公開日 2023/02/14 10:24
1000万円超えの高級オーディオシステムも
<大阪オートメッセ>高音質カーオーディオからお手軽キットまで。オーディオ関連ブース集中レポート
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
2月10日(金)より13日(日)まで、インテックス大阪にて「大阪オートメッセ2023」が開催されていた。“車をカスタマイズする”楽しさを伝えるこのイベントの模様を、オーディオ関係などを中心にレポートしよう。
オートメッセは1997年より大阪で開催されているモーターショウ。「東のオートサロン、西のオートメッセ」と言われるほど、国内最大規模のクルマのイベントのひとつである。新型コロナウイルスの影響でここ数年は規模を縮小しての開催となっていたが、2023年は久しぶりにインテックス大阪1号館から6号館まで使う“フルスペック”での開催が実現した。260の出展者と560台の車が集結、様々なスタイルのクルマのエンターテイメントを提案するイベントとなっている。
オープニングセレモニーにおいて、オートメッセ実行委員長の小林匡朗氏は、「カスタマイズは車に対する愛情表現です」と語り、「車はいま100年に一度の変革のときと言われています。コロナや国際紛争によってエネルギーポートフォリオが見直されているなか、変化は進化のチャンスと捉え、愛する車とともに新しい時代を切り開きましょう」と力強く宣言。
初日となる10日(金)は平日、かつあいにくの空模様にも関わらず、朝9時の開場時から来場者が詰めかけ熱気に溢れていた。実行委員会によると初日の来場者は約3万9000人、3日間通しての全来場者は20万人を超えたと発表されており、パンデミック以前の水準に戻りつつあるという。
大阪オートメッセには、派手な意匠を凝らしたドレスアップカーはもちろん、HONDAのSuper GT GT500に参戦予定のレーシングマシンのコンセプトモデル、TOYOTAが提案する実験段階の水素エンジンカーなど、クルマ文化の広がりを示すさまざまな展示がなされている。またキャンプやBBQなどアウトドアの楽しみに寄り添うキャンピングカーの展示も多く見られた。
“高音質”にこだわるカーオーディオ関連のクルマは、「サイレントホール」と言われる6号館B棟に5台が集結。他のフロアではDJパフォーマンスや巨大サブウーファーを車体に積み、爆音とライトアップで魅せるクルマなども展開されているが、こちらはあくまで「ドライブ中の車内環境の高音質化」「ロードノイズ対策による車内の静音化」がテーマ。
コンテストの上位入賞カーBMWの「X6」は、スピーカーやアンプ、DSP等のオーディオだけで1000万円を超える本格的なカーオーディオを構築。YouTubeでこのクルマの存在を知り来場するカーオーディオファンも多く、国内最高峰のカーオーディオのサウンドに驚嘆の声をあげる。
また三菱アウトランダーでは、クルマへの施工を最小限にした上で音質を追求するシステムプランを提案。福井県のカーオーディオショップ、マリノサウンドが施工を担当しており、モレルのELATE CARBONシリーズ3ウェイに、リアドアにもウーファーを搭載。サブウーファーなどで座席を潰すことなく、家族7人が座れるスペースを確保しつつも音質を妥協しない方法を具体的に紹介する。
そのほか、パイオニアはカロッツェリアとサイバーナビを中心に展開。カロッツェリアでは小林可夢偉選手のヘルメットのデザインを踏襲したユニットも展示。ジムニー専用スピーカーの取付キットなど、手軽な施工で音を追求できるモデルも人気で、ブースでは実際の音が確認できるようになっている。またオンライン機能を強化した「楽ナビ」の最新モデルや、ドラレコとカーナビを一体化した「NP1」なども大きく展開されていた。
アルパインはアウトドアを楽しむライフスタイルの提案に加えて、ディスプレイオーディオやX PREMIUM SOUND SPEAKERのスピーカーユニットなどを展開。「カーオーディオを初めてグレードアップするならどうしたらいいのか」という若いユーザーからの質問も飛び交っていた。
他にも、e-sportsの体験コーナーや、5月に日本公開される映画「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)」関連の特別展示、大阪のグルメを楽しめる広いフードコートなど、家族揃って楽しめる工夫がなされている。もちろん華やかな衣装に身を包んだキャンペーンガールたちも各所に登場し来場者を楽しませる。
クルマは自分の持ち物だからこそ、どのようにカスタマイズするかも自由自在。単なる移動手段を超えて、「クルマとどう遊ぶのか」というオリジナリティ溢れるアイデアが集結し、目も耳も存分に満足させてくれるモーターショウとなっていた。
オートメッセは1997年より大阪で開催されているモーターショウ。「東のオートサロン、西のオートメッセ」と言われるほど、国内最大規模のクルマのイベントのひとつである。新型コロナウイルスの影響でここ数年は規模を縮小しての開催となっていたが、2023年は久しぶりにインテックス大阪1号館から6号館まで使う“フルスペック”での開催が実現した。260の出展者と560台の車が集結、様々なスタイルのクルマのエンターテイメントを提案するイベントとなっている。
オープニングセレモニーにおいて、オートメッセ実行委員長の小林匡朗氏は、「カスタマイズは車に対する愛情表現です」と語り、「車はいま100年に一度の変革のときと言われています。コロナや国際紛争によってエネルギーポートフォリオが見直されているなか、変化は進化のチャンスと捉え、愛する車とともに新しい時代を切り開きましょう」と力強く宣言。
初日となる10日(金)は平日、かつあいにくの空模様にも関わらず、朝9時の開場時から来場者が詰めかけ熱気に溢れていた。実行委員会によると初日の来場者は約3万9000人、3日間通しての全来場者は20万人を超えたと発表されており、パンデミック以前の水準に戻りつつあるという。
大阪オートメッセには、派手な意匠を凝らしたドレスアップカーはもちろん、HONDAのSuper GT GT500に参戦予定のレーシングマシンのコンセプトモデル、TOYOTAが提案する実験段階の水素エンジンカーなど、クルマ文化の広がりを示すさまざまな展示がなされている。またキャンプやBBQなどアウトドアの楽しみに寄り添うキャンピングカーの展示も多く見られた。
“高音質”にこだわるカーオーディオ関連のクルマは、「サイレントホール」と言われる6号館B棟に5台が集結。他のフロアではDJパフォーマンスや巨大サブウーファーを車体に積み、爆音とライトアップで魅せるクルマなども展開されているが、こちらはあくまで「ドライブ中の車内環境の高音質化」「ロードノイズ対策による車内の静音化」がテーマ。
コンテストの上位入賞カーBMWの「X6」は、スピーカーやアンプ、DSP等のオーディオだけで1000万円を超える本格的なカーオーディオを構築。YouTubeでこのクルマの存在を知り来場するカーオーディオファンも多く、国内最高峰のカーオーディオのサウンドに驚嘆の声をあげる。
また三菱アウトランダーでは、クルマへの施工を最小限にした上で音質を追求するシステムプランを提案。福井県のカーオーディオショップ、マリノサウンドが施工を担当しており、モレルのELATE CARBONシリーズ3ウェイに、リアドアにもウーファーを搭載。サブウーファーなどで座席を潰すことなく、家族7人が座れるスペースを確保しつつも音質を妥協しない方法を具体的に紹介する。
そのほか、パイオニアはカロッツェリアとサイバーナビを中心に展開。カロッツェリアでは小林可夢偉選手のヘルメットのデザインを踏襲したユニットも展示。ジムニー専用スピーカーの取付キットなど、手軽な施工で音を追求できるモデルも人気で、ブースでは実際の音が確認できるようになっている。またオンライン機能を強化した「楽ナビ」の最新モデルや、ドラレコとカーナビを一体化した「NP1」なども大きく展開されていた。
アルパインはアウトドアを楽しむライフスタイルの提案に加えて、ディスプレイオーディオやX PREMIUM SOUND SPEAKERのスピーカーユニットなどを展開。「カーオーディオを初めてグレードアップするならどうしたらいいのか」という若いユーザーからの質問も飛び交っていた。
他にも、e-sportsの体験コーナーや、5月に日本公開される映画「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)」関連の特別展示、大阪のグルメを楽しめる広いフードコートなど、家族揃って楽しめる工夫がなされている。もちろん華やかな衣装に身を包んだキャンペーンガールたちも各所に登場し来場者を楽しませる。
クルマは自分の持ち物だからこそ、どのようにカスタマイズするかも自由自在。単なる移動手段を超えて、「クルマとどう遊ぶのか」というオリジナリティ溢れるアイデアが集結し、目も耳も存分に満足させてくれるモーターショウとなっていた。
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