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公開日 2016/11/15 18:23
レンズ不要でカメラ薄型化
日立、動画撮影後に簡単にピント調整できるレンズレス・カメラ技術を開発
編集部:小澤 麻実
日立製作所は、動画撮影後にかんたんにピント調整ができるレンズレスカメラ技術を開発したと発表した。レンズが不要なためカメラの薄型・軽量化が可能で、搭載場所の制限も少なくなることが大きなメリット。モバイル機器や車、ロボットなどへの適用を見込んでいるという。
このカメラは、レンズの代わりに同心円パターンを印刷したフィルムを使用。入射する光線が作る影に、画像処理上で同じ同心円パターンを重ね合わせると、光線の入射角に応じた間隔のモアレ縞が生じることに着目。これを利用しつつフーリエ変換を行うことで動画撮影ができるという。
重ねる同心円パターンの倍率を変えると、ピント位置を移動させることができる技術も確立。撮影後に倍率の異なる同心円パターンを重ねて画像処理を行うことで、自由にピント調整が可能とのことだ。
1cm角の画像センサーと、そこから1mm離した位置に同心円パターンのフィルムを配置して実証実験を行った結果、標準的なノートパソコンで毎秒30フレームの動画撮影ができることを確認済みだという。
なお本技術の詳細は11月17日、18日に東京工業大学で開催されるInternational Workshop on Image Sensors and Imaging Systems (IWISS16)で発表される。
このカメラは、レンズの代わりに同心円パターンを印刷したフィルムを使用。入射する光線が作る影に、画像処理上で同じ同心円パターンを重ね合わせると、光線の入射角に応じた間隔のモアレ縞が生じることに着目。これを利用しつつフーリエ変換を行うことで動画撮影ができるという。
重ねる同心円パターンの倍率を変えると、ピント位置を移動させることができる技術も確立。撮影後に倍率の異なる同心円パターンを重ねて画像処理を行うことで、自由にピント調整が可能とのことだ。
1cm角の画像センサーと、そこから1mm離した位置に同心円パターンのフィルムを配置して実証実験を行った結果、標準的なノートパソコンで毎秒30フレームの動画撮影ができることを確認済みだという。
なお本技術の詳細は11月17日、18日に東京工業大学で開催されるInternational Workshop on Image Sensors and Imaging Systems (IWISS16)で発表される。
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