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公開日 2018/10/25 11:51
apt X HD/LDAC/HWAをサポート
FiiO、2.5mmバランス出力を装備したDAP「M9」。AK4490ENをデュアル搭載
編集部:押野 由宇
エミライは、同社が取り扱うFiiO Electronicsより、2.5mmバランス出力端子を搭載したポータブルプレーヤー「M9」を、11月下旬から発売する。価格はオープンだが、34,800円前後での実売が予想される。また、10月27日11:00より直営オンラインショップ「FiiO Direct」にて限定先行販売が行われる。
M9は、「Mシリーズ」として初めて、3.5mmシングルエンド出力に加えて2.5mmバランス出力端子を搭載したポータブルプレーヤー。シングルエンド出力、バランス出力ともに音質を高度な次元で両立させるため、ローパスフィルターにテキサス・インスツルメンツ製OPA1621を、カレントバッファにOPA1622をそれぞれ採用するほか、バッファ部には2基のOPA1622を採用。これにより300Ω以下の負荷で、最大77mWの出力(バランス出力時)を実現した。
また、ポータブル機器用途向けに最適化された旭化成エレクトロニクス製「AK4490EN」を2基、左右独立で搭載した。AK4490ENは120dBの高S/N、優れたダイナミックレンジ、低ひずみを特徴とするほか、AKM独自開発のスイッチトキャパシタフィルターおよびOSR Doubler技術により200kHzまでのフラットなノイズフロアを実現。完全32bit演算処理と左右完全シンメトリーのレイアウトにより音質劣化を排除することで、高音質なオーディオ再生を実現したとする。
さらに、FiiOのオーディオプレーヤーとして初めて、14nmのFinFETプロセスで製造されたSamsung製SoC「Exynos 7270」を採用した。Exynos 7270が内蔵する2基のARM Cortex A53コアは、従来の28nmプロセスと比較して電力効率が20%向上したほか、SiP-ePoPパッケージ技術により、各チップを個別にパッケージ化した場合と比べて40%の小型化を実現。消費電力の低減と冷却の効率化によって、大きなバッテリーを搭載可能となり、それが連続再生時間の向上につながっている。
そして、Exynos 7270からAK4490ENに出力されるデジタルオーディオ信号を適切に処理するため、高性能FPGAである「A3P030」を搭載した専用回路を用意した。このFPGAにより、DSDはISO、DFF、DSFのいずれのファイルタイプもサポート。また、FGPA用に44.1kHz系・48kHz系の2種類の水晶発振器を搭載している。
対応ファイルフォーマットは、APE/WAV/FLAC/AIF/DSD/M4A/WMA/OGG/AAC/ALAC/MP3のほか、CUEシートをサポート。PCMが最大192kHz/24bit、DSDが5.8MHzまでの再生が行える。
ワイヤレス再生も強化。BluetoothコーデックはLDAC/aptX/aptX HD/HWA(LHDC)/SBCをサポートし、2.4GHz帯のWi-Fi接続にも対応。加えて、DLNA接続対応でコンピュータ内の音源をローカルネットワーク経由で再生することが可能であるほか、Bluetoothレシーバーとしても動作し、この場合は現状SBCのみの対応だが、将来的なアップデートでLDACをサポートする予定となっている。
USB C端子からPCMデータとDSDデータのデジタル出力が可能で、DoP出力のほかPCM変換出力も行えるため、外部USB-DACとの接続ができる。また、M9本体もUSB-DAC機能を装備しており、MacとWindows PCの両方でアシンクロナス動作で使用可能。M9をUSB-DACとしてパソコンと接続し、M9からBluetoothで音声信号を送信することで、M9をBluetoothトランスミッターとして活用するといった用途にも対応する。
さらにFiiOとして初めて、1層の厚さ0.08?の8層高密度実装基板を採用。これは「M7」に使用されるものよりさらに複雑で、より小さなスペースにより多くの部品をマウントすることを可能としており、これによって基板面積をより小さくし,デバイス全体の小型化を可能としたという。この8層高密度実装基板とL字型基板の組み合せにより、さらに優れた音質を実現したと説明している。
M7から引き続き、カスタマイズしたAndroid OSを搭載。さらなる高速化を実現したとしており、NetEase Cloud Music、MOOV、Tidal、KKBOX、Spotify、Qobuz、Roon、Deezerといった各種ストリーミングサービス用のアプリもホワイトリスト形式でインストール可能となっている。
画面には3.2インチIPSタッチスクリーンを採用。メモリ容量は2GBの内蔵ストレージのほか、最大2TBまでサポートするSDカードスロットを搭載する。ボリュームは60ステップのデジタルボリュームで、推奨インピーダンスは16-100Ω。10バンドEQ(±6dB)、9プリセット+カスタムのイコライザー機能も装備する。
連続再生時間は3.5mmヘッドホン出力時で10時間、2.5mmバランス出力時で9時間、Bluetooth出力時(SBC)では30時間となる。外形寸法は60×106×13.3mm、質量は約133g。
M9は、「Mシリーズ」として初めて、3.5mmシングルエンド出力に加えて2.5mmバランス出力端子を搭載したポータブルプレーヤー。シングルエンド出力、バランス出力ともに音質を高度な次元で両立させるため、ローパスフィルターにテキサス・インスツルメンツ製OPA1621を、カレントバッファにOPA1622をそれぞれ採用するほか、バッファ部には2基のOPA1622を採用。これにより300Ω以下の負荷で、最大77mWの出力(バランス出力時)を実現した。
また、ポータブル機器用途向けに最適化された旭化成エレクトロニクス製「AK4490EN」を2基、左右独立で搭載した。AK4490ENは120dBの高S/N、優れたダイナミックレンジ、低ひずみを特徴とするほか、AKM独自開発のスイッチトキャパシタフィルターおよびOSR Doubler技術により200kHzまでのフラットなノイズフロアを実現。完全32bit演算処理と左右完全シンメトリーのレイアウトにより音質劣化を排除することで、高音質なオーディオ再生を実現したとする。
さらに、FiiOのオーディオプレーヤーとして初めて、14nmのFinFETプロセスで製造されたSamsung製SoC「Exynos 7270」を採用した。Exynos 7270が内蔵する2基のARM Cortex A53コアは、従来の28nmプロセスと比較して電力効率が20%向上したほか、SiP-ePoPパッケージ技術により、各チップを個別にパッケージ化した場合と比べて40%の小型化を実現。消費電力の低減と冷却の効率化によって、大きなバッテリーを搭載可能となり、それが連続再生時間の向上につながっている。
そして、Exynos 7270からAK4490ENに出力されるデジタルオーディオ信号を適切に処理するため、高性能FPGAである「A3P030」を搭載した専用回路を用意した。このFPGAにより、DSDはISO、DFF、DSFのいずれのファイルタイプもサポート。また、FGPA用に44.1kHz系・48kHz系の2種類の水晶発振器を搭載している。
対応ファイルフォーマットは、APE/WAV/FLAC/AIF/DSD/M4A/WMA/OGG/AAC/ALAC/MP3のほか、CUEシートをサポート。PCMが最大192kHz/24bit、DSDが5.8MHzまでの再生が行える。
ワイヤレス再生も強化。BluetoothコーデックはLDAC/aptX/aptX HD/HWA(LHDC)/SBCをサポートし、2.4GHz帯のWi-Fi接続にも対応。加えて、DLNA接続対応でコンピュータ内の音源をローカルネットワーク経由で再生することが可能であるほか、Bluetoothレシーバーとしても動作し、この場合は現状SBCのみの対応だが、将来的なアップデートでLDACをサポートする予定となっている。
USB C端子からPCMデータとDSDデータのデジタル出力が可能で、DoP出力のほかPCM変換出力も行えるため、外部USB-DACとの接続ができる。また、M9本体もUSB-DAC機能を装備しており、MacとWindows PCの両方でアシンクロナス動作で使用可能。M9をUSB-DACとしてパソコンと接続し、M9からBluetoothで音声信号を送信することで、M9をBluetoothトランスミッターとして活用するといった用途にも対応する。
さらにFiiOとして初めて、1層の厚さ0.08?の8層高密度実装基板を採用。これは「M7」に使用されるものよりさらに複雑で、より小さなスペースにより多くの部品をマウントすることを可能としており、これによって基板面積をより小さくし,デバイス全体の小型化を可能としたという。この8層高密度実装基板とL字型基板の組み合せにより、さらに優れた音質を実現したと説明している。
M7から引き続き、カスタマイズしたAndroid OSを搭載。さらなる高速化を実現したとしており、NetEase Cloud Music、MOOV、Tidal、KKBOX、Spotify、Qobuz、Roon、Deezerといった各種ストリーミングサービス用のアプリもホワイトリスト形式でインストール可能となっている。
画面には3.2インチIPSタッチスクリーンを採用。メモリ容量は2GBの内蔵ストレージのほか、最大2TBまでサポートするSDカードスロットを搭載する。ボリュームは60ステップのデジタルボリュームで、推奨インピーダンスは16-100Ω。10バンドEQ(±6dB)、9プリセット+カスタムのイコライザー機能も装備する。
連続再生時間は3.5mmヘッドホン出力時で10時間、2.5mmバランス出力時で9時間、Bluetooth出力時(SBC)では30時間となる。外形寸法は60×106×13.3mm、質量は約133g。