トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2020/09/18 20:00
様々な独自技術でノイズや歪みを抑制

Benchmark、ノイズや歪みを徹底的に抑えたUSB-DAC「DAC 3」/プリアンプ「LA4」

編集部:成藤 正宣
エミライは、同社が取り扱うBenchmark Media Systemsから、複数の独自技術でノイズや歪みを低減したUSB-DAC「DAC3 HCG」「DAC3 B」、および純アナログのプリアンプ「LA4」を10月9日に発売する。いずれも価格はオープン。

●USB-DAC「DAC3 HCG」(Black/Silver):市場想定価格293,000円前後(税抜)
●USB-DAC「DAC3 B」(Black/Silver):市場想定価格225,000円前後(税抜)

「DAC3 HCG」(Black/Silver)

「DAC3 B」(Black/Silver)

●プリアンプ「LA4」(Black/Silver):市場想定価格331,000円前後(税抜)

「LA4」(Black/Silver)

「DAC3 HCG」「DAC3 B」はESS社の「ES9028PRO」DACチップを採用するUSB-DAC。ES9028PROの構造を活用した「クアッド32ビット・バランスD/A変換システム」をはじめ、様々な独自技術を搭載し、ノイズを非常に低く抑えて「優れた音楽的ディテールと正確なステレオイメージングを実現」するとしている。

「クアッド32ビット・バランスD/A変換システム」は、ES9028PROが備える8ch分の出力を足し合わせ、2chのバランスアナログ出力を行うというもの。単純に2ch分の出力だけを使用するのに比べSN比は6dB向上し、全高調波歪率も改善するという。

また、わずか6ミリ秒の早さで正確な位相精度でロックするというジッター減衰システム「UltraLock3」により、ジッターに起因する歪みやノイズを140dB以上抑制。さらに0dBFSの信号でも3.5dBのヘッドルームを確保する「ハイ・ヘッドルームDSP」を搭載し、クリッピングによるノイズの発生を防止する。

USB接続ではUSB Audio 2.0/DSD/USB Audio 1.1に対応。通信はアシンクロナス(非同期)で行われる。最大でPCM 192kHz/24bit、DSD 2.8MHzネイティブ再生をサポートする。XLR出力にはローインピーダンスのパッシブアッテネーターを搭載し、パワーアンプとのゲイン・ステージングを最適化する。

電源は分散型電源レギュレーション設計を採用し、可能な限りノイズを低減。さらに重要なサブシステムには最低1つの低ノイズ電圧レギュレーターを配置しており、電源由来のノイズを徹底的に排除するという。

DAC3 HCGのみ、ダイナミックレンジを犠牲にせずゲインを調整できるという独自機構「ハイブリッド・ゲイン・コントロール機能」を搭載。また、1.25W(@30Ω)の大出力と0.11Ωの低インピーダンスを両立したヘッドホンアンプ回路「HPA2」や、ホームシアターシステムとの連携に便利なユニティ・ゲイン機能も内蔵する。

DAC3 HGCのみ、独自のゲインコントロールやヘッドホンアンプ等追加の機能が搭載される

入力端子は、DAC3 HCGがUSB×1系統/光デジタル×2系統/同軸デジタル×2系統/RCAアンバランス×2系統を搭載。DAC3 BがUSB×1系統/光デジタル×2系統/同軸デジタル×2系統を搭載する。

出力端子は、DAC3 HCGがXLRバランス×1系統/RCAアンバランス×2系統/6.3mmヘッドホン×2系統を搭載。DAC3 BがXLRバランス×1系統/RCAアンバランス×1系統を搭載する。

DAC3 HGC背面

DAC3 B背面

外形寸法は、DAC3 HCGが249W×44.5H×237Dmm、DAC3 Bが249W×44.5H×220Dmm。質量は共通して約1.36kg。

「LA4」は、今年7月17日に発売したヘッドホン/プリアンプ「HPA4」と共通の基本設計を採用しつつ、リファレンスクラスのDACとパワーアンプをつなぐプリアンプとして機能を特化させたモデル。信号経路は純粋なアナログ回路のみで構成し、類を見ないレベルの低歪によりDACやパワーアンプの性能を引き出すとしている。

LA4は、先に発売されたヘッドホン/プリアンプ「HPA4」と基本設計は共通だが、よりプリアンプとしての機能に特化する

回路には最高級のゴールドコンタクトリレーを採用し、左右独立構成の256ステップのアッテネーター、高精度のメタルフィルム抵抗で構成した計40個の精密リレー、高精度な光学式エンコーダー等を搭載。0.5dB単位で256ステップの正確な音量調整を可能としている。

また、0.01Hzから500kHzまでと極めて広い帯域幅や、SN比137dB、歪率0.0006%等特性にも優れ、入力された信号にノイズや歪みを加えることなく最適なゲインでパワーアンプまで出力できる。

筐体はブラッシュ仕上げを施したアルミニウム製で、前面パネルにはタッチ操作対応スクリーンを搭載。入力切り替えやミュート、左右音量のバランスコントロール、入力レベルオフセット調整等の操作が可能。別売りオプションのリモコンからの操作にも対応する。

オプションのリモコンはアルミダイキャスト製。LA4のほか、DAC3/HPA4にも対応する。予想実売価格は税抜15,000円前後

入力端子としてXLRバランス×2系統/RCAアンバランス×2系統を搭載。出力端子としてXLRバランス×1系統/RCAアンバランス×1系統を搭載する。その他、サブウーファーとの接続に用いるモノ・サム出力、12Vトリガーポートも搭載する。

LA4 背面

外形寸法は220W×98.6H×212Dmm(脚部含む)、質量は約3.63kg。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB