公開日 2023/02/08 19:50
3機種を用意
国内初のGAUDER AKUSTIKスピーカー特別試聴企画、ホーム商会で2/12まで
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
2月12日までの期間限定で、ドイツのスピーカーブランドGAUDER AKUSTIK(ガウダー・アクースティック)のスピーカー3機種が試聴できる特別企画が開催されている。会場はオーディオ専門店「ホーム商会」。GAUDER AKUSTIKが国内で試聴できる初の機会となる。
GAUDER AKUSTIKは、ドイツ・シュトゥットガルト近くに拠点を置くハイエンドスピーカーブランド。「LOUDSPEAKERS FOR LIFE」をブランドコンセプトに掲げており、1990年の創業以来、すべてドイツ生産・ハンドメイドにこだわってスピーカー製品を展開してきた。シュトゥットガルトはポルシェやボッシュの本拠地を有するドイツ有数の工業都市であり、車載として要求される精度の高い加工技術を持つカンパニーが数多く展開している。そういった加工技術が、GAUDER AKUSTIKのスピーカーにも生かされているという。
今回の特別企画に際し、GAUDER AKUSTIK社長のDr.Roland GauderとセールスマネージャーのVolker Spechtも来日しており、ブランドの音作りのこだわりについて直接話を聞くこともできる。なお、現時点では国内で正式なディストリビューターが決定していない。来日の目的のひとつは「日本のオーディオマーケットを研究するとともに、パートナーとなるディストリビューターを探すことです」と社長のGauder氏は期待を寄せる。
今回試聴できるのは、「CAPELLO100」「BERLINA RS7」「DARC200」の3種類。「BERLINA RS7」「DARC200」については、厚さ5cm程度の馬蹄形のパーツ(木材または金属)を積み上げ、間にダンパー材を挟むリブ構造が特徴となっている。「BERLINA RS7」は木材を、「DARC200」は金属のパーツを積み上げて作られている。またユニットもすべて自社のクロスオーバーに合わせて最適に設計されたオリジナルモデルを使用しているという。
足元はギアで高さ調整ができるようになっており、正確な水平を取ることもできる。世界的にもすでに高い評価を獲得しており、ドイツのオーディオ専門誌「STEREO」や、アメリカ・the absolute soundのGOLDEN EAR AWARDなども獲得している。
「BERLINA RS7」のサウンドは、いかにも“ドイツ・メイド”と言いたくなる堅牢かつアキュレートなサウンドが印象的。かっちりと引き締まった音像で、低域から高域まで全帯域をきっちり描き出してくる豊かさは、例えばブルックナーの交響曲などは非常によく似合う。
ひとつ上のグレードである「DARC200」は、そこにさらに妖艶さや豊かな表現力が加わった印象。女性ヴォーカルやラテンギターなどの鋭いパッセージも情感豊かに描き出す。
「ユーザーから、しばしば“周波数特性はどうなのか?”というようなことを聞かれることもあります。しかし、私たちが聴いているのはあくまで音楽であり、スイープ信号ではありません。私は科学者でもありますから、測定の重要さはもちろん分かっています。ですが、ハイエンドのスピーカーというのはそれだけでは決して判断できないものです。むしろ、私たちはインパルス応答をより重視していますね。ギターの音の立ち上がりなどは、時間軸方向の正確さが大切です。それぞれのユニットを厳密にチューニングすることで、立ち上がりの良いスピーカーとすることを意識しています」(Gauder氏)
他に変わった特徴としては、低域のロールオフをコの字型の金属パーツでコントロールできるようになっている。スピーカーの背面に、パーツを差し込む穴が空いており、部屋の環境に合わせたチューニングが可能。また、トゥイーターユニットについてはダイヤモンド製とベリリウム製を選択できる。Gauder氏は「素材は重要ではありません」と前置きし、「どちらがより好ましいか、ご自身の耳で判断してください」と語る。
なお、スピーカーの他にも2年前から「CLEARWATER」というケーブルブランドもスタート。今回の試聴ではスピーカーケーブルに同社のケーブルが活用されている。
現在、ドイツ本国以外にも世界30カ国以上に輸出されており、特にタイやベトナムの市場の盛り上がりは大きく、アジア市場には大きな期待を寄せているという。
国内には正式に導入されていない“ドイツ・メイド”のスピーカーを聴くことができる貴重な機会となるため、ご興味のある方はぜひホーム商会に足を運んでほしい。
ホーム商会 information■
場所 東京都目黒区鷹番3-21-21
東急東横線・学芸大学駅より徒歩3分
TEL:03-3711-0600
営業時間 11:00〜18:30
定休日 毎週木曜日、毎月第三水曜日
GAUDER AKUSTIKは、ドイツ・シュトゥットガルト近くに拠点を置くハイエンドスピーカーブランド。「LOUDSPEAKERS FOR LIFE」をブランドコンセプトに掲げており、1990年の創業以来、すべてドイツ生産・ハンドメイドにこだわってスピーカー製品を展開してきた。シュトゥットガルトはポルシェやボッシュの本拠地を有するドイツ有数の工業都市であり、車載として要求される精度の高い加工技術を持つカンパニーが数多く展開している。そういった加工技術が、GAUDER AKUSTIKのスピーカーにも生かされているという。
今回の特別企画に際し、GAUDER AKUSTIK社長のDr.Roland GauderとセールスマネージャーのVolker Spechtも来日しており、ブランドの音作りのこだわりについて直接話を聞くこともできる。なお、現時点では国内で正式なディストリビューターが決定していない。来日の目的のひとつは「日本のオーディオマーケットを研究するとともに、パートナーとなるディストリビューターを探すことです」と社長のGauder氏は期待を寄せる。
今回試聴できるのは、「CAPELLO100」「BERLINA RS7」「DARC200」の3種類。「BERLINA RS7」「DARC200」については、厚さ5cm程度の馬蹄形のパーツ(木材または金属)を積み上げ、間にダンパー材を挟むリブ構造が特徴となっている。「BERLINA RS7」は木材を、「DARC200」は金属のパーツを積み上げて作られている。またユニットもすべて自社のクロスオーバーに合わせて最適に設計されたオリジナルモデルを使用しているという。
足元はギアで高さ調整ができるようになっており、正確な水平を取ることもできる。世界的にもすでに高い評価を獲得しており、ドイツのオーディオ専門誌「STEREO」や、アメリカ・the absolute soundのGOLDEN EAR AWARDなども獲得している。
「BERLINA RS7」のサウンドは、いかにも“ドイツ・メイド”と言いたくなる堅牢かつアキュレートなサウンドが印象的。かっちりと引き締まった音像で、低域から高域まで全帯域をきっちり描き出してくる豊かさは、例えばブルックナーの交響曲などは非常によく似合う。
ひとつ上のグレードである「DARC200」は、そこにさらに妖艶さや豊かな表現力が加わった印象。女性ヴォーカルやラテンギターなどの鋭いパッセージも情感豊かに描き出す。
「ユーザーから、しばしば“周波数特性はどうなのか?”というようなことを聞かれることもあります。しかし、私たちが聴いているのはあくまで音楽であり、スイープ信号ではありません。私は科学者でもありますから、測定の重要さはもちろん分かっています。ですが、ハイエンドのスピーカーというのはそれだけでは決して判断できないものです。むしろ、私たちはインパルス応答をより重視していますね。ギターの音の立ち上がりなどは、時間軸方向の正確さが大切です。それぞれのユニットを厳密にチューニングすることで、立ち上がりの良いスピーカーとすることを意識しています」(Gauder氏)
他に変わった特徴としては、低域のロールオフをコの字型の金属パーツでコントロールできるようになっている。スピーカーの背面に、パーツを差し込む穴が空いており、部屋の環境に合わせたチューニングが可能。また、トゥイーターユニットについてはダイヤモンド製とベリリウム製を選択できる。Gauder氏は「素材は重要ではありません」と前置きし、「どちらがより好ましいか、ご自身の耳で判断してください」と語る。
なお、スピーカーの他にも2年前から「CLEARWATER」というケーブルブランドもスタート。今回の試聴ではスピーカーケーブルに同社のケーブルが活用されている。
現在、ドイツ本国以外にも世界30カ国以上に輸出されており、特にタイやベトナムの市場の盛り上がりは大きく、アジア市場には大きな期待を寄せているという。
国内には正式に導入されていない“ドイツ・メイド”のスピーカーを聴くことができる貴重な機会となるため、ご興味のある方はぜひホーム商会に足を運んでほしい。
ホーム商会 information■
場所 東京都目黒区鷹番3-21-21
東急東横線・学芸大学駅より徒歩3分
TEL:03-3711-0600
営業時間 11:00〜18:30
定休日 毎週木曜日、毎月第三水曜日
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