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公開日 2018/02/27 12:02
20,000時間メンテナンスフリー

エプソン、プロジェクションマッピングなど空間演出に使えるライティングプロジェクター「EV-100」

編集部:押野 由宇
エプソンは、プロジェクションマッピングなどプロジェクター映像による空間演出を提案する“ライティングモデルプロジェクター”として、「EV-100」「EV-105」を発表した。価格はオープンだが、予想実売価格は19万円台。2018年5月上旬の発売を予定している。

「EV-100」

「EV-105」

「EV-100」「EV-105」は、映像投写だけでなくスポットライトとしても活用できるというレーザー光源搭載プロジェクター。空間になじみやすい円筒型の形状を採用することで、テーブルや展示台、商品などスクリーン以外への投写に活用できるだけでなく、投写する映像を円や窓の形にするなどのアレンジが簡単に行える。なお、本体カラーがホワイトなのがEV-100、ブラックがEV-105となる。

カフェで調理シーンを投写するなど、様々なシーンで利用可能

投写角度は360度自由に変更でき、壁・天井・床などさまざまな場所への設置が可能。店舗や飲食店などレイアウト変更が多い場所でも優れた設置性を確保すると共に、様々な場所において映像による新しい空間演出を行うことを想定しているという。

3LCD方式の採用で、明るさは全白もカラーも同じ2,000ルーメン。解像度はWXGAを確保する。また3LCD方式のプロジェクターは投写画面をカメラで撮影するときにノイズが出ないことから、SNSに映える鮮やかな写真が撮れることもアピールされている。

投写画面をカメラで撮影するときにノイズが出ないことがメリットの1つ

ともに2,000ルーメンで、右がエプソンの3LCDプロジェクター

さらに、無機素材を採用したレーザー光源により、メンテナンスフリーで20,000時間という長時間稼働を実現した。インターフェースは、HDMI、有線/無線LAN、USB、音声出力、SDカードスロットを装備。本体にプレーヤーを内蔵しているため、外付けのメディアプレーヤーを使用せずに、SDカードから直接に映像などを再生できる。

20,000時間メンテナンスフリーという長時間稼働

また、エプソンでは様々な投写バリエーションを実現するソフトウェア「Epson Projector Content Manager」を提供。再生リストの作成、オリジナルフィルターの適用、投写スケジュール設定などが行えるほか、ネットワーク接続時には最大16台のプロジェクターから同時にコンテンツを再生できる。フィルター機能を使用することで、映像コンテンツを自由にアレンジすることも可能だ。

エプソンは「EV-100」「EV-105」に加え、同社が展開するビジネスプロジェクターも使用した空間演出体験会を、本日2月27日に新宿パークホテルで実施した。

プロジェクションマッピングによる空間演出を実施

会場では、同社の販売推進本部 VPMD部長 蟹澤 啓明氏が登壇。プロジェクターによる空間演出について、「インターネット社会のなかで、リアルの店舗が存在を問われている。このリアルな場の活性化がこれからの鍵となり、それをプロジェクターを用いた映像の力でお手伝いしたい」と挨拶。

エプソン販売(株) 販売推進本部 VPMD部長 蟹澤 啓明氏

そしてそのメリットとして「映像では文字よりも多くの情報を短い時間で伝えられるだけでなく、多くの人と思いや感情を共有できる。いま、街の中には映像が溢れ始めているが、ディスプレイではサイズに制限があり、大画面の実現にコストが掛かる。プロジェクターであれば、圧倒的な大画面を実現できるほか、非平面へも投写でき、かつどんなかたちでも映し出せる」とアピールした。

大画面を平面だけでなく、非平面にも、どのような形でも投写できることをアピール

すでにPARCOやデザインTシャツストアグラニフなどで導入されており、企業ロゴやTシャツのデザインなどを映し出すといった活用が行われているという。

スクリーンとして使用できるブラインドに映し出した活用シーン

裏面から投写している

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