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公開日 2021/11/17 19:50
22.2chスピーカーチェアの視聴体験も可能

<Inter BEE>Shureやゼンハイザーなど多彩なプロオーディオ機器が展示。フォステクスからは新アクティブモニターも

編集部:松永達矢
Inter BEE2021(2021年国際放送機器展)が、本日11月17日(水)から19日(金)にかけて、幕張メッセにて開催されている。昨年はオンラインのみの開催であったが、本年はリアルとオンライン(12/17まで)の二会場での実施となる。本稿ではイベントに出展しているゼンハイザー、Shure、フォステクス、アストロデザインの様子を紹介する。

■ゼンハイザー

ゼンハイザーは、ライブイベントなどの収録に活用されるデジタルワイヤレスシステム「Digital 6000」を中心として、プロオーディオ系のプロダクトを多数展示。「MD 435」「MD 445」といったマイクなど様々な録音機材が並ぶなか、モニタリングイヤホンとして「IEシリーズ」の展示も行われていた。

ダイナミックマイク「MD 435」「MD 445」

モニタリングイヤホンとして「IEシリーズ」の展示も実施

また同社取扱ブランドであるノイマンでは、DSP搭載アクティブスピーカーに対応するキャリブレーション用測定マイク「MA1」のデモンストレーションをブース内で実施。アクティブスピーカー「KH 80 DSP」を用いた音響補正の効果オン・オフによる音質の変化を体験することができる。

ノイマンのキャリブレーションマイク「MA1」による音場補正をデモ体験可能だ

■Shure

Shureのブースでは、放送・中継用のデジタルシステムを軸とした展示を行いながら、テレワークにおけるウェブ会議/カンファレンスといった需要に答えるマイク製品群を展示。ハイエンドマイクに混じり、USBマイク「MV5C」や「MV51」などデスクトップユースに適したモデルが紹介されていた。

制作・プロ用の展示の中にテレワーク向けのソリューションとしてデスクトップユースのマイクの展示も

また、プロのPAを招いた「PRO TECH TALK」を13時半から3日間連続で実施。開始時刻にブースを訪れたところ、平日・初日の開催にも関わらず、ブース付近には耳を傾けるユーザーの姿が多く見られた。

Shureブースの外観

■フォステクス

フォステクスではモニタースピーカー “RSシステム” の新モデル「RS10A」を初展示。同シリーズ「RS-N2」の忠実再生性能をさらに高めたアクティブ仕様のモデルとなっている。注文時の指定が必要となるが、トゥイーターとミッドレンジユニットが搭載されたバッフルボードを90度回転させることで横置きにも対応する。

初展示となるアクティブモニタースピーカー「RS10A」

3ウェイバスレフ式で、Hyper社製のDクラスアンプを搭載し、低・中・高域をバイアンプ方式で駆動する。参考価格は1台1,800,000円。ブース内にはその他RSシリーズのスピーカーも多数用意されていた。

これまでのRSシリーズもブース内に展示されていた

■アストロデザイン

アストロデザインのブースでひと際目を引くのは、同社が取り扱うオーディオハート製の22.2chオーディオ対応チェアスピーカー「“TamaToon” SA-1852」の展示。会場で実際に8K/22.2chコンテンツの視聴も可能となっている。

8Kコンテンツを用いたオーディオハート製22.2chオーディオ対応チェアスピーカーの視聴デモを実施

チェアスピーカーと最大32個のスピーカーを駆動するマルチチャンネルパワーアンプ「PA-1853」「RB-1853」と組み合わせたシステム提案

また、本製品に対応するソリューションとして、最大32個のスピーカーを駆動するマルチチャンネルパワーアンプ「PA-1853」「RB-1853」と組み合わせたシステム提案なども行われていた。

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