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公開日 2022/01/27 11:54
ロータリースイッチでコンデンサーと抵抗を切替

オーロラサウンド、ターンオーバー/ロールオフを独立で調整できるフォノEQ「EQ-100」

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
オーロラサウンドは、ターンオフ/ロールオーバーをそれぞれ独立で調整できる可変マルチカーブフォノイコライザー「EQ-100」を発売する。価格は272,800円(税込)で、一般販売は4月28日より開始する。

「EQ-100」

EQ-100は、フロントパネルのつまみによって、低域補正のターンオーバーと、高域補正のロールオフそれぞれ10種類を完全独立で調整できることを特徴としたフォノイコライザー。RIAAカーブをはじめ、AES、DECCA、Columbia、NAB等の代表的なカーブもプリセットしやすいとしている。

それぞれの可変値は、ロータリースイッチでコンデンサーと抵抗を切り替える方式。コンピューターを用いた回路シミュレーターで各フィルター回路を緻密に計算し、Audio Precision社の測定器で確認した上で調整されているという。

入力はMM/MCカートリッジの双方に対応、またMM入力ではバリアブルリラクタンス型に最適な負荷(VR-1)や放送局型、バックマン型など(VR-2)にも対応。大型のミュートボタンに加え、RIAAとその他のカーブが瞬時に切り替えできるスイッチも搭載する。

なお、ステレオカートリッジを接続した場合、内部でモノラル信号に変更されて出力される。本機を2台用意することで、L/R独立したステレオフォノイコライザーとしても使用できる。

アンプ回路には、同社のフォノイコライザー「VIDA-MkII」と同じアンプモジュールを採用。バーブラウンのOPA627やリニアテクノロジーのLT1028、コンデンサーはドイツのWIMAや国産のポリプロプレン型、抵抗はTAKMANなど、吟味された部品を惜しみなく搭載している。回路は各ブロック内で最短で配線されるように配置され、グランドパターンの分離といった配慮もなされている。

ビンテージ機器と調和するような外装デザインと木製の枠を備えるほか、パネルが操作しやすいように折り畳み式のチルトスタンドも装備する。サイズは260W×250D×100Hmm、質量は約2.7kg。

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