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公開日 2018/10/07 16:29
発売前のモデルをいち早く試聴
「ポタフェス大阪」レポート、初出展モデル多数! 90超ブランド集結で大盛況
編集部:押野 由宇
ポータブルオーディオ関連のブランドが集うイベント「ポータブルオーディオフェスティバル 2018秋 大阪・梅田」(ポタフェス)が、本日10月7日に開催。一般に初披露される新製品や、関西地区初登場モデルなど、多数の製品展示や催し物で会場は賑わった。
■日本初の試聴展示モデルなどに人気集まる
春夏秋冬の各季節ごとに開催されるポタフェス2018、秋の舞台となった大阪・梅田のイベント会場では、開場前から多くの来場者が詰めかけていた。
今回も多くのブランドがブースを構えるなかで、やはりワイヤレスモデルへの注目が高かった。特にオーディオテクニカは、完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKR7TW」「ATH-SPORT7TW」をはじめ、Bluetoothヘッドホン「ATH-SR50BT」「ATH-SR30BT」など9月に発表した新製品を初展示。さらにハイエンドポータブルモデル「ATH-AP2000Ti」「ATH-CK2000Ti」「ATH-CM2000Ti」やハイレゾ対応ヘッドホン「ATH-MSR7b」なども加わり、同社ブースは常に試聴待ちの列で混雑していた。
ナイコムはRHAブランドから登場の平面振動板採用イヤホン「CL2 Planar」を国内初出展。CL2 Planarには3.5mmプラグのケーブル、バランス対応のφ2.5mm銀メッキケーブルのほか、12時間の動作が可能なaptX対応Bluetoothネックバンドケーブルが付属していることから、世界初の平面駆動型Bluetoothイヤホンとしても呼ぶことができるモデル。それぞれのケーブルを付け替えて聴き込む来場者の姿が見られた。
バリュートレードはブースをAVIOTブランド製品で構築。完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01a」「TE-D01b」「TE-D01c」、およびBluetoothイヤホン「WE-D01b」が展示され、特にクアルコム「QCC3026」チップを搭載したTE-D01bについては、 “途切れにくさ” が強くアピールされていた。
ハーマンインターナショナルはAKGブランド製品を、新製品となるBluetoothイヤホン「Y100 WIRELESS」およびBluetoothヘッドホン「Y500 WIRELESS」を中心に展示。パナソニックはノイズキャンセル機能を搭載しaptX/LDACに対応するBluetoothヘッドホン「RP-HD600N」のカラーバリエーションを展開していた。
エレコムも10月中旬発売のBluetoothイヤホン “FASTMUSIC” 「bund」や、aptX HD/LDAC対応のBluetoothイヤホン「LBT-HPC1000」、さらにMMCX端子のBluetoothリケーブル「LBT-HPC1000RC」など、豊富なラインナップから新モデルを中心に製品を展示した。
Marshall Headphonesから9月28日に発売されたばかりのヘッドホン「MAJOR III」およびBluetoothヘッドホン「MAJOR III Bluetooth」も注目を集めた。ブースにはMarshallのギターアンプ意匠のBluetoothスピーカーも展示されており、IFAで発表されたスピーカー「KILBURN II」やアクティブノイズキャンセリング搭載「MID Bluetooth ANC」の国内発売も12月ごろを予定しているという。
JVCブランドは完全ワイヤレスイヤホン「HA-XC70BT」やBluetoothヘッドホン「HA-XP50BT」など、「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズ中心に製品を揃えたほか、自然な頭外定位でヘッドホンリスニングが楽しめるという音場特性カスタムサービス「WiZMUSIC」の体験コーナーを用意。体験者が驚いたような顔をしている様子が印象的だった。
ソニーは本日10月7日が発売日となるイヤホン「IER-M9」「IER-M7」、ヘッドホン「MDR-Z7M2」を展示。IER-M9およびIER-M7はミュージシャンのライブパフォーマンスやPAエンジニアのモニターとして使うことを念頭に設計されたというIEMで、MDR-Z7M2はハイレゾ対応大型ヘッドホンの新モデル。ともに「香港ハイエンドAVショウ」や「IFA2018」などで発表された注目機だ。
パイオニアはLightning接続イヤホン「RAYZ」の新モデルを参考出展。新しいRAYZは、アップルの新コネクター「UAC」端子を採用し、LightningとUSB-Cの両端子への変換ケーブルを同梱することが大きな特徴だ。まだ価格や製品名なども未定とのことだが、登場すればUSB-C端子採用のスマートフォンとの接続できるだけに期待が高まる。
エミライが取り扱うFiiOからは、ポータブルプレーヤー「M7」の上位モデルとなる「M9」が参考出展された。Android OSを搭載しており、出力端子は3.5mmに加え2.5mmを装備。旭化成エレクトロニクスのDAC「AK4490EN」をデュアル構成で採用するという。BluetoothはaptX HD、LDAC、さらにHWAもサポート。発売時期や価格は未定とのことだったが、音が聴ける状態で出展されていただけに近いうちでの続報を待ちたい。
ゲートのブースでは、TFZブランドから10月発売予定の新製品「KING II」「KING LTD」が参考出展。さらにPlantronicsブランドの完全ワイヤレスイヤホンも参考展示された。こちらはIP57の耐汗・防水性能を持つスポーツ向けモデルで、イヤーチップを耳を塞ぎきらない独自形状とすることで外の音を完全に遮断しない設計となっている。ドライバーは13.5mmダイナミック型、BluetoothはVer5.0をサポート。本体の再生時間は最大約5時間。予価は18,900円前後。
NUARLブースでは11月9日発売予定の完全ワイヤレスイヤホン「NT01B」と、そこから同社独自技術 “HDSS” や一部付属品を省いた低価格モデル「NT01L」の試作機を出展。それぞれのモデルの音の違いを聴き比べできるようになっていた。
■各社フラグシップモデルの展示やイベントの開催も
デノンはハウジングに “孟宗竹”を採用するフラグシップ・ヘッドホン「AH-D9200」を展示するほか、ゼンハイザーの密閉型ヘッドホン「HD820」やSTAX「SR-009S」など、各社のハイエンドモデルが一斉に視聴できる贅沢な環境となっていた。
finalはMakuakeにてプロジェクトを展開していた、ユーザーがメンテナンス/チューニングできる「Make」シリーズイヤホンの製品版を初展示。アユートはAstell&KernやACTIVOのポータブルプレーヤーのほか、Luminox Audioの各種リケーブルを用意した。
VECLOSは真空技術採用のイヤホン/ヘッドホン/スピーカーを一斉展示。それぞれの素材の特性から生まれる音の違いなど、担当者の説明を受けつつ聴き比べることができた。完実電気はSHUREのSEシリーズをはじめ、Etymotic ResearchやCrystalline Audioなど同社が取り扱うブランドのラインナップを一斉展示した。
またORBブランドのブースは同社の誇るケーブルマイスターの実演コーナーを3点構え、工房のような様相を呈していた。クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」も、オーディオ関連プロジェクトを展示。earsopenの新骨伝導Bluetoothイヤホン「earsopen WR-5A HK-1002」や、ノイズキャンセリング機能のヘッドホンとパーティションが一体化した「WEAR SPACE」、フラットパネル形状のスピーカー「TOUGH BEAT」など個性的な製品が注目を集めた。
また会場では声優・小岩井ことりのWEBラジオ『ことりの音』とのコラボイベントや、ヒューマンビートボクサー、わたなべゆう、anryといったアーティストによる「ORB Special Stage」も実施され、大きな盛り上がりを見せた。
ポタフェス2018は12月15日(土)・16(日)に東京 秋葉原での実施が予定されている。ここでお披露目されるであろう多くの製品にも期待したい。以下、会場の模様をフォトレポートでお伝えする。
■日本初の試聴展示モデルなどに人気集まる
春夏秋冬の各季節ごとに開催されるポタフェス2018、秋の舞台となった大阪・梅田のイベント会場では、開場前から多くの来場者が詰めかけていた。
今回も多くのブランドがブースを構えるなかで、やはりワイヤレスモデルへの注目が高かった。特にオーディオテクニカは、完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKR7TW」「ATH-SPORT7TW」をはじめ、Bluetoothヘッドホン「ATH-SR50BT」「ATH-SR30BT」など9月に発表した新製品を初展示。さらにハイエンドポータブルモデル「ATH-AP2000Ti」「ATH-CK2000Ti」「ATH-CM2000Ti」やハイレゾ対応ヘッドホン「ATH-MSR7b」なども加わり、同社ブースは常に試聴待ちの列で混雑していた。
ナイコムはRHAブランドから登場の平面振動板採用イヤホン「CL2 Planar」を国内初出展。CL2 Planarには3.5mmプラグのケーブル、バランス対応のφ2.5mm銀メッキケーブルのほか、12時間の動作が可能なaptX対応Bluetoothネックバンドケーブルが付属していることから、世界初の平面駆動型Bluetoothイヤホンとしても呼ぶことができるモデル。それぞれのケーブルを付け替えて聴き込む来場者の姿が見られた。
バリュートレードはブースをAVIOTブランド製品で構築。完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01a」「TE-D01b」「TE-D01c」、およびBluetoothイヤホン「WE-D01b」が展示され、特にクアルコム「QCC3026」チップを搭載したTE-D01bについては、 “途切れにくさ” が強くアピールされていた。
ハーマンインターナショナルはAKGブランド製品を、新製品となるBluetoothイヤホン「Y100 WIRELESS」およびBluetoothヘッドホン「Y500 WIRELESS」を中心に展示。パナソニックはノイズキャンセル機能を搭載しaptX/LDACに対応するBluetoothヘッドホン「RP-HD600N」のカラーバリエーションを展開していた。
エレコムも10月中旬発売のBluetoothイヤホン “FASTMUSIC” 「bund」や、aptX HD/LDAC対応のBluetoothイヤホン「LBT-HPC1000」、さらにMMCX端子のBluetoothリケーブル「LBT-HPC1000RC」など、豊富なラインナップから新モデルを中心に製品を展示した。
Marshall Headphonesから9月28日に発売されたばかりのヘッドホン「MAJOR III」およびBluetoothヘッドホン「MAJOR III Bluetooth」も注目を集めた。ブースにはMarshallのギターアンプ意匠のBluetoothスピーカーも展示されており、IFAで発表されたスピーカー「KILBURN II」やアクティブノイズキャンセリング搭載「MID Bluetooth ANC」の国内発売も12月ごろを予定しているという。
JVCブランドは完全ワイヤレスイヤホン「HA-XC70BT」やBluetoothヘッドホン「HA-XP50BT」など、「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズ中心に製品を揃えたほか、自然な頭外定位でヘッドホンリスニングが楽しめるという音場特性カスタムサービス「WiZMUSIC」の体験コーナーを用意。体験者が驚いたような顔をしている様子が印象的だった。
ソニーは本日10月7日が発売日となるイヤホン「IER-M9」「IER-M7」、ヘッドホン「MDR-Z7M2」を展示。IER-M9およびIER-M7はミュージシャンのライブパフォーマンスやPAエンジニアのモニターとして使うことを念頭に設計されたというIEMで、MDR-Z7M2はハイレゾ対応大型ヘッドホンの新モデル。ともに「香港ハイエンドAVショウ」や「IFA2018」などで発表された注目機だ。
パイオニアはLightning接続イヤホン「RAYZ」の新モデルを参考出展。新しいRAYZは、アップルの新コネクター「UAC」端子を採用し、LightningとUSB-Cの両端子への変換ケーブルを同梱することが大きな特徴だ。まだ価格や製品名なども未定とのことだが、登場すればUSB-C端子採用のスマートフォンとの接続できるだけに期待が高まる。
エミライが取り扱うFiiOからは、ポータブルプレーヤー「M7」の上位モデルとなる「M9」が参考出展された。Android OSを搭載しており、出力端子は3.5mmに加え2.5mmを装備。旭化成エレクトロニクスのDAC「AK4490EN」をデュアル構成で採用するという。BluetoothはaptX HD、LDAC、さらにHWAもサポート。発売時期や価格は未定とのことだったが、音が聴ける状態で出展されていただけに近いうちでの続報を待ちたい。
ゲートのブースでは、TFZブランドから10月発売予定の新製品「KING II」「KING LTD」が参考出展。さらにPlantronicsブランドの完全ワイヤレスイヤホンも参考展示された。こちらはIP57の耐汗・防水性能を持つスポーツ向けモデルで、イヤーチップを耳を塞ぎきらない独自形状とすることで外の音を完全に遮断しない設計となっている。ドライバーは13.5mmダイナミック型、BluetoothはVer5.0をサポート。本体の再生時間は最大約5時間。予価は18,900円前後。
NUARLブースでは11月9日発売予定の完全ワイヤレスイヤホン「NT01B」と、そこから同社独自技術 “HDSS” や一部付属品を省いた低価格モデル「NT01L」の試作機を出展。それぞれのモデルの音の違いを聴き比べできるようになっていた。
■各社フラグシップモデルの展示やイベントの開催も
デノンはハウジングに “孟宗竹”を採用するフラグシップ・ヘッドホン「AH-D9200」を展示するほか、ゼンハイザーの密閉型ヘッドホン「HD820」やSTAX「SR-009S」など、各社のハイエンドモデルが一斉に視聴できる贅沢な環境となっていた。
finalはMakuakeにてプロジェクトを展開していた、ユーザーがメンテナンス/チューニングできる「Make」シリーズイヤホンの製品版を初展示。アユートはAstell&KernやACTIVOのポータブルプレーヤーのほか、Luminox Audioの各種リケーブルを用意した。
VECLOSは真空技術採用のイヤホン/ヘッドホン/スピーカーを一斉展示。それぞれの素材の特性から生まれる音の違いなど、担当者の説明を受けつつ聴き比べることができた。完実電気はSHUREのSEシリーズをはじめ、Etymotic ResearchやCrystalline Audioなど同社が取り扱うブランドのラインナップを一斉展示した。
またORBブランドのブースは同社の誇るケーブルマイスターの実演コーナーを3点構え、工房のような様相を呈していた。クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」も、オーディオ関連プロジェクトを展示。earsopenの新骨伝導Bluetoothイヤホン「earsopen WR-5A HK-1002」や、ノイズキャンセリング機能のヘッドホンとパーティションが一体化した「WEAR SPACE」、フラットパネル形状のスピーカー「TOUGH BEAT」など個性的な製品が注目を集めた。
また会場では声優・小岩井ことりのWEBラジオ『ことりの音』とのコラボイベントや、ヒューマンビートボクサー、わたなべゆう、anryといったアーティストによる「ORB Special Stage」も実施され、大きな盛り上がりを見せた。
ポタフェス2018は12月15日(土)・16(日)に東京 秋葉原での実施が予定されている。ここでお披露目されるであろう多くの製品にも期待したい。以下、会場の模様をフォトレポートでお伝えする。