけで、質量5.7kgに及ぶアルミニウム製プラッターやネオジウムマグネットを使った防振機構などを備えるベルトドライブ式ターンテーブルとなっている。また、日本独自の仕様として、トーンアームにOrtofonの12インチロングアーム「RS-309D」が同梱される。価格は700,000円前後を予定しているとのこと。
オーディオデザインからは、昨年末から1,000,000円で受注を開始した、プリアンプとしての機能も内蔵するMM/MCフォノアンプ「DCEQ-1000」(関連ニュース)が、サンバレーからは、組み立てキットという形で販売される真空管パワーアンプ「SV-S1628D」(129,000円〜/税抜)や「SV-1616D」(80,000円〜/税抜)などの真空管アンプが出展。また、沖縄の知名オーディオは、専用アンプとセットになった円柱状の無指向性スピーカーを出展。専用アンプの回路にははんだ付けの代わりに電気溶接が用いられ、音質への影響を排除しているのだという。
505号室では、光城精工/サエクコマース/前園サウンドラボ(ZONOTONE)/アイシン高丘(TAOC)の4社が合同試聴会を開催。試聴は約30分ごとにテーマを変えて行われ、複数の製品を比較するプログラムも充実している。
光城精工の電源アクセサリー「ArayMK IISE」と「DA-6」、TAOCのオーディオラック「XL-3S-WD」と「MSMKII-3S」など同メーカー製品の比較はもちろん、ZONOTONEとサエクのスピーカーケーブル/ラインケーブル比較というメーカーの垣根を超えたプログラムも催され、製品だけでなくメーカーごとの特色も味わえた。
501号室では、ラックスマン/オヤイデ電気/フィデリティゲートの3社が試聴会を開催。ラックスマンの試聴ではFOCALのスピーカー「KANTA N゜2」(関連ニュース)を中心に、アナログプレーヤー「PD-171A」「PD-151」、フォノアンプ「EQ-500」「E-250」など複数の組み合わせでレコード再生が行われ、製品それぞれの特徴がアピールされた。
オヤイデ電気は同社のケーブルの他、スウェーデン・Entreqブランドの仮想アースの小型モデルを出展。フィデリティゲートは同社制作のオーディオケーブルのデモンストレーションを行った。
504号室では、Aurorasound/ViV labratory/Wefieldウインテストの3社が合同試聴会を開催。試聴システムには、Aurorasoundから真空管とディスクリート半導体のハイブリッドパワーアンプ「PADA」や左右完全独立構造のLCR型フォノイコライザー「VIDA Supreme」、ViV labratoryからピボット部をオイルに浮かべることで制振性を高めたトーンアーム「Rigid Float」シリーズが採用。
またWefieldウインテストはamphionブランドのスピーカーから、独自技術により設置環境に左右されにくい優れたパフォーマンスを発揮できるというフラグシップモデル「Krypton3」、ミドルクラスの「Argon7LS」「Argon3S」を出展(関連ニュース)。フリー試聴の他、オーディオ評論家を招いた90分の試聴イベントも催された。
506号室では、初出展の住宅環境設備(株)がユニークな製品「弦奏」のデモンストレーションを行った。これはギター、ヴァイオリン、琴など弦楽器に取り付けることで、楽器をあたかもスピーカーのように使えるというもの。楽器の構造を活かしているため柔らかくもハッキリとした音が楽しめるとのことで、アナログサウンドの楽しみ方のひとつとして提案していた。
502号室では、Technics(テクニクス)が製品展示と試聴会を実施。歴代ターンテーブルや、およそ11年ぶりの発売となるDJ向けターンテーブル新モデル「SL-1200Mk7」(関連ニュース)、オールインワンオーディオ“OTTAVA” に加え、来月発売となる新モデル「SL-1500C」が公開されていた。
SL-1500Cは、これまでブランドで培ってきた技術を投入することで、音質を高めつつ価格を抑えたモデル(関連ニュース)。レコード終端で自動的にアームを上げるオートアームリフトの搭載、音質に配慮した自社製フォノイコライザーの内蔵など使い勝手を追求したほか、オルトフォン製カートリッジがはじめから同梱されており、購入してすぐにレコード再生を楽しめる入門機としても位置づけられている。
SL-1500Cは評論家や開発者が登壇する試聴会でも用いられた他、来場者からトーンアームの高さ調整やオートリフトの仕組みなど製品に関する質問がつぎつぎと寄せられ、注目を集めていた。
502号室では、ディーアンドエムホールディングス/オーディオデザイン/サンバレー/知名オーディオの4社が合同試聴会を実施。各社の製品を組み合わせた試聴システムを用意していた。
Pro-ject/DENONブランドを取り扱うディーアンドエムホールディングスからは、Pro-jectブランドから9月に発売を予定するターンテーブル「XTENSION12RS」が参考出展された。ブランドの中核シリーズ「Xライン」のトップエンドモデルという位置づけで、質量5.7kgに及ぶアルミニウム製プラッターやネオジウムマグネットを使った防振機構などを備えるベルトドライブ式ターンテーブルとなっている。また、日本独自の仕様として、トーンアームにOrtofonの12インチロングアーム「RS-309D」が同梱される。価格は700,000円前後を予定しているとのこと。
オーディオデザインからは、昨年末から1,000,000円で受注を開始した、プリアンプとしての機能も内蔵するMM/MCフォノアンプ「DCEQ-1000」(関連ニュース)が、サンバレーからは、組み立てキットという形で販売される真空管パワーアンプ「SV-S1628D」(129,000円〜/税抜)や「SV-1616D」(80,000円〜/税抜)などの真空管アンプが出展。また、沖縄の知名オーディオは、専用アンプとセットになった円柱状の無指向性スピーカーを出展。専用アンプの回路にははんだ付けの代わりに電気溶接が用いられ、音質への影響を排除しているのだという。
505号室では、光城精工/サエクコマース/前園サウンドラボ(ZONOTONE)/アイシン高丘(TAOC)の4社が合同試聴会を開催。試聴は約30分ごとにテーマを変えて行われ、複数の製品を比較するプログラムも充実している。
光城精工の電源アクセサリー「ArayMK IISE」と「DA-6」、TAOCのオーディオラック「XL-3S-WD」と「MSMKII-3S」など同メーカー製品の比較はもちろん、ZONOTONEとサエクのスピーカーケーブル/ラインケーブル比較というメーカーの垣根を超えたプログラムも催され、製品だけでなくメーカーごとの特色も味わえた。
501号室では、ラックスマン/オヤイデ電気/フィデリティゲートの3社が試聴会を開催。ラックスマンの試聴ではFOCALのスピーカー「KANTA N゜2」(関連ニュース)を中心に、アナログプレーヤー「PD-171A」「PD-151」、フォノアンプ「EQ-500」「E-250」など複数の組み合わせでレコード再生が行われ、製品それぞれの特徴がアピールされた。
オヤイデ電気は同社のケーブルの他、スウェーデン・Entreqブランドの仮想アースの小型モデルを出展。フィデリティゲートは同社制作のオーディオケーブルのデモンストレーションを行った。
504号室では、Aurorasound/ViV labratory/Wefieldウインテストの3社が合同試聴会を開催。試聴システムには、Aurorasoundから真空管とディスクリート半導体のハイブリッドパワーアンプ「PADA」や左右完全独立構造のLCR型フォノイコライザー「VIDA Supreme」、ViV labratoryからピボット部をオイルに浮かべることで制振性を高めたトーンアーム「Rigid Float」シリーズが採用。
またWefieldウインテストはamphionブランドのスピーカーから、独自技術により設置環境に左右されにくい優れたパフォーマンスを発揮できるというフラグシップモデル「Krypton3」、ミドルクラスの「Argon7LS」「Argon3S」を出展(関連ニュース)。フリー試聴の他、オーディオ評論家を招いた90分の試聴イベントも催された。
506号室では、初出展の住宅環境設備(株)がユニークな製品「弦奏」のデモンストレーションを行った。これはギター、ヴァイオリン、琴など弦楽器に取り付けることで、楽器をあたかもスピーカーのように使えるというもの。楽器の構造を活かしているため柔らかくもハッキリとした音が楽しめるとのことで、アナログサウンドの楽しみ方のひとつとして提案していた。