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公開日 2018/11/22 17:04
「柔道グランドスラム2018」で実施

ドコモ、VR空間でスポーツ観戦できる「VRソーシャルビューイング」を実験。VTuber七瀬大空などの解説も

編集部:押野 由宇
テレビ東京ホールディングスとNTTドコモは、「柔道グランドスラム2018」において、第5世代移動通信方式(5G)を利用した、VR空間内でのスポーツ観戦と観戦者同士のコミュニケーションを楽しめる「VRソーシャルビューイング」の実証実験を、11月24日(土)に実施する。

「VRソーシャルビューイング」のイメージ

「VRソーシャルビューイング」は、ドコモが開発した「VRアバターコミュニケーションプラットフォーム」により、試合会場と離れた場所にいる観戦者がHMDを装着し5Gを通じてVR空間へ参加することで、VR空間内でのトークライブや参加者同士でのコミュニケーションを楽しみながら、VR空間内に設置されたディスプレイを通じて、スポーツ中継映像をリアルタイムで観戦できるというもの。

実証実験は「柔道グランドスラム2018」にて行われ、VR空間内でイベントの進行役となるVTuberの七瀬大空とタレントのオテンキのりが、柔道実況解説と試合の進行に合わせたトークライブを実施。

同時に、VR空間内の観戦エリアで、HMDを装着した観戦者2名がリアルタイムに試合映像を観戦するとともに、観戦者同士でコミュニケーションをとることができる。

VR空間内では、正面側の巨大ディスプレイで試合を配信。同時に側面のディスプレイで会場内の4つの試合場や練習場などのさまざまな地点や角度から撮影した映像を、最大16画面のサムネイル画像で配信する。

VR空間内でVTuberがサムネイル画面を選択し、正面側のディスプレイの映像を切り替えることができるため、見たい試合や、見たいアングルを指定して観戦が楽しめるとする。

映像の一部には、パナソニックの8K AI搭載カメラシステムを使用。固定した高解像8Kカメラ1台の映像から、AIにより被写体を認識して自動追尾とサイズ調整を行い、自動で複数のHD映像を切り出すもので、スポーツ中継など将来の番組制作での活用が期待される技術となる。

なおVR空間内の様子は、インターネット配信サーバーを経由して、動画配信サービス「Paravi」にて無料同時配信される。

スケジュールは11月24日の11:00〜15:00で、時間内で1回当たり30分間のイベントを複数回実施する。実証実験の場所は丸善インテックアリーナ大阪内の特設ブース。


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