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公開日 2018/03/12 19:30
CDラジカセ「TY-AK1」とBluetooth対応機「TY-AH1」
東芝、“Aurex”からカセットテープやラジオもハイレゾ相当で聴けるCDラジカセ
編集部:成藤正宣
東芝エルイートレーディングは、“Aurex”ブランドの第2弾製品として、CDラジカセ「TY-AK1」を3月下旬、CDラジオ「TY-AH1」を4月下旬より発売する。価格はオープンだが、「TY-AK1」は27,000円前後、「TY-AH1」は22,000円前後での実売を予想する。
「手軽に高音質」を基本コンセプトとして2016年に復刻された“Aurex”ブランドの第2弾となる製品。第1弾製品の「TY-AH1000」のユーザーからフィードバックを受け、さらなる高音質化に取り組んだという。
「TY-AK1」はCD、USB、SDカード、FM/AMラジオ、アナログ外部入力に加え、カセットテープの再生にも対応したCDラジカセ。カセットテープはノーマルテープの他、スイッチ切り替えによりハイポジションテープの再生にも対応。メタルテープに関しても、カセットに空けられた識別用の穴を塞ぐことで再生できるという。
録音はSD、USB、カセットの3メディアに対応するが、カセットで録音する際はノーマルテープのみ対応している。
「TY-AH1」はAurex第1弾機種「TY-AH1000」の後継機で、CD、USB、SDカード、FM/AMラジオ、アナログ外部入力に対応するCDラジオ。カセット再生/録音機能の代わりにBluetooth受信機能とPC接続機能を加えたモデルとなっている。
BluetoothのコーデックはSBCで、NFCに対応。PCとUSBケーブルで接続することでPCスピーカーとして使用することができ、192kHz/24bitまでのフォーマットを再生できる。
「TY-AK1」「TY-AH1」ともに、40kHzまでフラットに再生可能なΦ20mmのシルクドームトゥイーター、Φ64mmのコーンウーファーの新開発2ウェイスピーカーを搭載。バスレフポートの設計変更により、低域再生能力はそのままに筐体のダウンサイジングも実現している。
アンプには片側20W、合わせて40Wの実用最大出力をもつデジタルアンプを搭載。音源フォーマットは前機種TY-AH1000のPCM 96kHz/24bitを上回る、192kHz/24bitまでのFLAC/WAVフォーマット再生に対応する。
またCD、ラジオ、カセットテープ、外部入力、Bluetoothの再生時に、最大96kHz/24bitまでのアップコンバート機能を使用可能。CDは88.2kHz/24bit、それ以外は96kHz/24bitまでアップコンバートができ、独自のフィルターを通すことで失われた高音域の倍音も再現するという。
前面にはLCDと従来機種で好評だったというレベルメーターも搭載。LCDはカセット再生時に再生秒数を表示するテープカウンターとしても機能する。入力端子にはマイク端子も含まれており、手持ちのマイクを接続し、テープの再生と同時に歌うカラオケも楽しむことができる。
本日行われた発表会では、同社代表取締役の松本健一郎氏らが登壇。同社が専門とするポータブルオーディオ分野に関して、「音楽を楽しむ元気なシニア層が増えること、小学校の英語教育が開始されることなど、ポータブル分野はまだまだ伸びしろの期待できる分野」とコメント。現在は国外でのみ展開している、完全ワイヤレスイヤホンやゲーミングヘッドセットなども国内で展開する考えを述べた。
またゲストとして招かれた、家電蒐集家として知られる松崎順一氏は、海外でレコードなどアナログの復刻ブームが起こり、アーティストらの間ではカセットテープ復刻の動きもあることに触れるとともに、「カセットテープはレコードなど他のアナログメディアに比べ、ダビングしやすくレーベル面のデザインも豊富。音質もカセット独特の柔らかみがあり、コンプレッションのかかり方も特徴的。ハイレゾはハイレゾ、カセットはカセットの楽しみ方ができるのではないか」とTY-AK1がカセットテープに対応した意義についてコメントした。
製品解説にあたった同社オリジナル事業部の渡辺利治氏は「アップコンバートをかければ何でも良くなる、という事ではなく、例えば録音の良いカセットはそのまま聴き、音のこもりがあるようなカセットにアップコンバートをかけるというように、アナログとデジタルの良い所を聴き比べていただきたい」とカセット再生機能やアップコンバート機能について補足した。
技術解説を担当した東芝デベロップメントエンジニアリングの桑原光孝氏は、「ハイレゾというと高域の伸びや透明感だけが特徴と思われがちな節があるが、ボーカルの厚みや奥行きが変わってくるのが正しいハイレゾであると考えている」と設計にあたっての考えを示していた。
「手軽に高音質」を基本コンセプトとして2016年に復刻された“Aurex”ブランドの第2弾となる製品。第1弾製品の「TY-AH1000」のユーザーからフィードバックを受け、さらなる高音質化に取り組んだという。
「TY-AK1」はCD、USB、SDカード、FM/AMラジオ、アナログ外部入力に加え、カセットテープの再生にも対応したCDラジカセ。カセットテープはノーマルテープの他、スイッチ切り替えによりハイポジションテープの再生にも対応。メタルテープに関しても、カセットに空けられた識別用の穴を塞ぐことで再生できるという。
録音はSD、USB、カセットの3メディアに対応するが、カセットで録音する際はノーマルテープのみ対応している。
「TY-AH1」はAurex第1弾機種「TY-AH1000」の後継機で、CD、USB、SDカード、FM/AMラジオ、アナログ外部入力に対応するCDラジオ。カセット再生/録音機能の代わりにBluetooth受信機能とPC接続機能を加えたモデルとなっている。
BluetoothのコーデックはSBCで、NFCに対応。PCとUSBケーブルで接続することでPCスピーカーとして使用することができ、192kHz/24bitまでのフォーマットを再生できる。
「TY-AK1」「TY-AH1」ともに、40kHzまでフラットに再生可能なΦ20mmのシルクドームトゥイーター、Φ64mmのコーンウーファーの新開発2ウェイスピーカーを搭載。バスレフポートの設計変更により、低域再生能力はそのままに筐体のダウンサイジングも実現している。
アンプには片側20W、合わせて40Wの実用最大出力をもつデジタルアンプを搭載。音源フォーマットは前機種TY-AH1000のPCM 96kHz/24bitを上回る、192kHz/24bitまでのFLAC/WAVフォーマット再生に対応する。
またCD、ラジオ、カセットテープ、外部入力、Bluetoothの再生時に、最大96kHz/24bitまでのアップコンバート機能を使用可能。CDは88.2kHz/24bit、それ以外は96kHz/24bitまでアップコンバートができ、独自のフィルターを通すことで失われた高音域の倍音も再現するという。
前面にはLCDと従来機種で好評だったというレベルメーターも搭載。LCDはカセット再生時に再生秒数を表示するテープカウンターとしても機能する。入力端子にはマイク端子も含まれており、手持ちのマイクを接続し、テープの再生と同時に歌うカラオケも楽しむことができる。
本日行われた発表会では、同社代表取締役の松本健一郎氏らが登壇。同社が専門とするポータブルオーディオ分野に関して、「音楽を楽しむ元気なシニア層が増えること、小学校の英語教育が開始されることなど、ポータブル分野はまだまだ伸びしろの期待できる分野」とコメント。現在は国外でのみ展開している、完全ワイヤレスイヤホンやゲーミングヘッドセットなども国内で展開する考えを述べた。
またゲストとして招かれた、家電蒐集家として知られる松崎順一氏は、海外でレコードなどアナログの復刻ブームが起こり、アーティストらの間ではカセットテープ復刻の動きもあることに触れるとともに、「カセットテープはレコードなど他のアナログメディアに比べ、ダビングしやすくレーベル面のデザインも豊富。音質もカセット独特の柔らかみがあり、コンプレッションのかかり方も特徴的。ハイレゾはハイレゾ、カセットはカセットの楽しみ方ができるのではないか」とTY-AK1がカセットテープに対応した意義についてコメントした。
製品解説にあたった同社オリジナル事業部の渡辺利治氏は「アップコンバートをかければ何でも良くなる、という事ではなく、例えば録音の良いカセットはそのまま聴き、音のこもりがあるようなカセットにアップコンバートをかけるというように、アナログとデジタルの良い所を聴き比べていただきたい」とカセット再生機能やアップコンバート機能について補足した。
技術解説を担当した東芝デベロップメントエンジニアリングの桑原光孝氏は、「ハイレゾというと高域の伸びや透明感だけが特徴と思われがちな節があるが、ボーカルの厚みや奥行きが変わってくるのが正しいハイレゾであると考えている」と設計にあたっての考えを示していた。