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公開日 2018/09/02 19:33
対応機器は昨年から4倍に
<IFA>Amazon Alexaが目指す「ALEXA EVERYWHERE」。対応機器は2万以上に拡大
編集部:風間雄介
IFA 2018において、米AmazonのAlexa対応バイスプレジデント、Daniel Rausch氏によるキーノートスピーチが行われた。拡大を続けるAmazon Alexaのこれまでと現状、そして未来への展望が語られた。
Daniel Rausch氏はまず、「スター・トレック」の映像を巨大なスクリーンに映し出し、これが我々のやりたかったことだ、と切り出した。「やりたいこと、知りたいことを、なんでも声で喋れば良い。いつでも誰でも、友達に喋るようにナチュラルに話しかければ答えが返ってくる」。
続いてAlexaの歩みを振り返ったRausch氏は、「たった一つのデバイスからスタートした。まだ4年しか経っていないことが信じられない。どんどんデバイスが増えてきており、スピーカーだけでなくテレビなど、Alexa搭載機種が拡大している」と紹介。いまでは世界中で、数千万台のAlexaが毎日動いている状態だという。また、Amazon上でのカスタマーレビューで、5つ星が10万以上となっていることもアピールした。
これだけAlexa対応機器が増え、利用者が多くなってくると、よりパーソナライズすることが重要になってくる、とRausch氏。一例として「I Love You,Alexa」という呼びかけは、今年だけで数百万回行われているという。毎回、誰に対しても同じ回答だけでは飽きてしまうため、パーソナライズとともに、より多くの回答を用意しておくことも重要となる。
はじめは米国だけでスタートしたAlexaは、年々海外展開を加速。2017年には日本でもスタートしたことは周知の通りだ。現在では11カ国で展開しており、イタリアでも近日中にサービスを開始するという。
Alexaをこれまで以上に拡大させるために、Amazonが力を入れているのが、外部デベロッパーとのコラボレーションだ。そのために開発者向けツールを充実させており、かんたんにスキルが作れるAlexa Skills Kitについては、声で操作できるラジコンを作った若者など、成功例をいくつか紹介。中にはAlexaを使ったサービスで、月に10,000ドルの収入を得ている22歳の大学生もいるという。
またAlexa Voice Service(AVS)は、Alexaの音声機能を、機器へかんたんに組み込むことができるツール。ボーズやソニー、東芝、ファーウェイ、Jabraなど。これを採用している数多くのメーカーが紹介された。また実際に採用しているメーカーとして、VESTELのTuran Erdogan氏も登壇。Alexa対応テレビなど、搭載製品を次々に増やしていく展望が語られた。
AmazonのRausch氏は、2017年に4,000程度だったAlexa対応製品が、2018年には20,000以上に急拡大していることをアピール。さらに「works with Amazon Alexa」が好調であることも紹介した。
その後、BOSCHのSMART HOME部門 Managing DirectorのGabriel Wetzel氏も登壇。エアコンや掃除機やカーテン、照明、オーブンの温度まで、声で様々な家電を連動操作できるスマートホームに力を入れていくこと、そのためのカギがAlexaであることを強調した。
最後にもう一度登壇したAmazonのRausch氏は、「新たなSDKが自動車メーカーのAlexa導入を容易にしている」と、自動車にもAlexaがどんどん搭載されるという見通しを示し、家の中、外出先、オフィス、車の中など、どこでもAlexaが使える「ALEXA EVERYWHERE」をキーワードに、今後もAlexaを強化していくと締めくくった。
Daniel Rausch氏はまず、「スター・トレック」の映像を巨大なスクリーンに映し出し、これが我々のやりたかったことだ、と切り出した。「やりたいこと、知りたいことを、なんでも声で喋れば良い。いつでも誰でも、友達に喋るようにナチュラルに話しかければ答えが返ってくる」。
続いてAlexaの歩みを振り返ったRausch氏は、「たった一つのデバイスからスタートした。まだ4年しか経っていないことが信じられない。どんどんデバイスが増えてきており、スピーカーだけでなくテレビなど、Alexa搭載機種が拡大している」と紹介。いまでは世界中で、数千万台のAlexaが毎日動いている状態だという。また、Amazon上でのカスタマーレビューで、5つ星が10万以上となっていることもアピールした。
これだけAlexa対応機器が増え、利用者が多くなってくると、よりパーソナライズすることが重要になってくる、とRausch氏。一例として「I Love You,Alexa」という呼びかけは、今年だけで数百万回行われているという。毎回、誰に対しても同じ回答だけでは飽きてしまうため、パーソナライズとともに、より多くの回答を用意しておくことも重要となる。
はじめは米国だけでスタートしたAlexaは、年々海外展開を加速。2017年には日本でもスタートしたことは周知の通りだ。現在では11カ国で展開しており、イタリアでも近日中にサービスを開始するという。
Alexaをこれまで以上に拡大させるために、Amazonが力を入れているのが、外部デベロッパーとのコラボレーションだ。そのために開発者向けツールを充実させており、かんたんにスキルが作れるAlexa Skills Kitについては、声で操作できるラジコンを作った若者など、成功例をいくつか紹介。中にはAlexaを使ったサービスで、月に10,000ドルの収入を得ている22歳の大学生もいるという。
またAlexa Voice Service(AVS)は、Alexaの音声機能を、機器へかんたんに組み込むことができるツール。ボーズやソニー、東芝、ファーウェイ、Jabraなど。これを採用している数多くのメーカーが紹介された。また実際に採用しているメーカーとして、VESTELのTuran Erdogan氏も登壇。Alexa対応テレビなど、搭載製品を次々に増やしていく展望が語られた。
AmazonのRausch氏は、2017年に4,000程度だったAlexa対応製品が、2018年には20,000以上に急拡大していることをアピール。さらに「works with Amazon Alexa」が好調であることも紹介した。
その後、BOSCHのSMART HOME部門 Managing DirectorのGabriel Wetzel氏も登壇。エアコンや掃除機やカーテン、照明、オーブンの温度まで、声で様々な家電を連動操作できるスマートホームに力を入れていくこと、そのためのカギがAlexaであることを強調した。
最後にもう一度登壇したAmazonのRausch氏は、「新たなSDKが自動車メーカーのAlexa導入を容易にしている」と、自動車にもAlexaがどんどん搭載されるという見通しを示し、家の中、外出先、オフィス、車の中など、どこでもAlexaが使える「ALEXA EVERYWHERE」をキーワードに、今後もAlexaを強化していくと締めくくった。