公開日 2024/06/22 15:28
“作り手から聴き手まで”ソニーサウンドを提供
<OTOTEN>ソニー、「360RA」関連技術を多数展示。マイクの生録やホームシアターシステムの試聴も
編集部:長濱行太朗
日本オーディオ協会による、国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2024」が、本日6月22日・23日の2日間に渡り、東京国際フォーラム(有楽町)で開催されている。本稿では、ガラス棟6階にあるG610ブース、ソニーの出展内容をレポートする。
ソニーは、プロフェッショナル向けのマイクロホンやモニターヘッドホンから、ホームエンターテイメント向けのホームシアターシステムやAVアンプ、そしてポータブルオーディオアイテムの“ウォークマン”など、幅広い製品を展示。併せて、ソニーの立体音響技術「360 Reality Audio(360RA)」に関連するデモ展示を行っていた。
コンテンツの制作現場で活躍する機器から、ユーザーが使用するアイテムまで揃えるソニーならではのブース展示内容であり、“作り手から聴き手まで”、ソニーのアイテムで一貫して音を届けられることを打ち出していた。
1部屋目の入り口には、録音現場などで使用されるマイクロホンが並ぶ。「C-80」「C-38B」「C-37A」「C-100」といったコンデンサーマイクロホン、「ECM-100N」「ECM-100U」などのエレクトレット・コンデンサーマイクロホンの実機が設置されていた。
モニターヘッドホンのカテゴリーからは「MDR-MV1」「MDR-M1ST」をはじめ、国内の定番モデル「MDR-CD900ST」、海外での人気モデル「MDR-7506」、耳掛けに対応したイヤホンの「IER-M9」「IER-M7」「MDR-EX800ST」が揃っていた。
アメリカのカリフォルニア州で開催された世界最大級の楽器展示会「The 2024 NAMM Show」で、ソニーのアイテムが高評価だったこともアピール。モニターヘッドホンMDR-MV1は「Headphone Earpiece Technology部門」で大賞、コンデンサーマイクロホンC-80は「Microphones - Recording部門」でファイナリストに選ばれたという。
来場者が楽しめるデモとして、マイクロホンとモニターヘッドホンの比較も実施している。コンデンサーマイクロホンのC-800GとC-80で実際に声が録音でき、モニターヘッドホンのMDR-CD900STとMDR-MV1でその場で録音した声をすぐに聴くことができる。
同社の立体音響技術「360 Reality Audio」に関連する最新技術も多数紹介している。現在、「360 Reality Audio」が採用された楽曲は約18,000曲にも上るとのこと。楽曲数が増えていく背景に、制作現場で使用されるプラグインやサービスが、大きく進化しているとのこと。
ブースでは、「Pro Tools」や「Logic Pro」、「Cubase」などさまざまなDAWソフトに対応している制作用プラグイン「360 WalkMix Creator」を、実際に操作できるデモを展示されていた。ノートPCとヘッドホンさえあれば、どこでも手軽に「360 Reality Audio」の音源制作が可能だと解説する。
出張測定サービス「360 Virtual Mixing Environment(360VME)」も紹介。本サービスは、スタジオの音場を独自の測定技術によって、ヘッドホンで正確に再現することができる技術・サービスとしており、制作者のリファレンスとなるスタジオで、個人ごとに音のプロファイルを測定・作成することで、そのプロファイルを持ち出すことができ、どの現場でも最適なモニター環境をヘッドホンリスニングで再現できるという。
そして、360立体音響技術を用いたライブ配信を楽しむことができるオンラインサービス「360 Reality Audio Live」のデモも楽しめる。ブースでは、スマートフォンとヘッドホンが置かれており、音楽ライブの映像を「360 Reality Audio」のサウンドで試聴することができる。
2部屋目は、ホームエンターテイメント用のアイテムがずらりと並ぶ。ホームシアターシステムの最新世代モデルである「HT-A9M2(BRAVIA Theatre Quad)」、ワイヤレス接続が可能なサブウーファー「SA-SW5」、両モデルを組み合わせた試聴も可能だとしている。
AVアンプ「STR-AN1000」も展示されており、フロア型スピーカー「SS-CS3」を2ペア、センタースピーカー「SS-CS8」を1本、高さ方向のスピーカーとしてブックシェルフ型スピーカー「SS-C5」を1ペア、サブウーファー「SA-CS9」を2台(モノラル)と組み合わせた、5.1.2chのサウンドを試聴することができるデモも実施する。
また、テレビと組み合わせて使用するネックバンドスピーカー「HT-AN7」、ニアフィールドパワードスピーカー「SA-Z1」も試聴させてくれる。サウンドバーHT-A9000(BRAVIA Theatre Bar9)」と「HT-A8000(BRAVIA Theatre Bar8)」は展示のみとなる。
ポータブルオーディオアイテムであるウォークマンが楽しめるブースも用意する。フラグシップモデルの「NW-WM1ZM2」をはじめ、「NW-WM1AM2」「NW-ZX707」の音質を確認できるようになっている。また、Just earのイヤホン「XJE-MHRWM1M2」も、“NW-WM1M2音質調整モデル”として並んでいた。
ソニーは、プロフェッショナル向けのマイクロホンやモニターヘッドホンから、ホームエンターテイメント向けのホームシアターシステムやAVアンプ、そしてポータブルオーディオアイテムの“ウォークマン”など、幅広い製品を展示。併せて、ソニーの立体音響技術「360 Reality Audio(360RA)」に関連するデモ展示を行っていた。
コンテンツの制作現場で活躍する機器から、ユーザーが使用するアイテムまで揃えるソニーならではのブース展示内容であり、“作り手から聴き手まで”、ソニーのアイテムで一貫して音を届けられることを打ち出していた。
■「NAMM Show」で優秀賞を獲得したヘッドホン&マイクを展示
1部屋目の入り口には、録音現場などで使用されるマイクロホンが並ぶ。「C-80」「C-38B」「C-37A」「C-100」といったコンデンサーマイクロホン、「ECM-100N」「ECM-100U」などのエレクトレット・コンデンサーマイクロホンの実機が設置されていた。
モニターヘッドホンのカテゴリーからは「MDR-MV1」「MDR-M1ST」をはじめ、国内の定番モデル「MDR-CD900ST」、海外での人気モデル「MDR-7506」、耳掛けに対応したイヤホンの「IER-M9」「IER-M7」「MDR-EX800ST」が揃っていた。
アメリカのカリフォルニア州で開催された世界最大級の楽器展示会「The 2024 NAMM Show」で、ソニーのアイテムが高評価だったこともアピール。モニターヘッドホンMDR-MV1は「Headphone Earpiece Technology部門」で大賞、コンデンサーマイクロホンC-80は「Microphones - Recording部門」でファイナリストに選ばれたという。
来場者が楽しめるデモとして、マイクロホンとモニターヘッドホンの比較も実施している。コンデンサーマイクロホンのC-800GとC-80で実際に声が録音でき、モニターヘッドホンのMDR-CD900STとMDR-MV1でその場で録音した声をすぐに聴くことができる。
■「360 Reality Audio」関連の最新技術を紹介
同社の立体音響技術「360 Reality Audio」に関連する最新技術も多数紹介している。現在、「360 Reality Audio」が採用された楽曲は約18,000曲にも上るとのこと。楽曲数が増えていく背景に、制作現場で使用されるプラグインやサービスが、大きく進化しているとのこと。
ブースでは、「Pro Tools」や「Logic Pro」、「Cubase」などさまざまなDAWソフトに対応している制作用プラグイン「360 WalkMix Creator」を、実際に操作できるデモを展示されていた。ノートPCとヘッドホンさえあれば、どこでも手軽に「360 Reality Audio」の音源制作が可能だと解説する。
出張測定サービス「360 Virtual Mixing Environment(360VME)」も紹介。本サービスは、スタジオの音場を独自の測定技術によって、ヘッドホンで正確に再現することができる技術・サービスとしており、制作者のリファレンスとなるスタジオで、個人ごとに音のプロファイルを測定・作成することで、そのプロファイルを持ち出すことができ、どの現場でも最適なモニター環境をヘッドホンリスニングで再現できるという。
そして、360立体音響技術を用いたライブ配信を楽しむことができるオンラインサービス「360 Reality Audio Live」のデモも楽しめる。ブースでは、スマートフォンとヘッドホンが置かれており、音楽ライブの映像を「360 Reality Audio」のサウンドで試聴することができる。
■ホームエンターテイメント向けでは5.1.2chも試聴可能
2部屋目は、ホームエンターテイメント用のアイテムがずらりと並ぶ。ホームシアターシステムの最新世代モデルである「HT-A9M2(BRAVIA Theatre Quad)」、ワイヤレス接続が可能なサブウーファー「SA-SW5」、両モデルを組み合わせた試聴も可能だとしている。
AVアンプ「STR-AN1000」も展示されており、フロア型スピーカー「SS-CS3」を2ペア、センタースピーカー「SS-CS8」を1本、高さ方向のスピーカーとしてブックシェルフ型スピーカー「SS-C5」を1ペア、サブウーファー「SA-CS9」を2台(モノラル)と組み合わせた、5.1.2chのサウンドを試聴することができるデモも実施する。
また、テレビと組み合わせて使用するネックバンドスピーカー「HT-AN7」、ニアフィールドパワードスピーカー「SA-Z1」も試聴させてくれる。サウンドバーHT-A9000(BRAVIA Theatre Bar9)」と「HT-A8000(BRAVIA Theatre Bar8)」は展示のみとなる。
■“ウォークマン”&「Just ear」も試聴できる
ポータブルオーディオアイテムであるウォークマンが楽しめるブースも用意する。フラグシップモデルの「NW-WM1ZM2」をはじめ、「NW-WM1AM2」「NW-ZX707」の音質を確認できるようになっている。また、Just earのイヤホン「XJE-MHRWM1M2」も、“NW-WM1M2音質調整モデル”として並んでいた。
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