トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2018/03/10 10:01
音で情報を伝える

ボーズが “音のAR” 技術発表、メガネ型機器でヘッドホン並み音質

編集部:風間雄介
米ボーズはSXSWにおいて、世界初の「オーディオ・オーグメンテッド」プラットフォーム「Bose AR」を発表した。

「Bose AR」搭載メガネ型試作機

装着したところ

通常はARというと「Augmented reality」(拡張現実)を指すが、ボーズは音の会社らしく、同じARでも「Audio Augmented reality」(音声の拡張現実)として発表した。また同社はSDK(ソフトウェア開発キット)も開発し、開発者やメーカー、研究機関などに提供していく。

Bose ARは、レンズやカメラなどがなくても、デバイスを装着しているユーザーが何を見ているかを認識できるという。音声がベースの技術で、通常のARのように現実世界へ視覚的にテキストや映像を合成するのではなく、音声において情報を伝えるのが特長だ。たとえば旅行先で音声案内をしたり、学習時に音声通訳したり、音楽再生に役立てたりできる。

またBose ARはウェハーほどの厚さのパッケージで実現でき、これで驚くほどの出力や透明感のある音を実現できるという。このため、ヘッドホンやアイウェア、ヘルメットなど様々な機器へ搭載可能。また頭を動かすジェスチャー動作や音声コントロール、タップ操作に対応しており、画面を指でスワイプしたり、タイプしたりする動作を置き換えられるとしている。

ボーズが試作したメガネ型のBose AR対応デバイスは、Bluetoothで接続し、マイクや通話、音声アシスタント操作などが可能。アコースティック部のパッケージはアーム部分に独立して組み込まれているが、デバイス自体は普通のメガネのようにフィットするという。その音質と機能は「ボーズ製ヘッドホンのようで、驚くべきパフォーマンスを発揮する」としている。

アコースティック部はメガネのアーム部に内蔵

また上述したとおり、SDKを他社へ提供。ASICS Studio、Strava、TripAdvisor、TuneIn、Yelpなどの企業、またMITメディアラボ、NYUフューチャーリアリティーラボなどの研究機関とのコラボレーションを進めているという。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB