トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2021/07/05 10:55
コルグ直営スタジオで配信パッケージの提供も

4K/ハイレゾ対応の動画配信システム「Live Extreme」が機能強化。比較視聴可能なサンプル音源も公開開始

編集部:小野佳希
コルグは、4Kやハイレゾでの動画配信が可能なシステム「Live Extreme」の機能を強化。HLS形式の配信にも対応したことにより、従来非対応だったiPhoneを含む、全ての代表的なプラットフォームでのウェブブラウザ再生に対応したことや、世界で初めてマルチチャンネルによるハイレゾ音声のライブストリーミング配信が可能になったことなどを発表した。

ほぼすべてのOS、ほぼすべてのブラウザでの再生に対応

また、Live Extreme公式サイトをリニューアルし、フォーマットの違いを比較試聴できるサンプルコンテンツも公開。そのほか、直営スタジオ「G-ROKS」にて「Live Extreme 配信パッケージ」の提供を開始したことも発表した。

公式サイトをリニューアル

Live Extremeの機能強化では、まず再生対応プラットフォームを拡張。MPEG-DASHに加え、HLS形式の配信にも対応し、従来非対応だったiPhoneを含む、全ての代表的なプラットフォームでのウェブブラウザ再生に対応した。

また、今回のアップデートで、OS標準のマルチメディア再生APIやソフトウェア・ライブラリとの再生互換性も確保されたことから、ハイレゾやDSDの再生に対応したネイティブアプリの開発が容易になったと説明。Live Extreme再生に対応したネイティブアプリのサンプル・プログラムを用意し、今後Live Extremeのシステム導入企業へ技術提供していく。

そして、世界初(コルグ調べ)のマルチチャンネルハイレゾ音声ライブストリーミング配信は、最大PCM 384kHz/24bit、DSD 5.6MHzに対応。同機能は、サラウンド音声としての配信だけでなく、最大4系統のステレオ音声(主音声+副音声)の配信としても利用できる。これにより、例えば7.1chや5.1.2chハイレゾ音声によるパブリック・ビューイングや、ミキシング違いによる複数音声の同時配信など従来のストリーミング技術では困難だったアプリケーション創出が可能になるとしている。

公式サイトのリニューアルでは、過去に配信したコンテンツのサンプルを無償公開。そのほか、Live Extreme関連ニュースや、Live Extremeを使った今後の配信予定スケジュールなどの情報を発信していく。また、開発者ブログや音声メディアを使った技術情報の発信を順次開始していく予定だとしている。

サンプルコンテンツは、阪田知樹によるショパン(バラキレフ編曲)「ロマンス」、TENDRE「Life」、藤田恵美「The Water is Wide」を用意。同じ曲でフルHD+48kHz/24bitや4K+192kHz/24bitなどフォーマット違いを公開しており、聴き比べできるようになっている。

【問合せ先】
コルグ 技術開発部 Live Extreme 担当
EMAIL/ live-extreme@korg.co.jp

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 文化庁、BDレコーダーに掛かる私的録音録画補償金額を認可。1台当たり税抜182円が上乗せへ
2 テクニクス、新完全ワイヤレスイヤホン投入を予告。ティザー映像を公開
3 アップル初売りが新年1/2からスタート。対象iPhone購入で最大3万円のギフトカードをプレゼント
4 なぜ? 実は「大きいほど人気」なPolk Audioのスピーカー、全3シリーズの“大型モデル”比較試聴でわかった魅力
5 CD再生は “クロック” でさらに化ける!プロ機譲りの実力機、MUTEC「MC-3+」の音質グレードアップ技
6 評論家イチオシ!LUMIN「P1 mini」レビュー。「驚くほどの音質の良さが体験できた」
7 名盤『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の新たな船出。リミックスという選択に挑んだエンジニアの声を訊く
8 VGP2025・優秀賞獲得モデルから厳選!審査員5名が “絶対推し” のデノン/マランツ/B&W/DALI
9 アキュフェーズのフラグシップアンプ「E-800S」が堂々初登場3位<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
10 Qobuz開始の波及効果大。ネットワークオーディオ関連の需要拡大<販売店の声・売れ筋ランキング11月>
12/27 12:04 更新

WEB