トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2018/10/26 18:17
譲渡額は899億円

日立製作所、クラリオンを仏自動車部品大手フォルシアに899億円で売却

編集部:平山洸太
(株)日立製作所は、同社の連結子会社であるクラリオン(株)の売却を行うことを発表した。

売却先は、仏自動車部品大手のフォルシア・エス・エーの子会社であるエナップ シス エスエーエス。エナップが2019年1月に行う予定の公開買付けに、日立が保有するクラリオンの全普通株式を応募し、899億円で譲渡が行われる見通し。

本買い付けにより日立は、同社が保有していた63.80%のクラリオン株すべてを手放す。また同社は2019年3月期の連結決算において、事業再編等利益650億円を計上する予定となる。公開買付け成立後に、クラリオンは日立の連結子会社を外れることになる。

クラリオンは1940年に電池式家庭用ラジオの製造会社として設立。現在は主にカーナビやカーオーディオなどの車載情報機器/音響機器の開発・生産・販売を手がけるほか、高度安全走行システムの先端的な技術開発と事業化を中長期的な重要事業と定めて推進している。なお、2006年から日立の連結子会社となっていた。

日立はプレスリリースにて、「自動社関連業界においてグローバルな競争が激化する中、クラリオンがフォルシアの顧客基盤や事業基盤、技術力を活用することで、さらなる成長の加速と企業価値の向上を実現できると判断し、本公開買付けに応募することとした」とコメント。

また、日立および同子会社の日立オートモティブシステムズは、自動運転など注力分野の成長に向けて、今後もクラリオンとの協力関係を継続していくという。また、今回の売却で獲得する資金を活用して、自動運転などモビリティ分野を含む社会イノベーション事業を加速していくとしている。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 文化庁、BDレコーダーに掛かる私的録音録画補償金額を認可。1台当たり税抜182円が上乗せへ
2 テクニクス、新完全ワイヤレスイヤホン投入を予告。ティザー映像を公開
3 アップル初売りが新年1/2からスタート。対象iPhone購入で最大3万円のギフトカードをプレゼント
4 なぜ? 実は「大きいほど人気」なPolk Audioのスピーカー、全3シリーズの“大型モデル”比較試聴でわかった魅力
5 CD再生は “クロック” でさらに化ける!プロ機譲りの実力機、MUTEC「MC-3+」の音質グレードアップ技
6 評論家イチオシ!LUMIN「P1 mini」レビュー。「驚くほどの音質の良さが体験できた」
7 名盤『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の新たな船出。リミックスという選択に挑んだエンジニアの声を訊く
8 VGP2025・優秀賞獲得モデルから厳選!審査員5名が “絶対推し” のデノン/マランツ/B&W/DALI
9 アキュフェーズのフラグシップアンプ「E-800S」が堂々初登場3位<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
10 Qobuz開始の波及効果大。ネットワークオーディオ関連の需要拡大<販売店の声・売れ筋ランキング11月>
12/27 12:04 更新

WEB