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公開日 2023/08/15 18:49
予選通過した10点を最終本選会で審査

第一回「全日本スマホスピーカースタンドコンテスト」グランプリが決定!

季刊・アナログ編集部
福井県のプロジェクタースクリーン専門店・シアターハウスは、主催を務める「木製iPhoneスピーカースタンドコンテスト」の本選会を8月3日に開催。コンテストでは、音が増幅される木製iPhoneスピーカースタンドのオリジナル作品を募り、そのクオリティが審査された。

本選会で受賞した作品5点

全国から総数30点が集まり、7月27日に行われた予選を10点が通過。8月3日に本選会が行われ、その中からグランプリが選出された。

本選会は福井駅前再開発ビル「アオッサ」研修室にて行われた

評価項目は音質(音量)、デザイン(作りの良さ)、独自性(アイデア)の3項目。見た目とのギャップを防ぐために音質評価はブラインド試聴にて行われた。

ブラインド試聴にて音質を審査

音質審査中の様子


作りの審査中の様子

作品説明の様子

グランプリ受賞は、福井県越前市の山口祐弘さんの作品。サイコロ状のケヤキを3段に積み重ねたもので、高さは約20cmほど。特にデザインの良さや発想のユニーク度が高く評価された(以下キャプションは審査委員長を務めたオーディオスペースコアの筏 隆市氏のコメント)。


グランプリ受賞作品。「見た目のバランスも良く、ユニークな発想がお見事。音量も十分に出ていました」(筏氏)
準グランプリは学生の作品で、レーザーカットのディフューザーを使用した独創性溢れる仕上がりが特徴的だ。


準グランプリ「ディフューザーで音を拡散しており中音域に癖のあるサウンドでしたが十分な音量を確保していました」(筏氏)
他3点は審査員特別賞を受賞。それぞれユニークかつ意外性のある音質(音量)によって選出された。


素材はウォールナットと福井県産材の杉材。 ボディーフォルムと素材のコントラストが美しい。(筏氏)


NC切削による精巧な作り。フィンが振動しつつ、バックロードホーンをこの大きさとデザインにまとめ上げられて、音量も十分出ていました。(筏氏)

上が高域ホーン、下がロードホーンと2ウェイで、スマホを上下で挟み込む構造。音量も十分あってオーディオ的。(筏氏)
今回が第一回目となったスマホスピーカーコンテスト。電気を使わず、100%アコースティックで音を増幅する方法を現代人が考え作品としたわけだが、アイデアも多岐にわたり、材質や構造、形状で音が変わることに、審査員たちはおおいに驚いたという。


本選まで残り受賞は逃したが、こんな作品もあった。「大型、重量級。スマホ部分に20mm厚の鏡面金属板があり、高域が綺麗に出ている。音量もバランス良く十分な印象」(筏氏)
グランプリ受賞者には賞金30万円が贈られた。製品化された暁には、利益の一部が還元される。本選会当日は地元のテレビ局や新聞社も取材に来て報道されるなど注目を集めていた。

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