ニュース
HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2019/03/20 18:35
お客様との接点づくりを重視
パナソニックショップ「リハートふたみ」がN&Eハウスに。必要とされる強い実感で活動を展開
Senka21編集部 徳田ゆかり
パナソニックショップ「リハートふたみ」は、AVネットワーク商品や太陽光発電+エコキュート・IHなどが実感・体感できる優秀店「ネットワーク&エコハウス(N&E)」に認定され、このほどリニューアルオープンを果たした。二見電機商会 代表取締役の二見清和氏はオープニングのセレモニーで「父から継いだこの店の、50周年と重なります。ひとつの区切りとして、また1からやってまいります」と挨拶した。
社長の二見清和氏と夫人の二見悦子さん、清和社長の弟である店長の二見孝雄氏と夫人の公子さん、清和社長のご子息である達也さんと美姫さん、そして女性スタッフ2名の計8名で活動する。清和社長は松下幸之助商学院の第6期生で、在学中に松下幸之助氏が学院に来られたことが深く印象に残っているという。卒業後すぐに入店し43年間仕事に従事。「お客様との接点を増やしていくことが重要、地元密着の活動が私の役割」と、積極的に地域行事に携わる。地域の役員を務め、祭りの準備から神社のお囃子や獅子舞にも参加。イベントの際の音響設備も手がける。さまざまな角度から地域を盛り上げるとともに、住民からの強い信頼を得ている。
「新しい世代を獲得するのが課題」と強い問題意識をもつ悦子夫人。「80代以上のご年配世代にはしっかり対応できていますが、私たちと同世代の60代〜70代から下はもう価値観が違います。スマホも使えるアクティブな世代、そこを獲得しなくては。だから社長や息子が広告塔になって、存在感をアピールしています」と語る。ポイントは「地道に丁寧に御用聞きをすること」。そこで活躍するのは“困ったチラシ”。さまざまなお困りごとに対する解決策、その金額を記載したチラシを3ヶ月に1度のペースでポスティングするという。「具体例があることで、こんなこともできるのかと気づいていただきやすい。金額が提示されているのでお客様もかえって頼みやすいのです」と、案件を生み出す。
以前は訪問しての困りごと解決も「いいよいいよ、とサービスしていた」と語る清和社長。するとタダで何でもしてくれると思われてしまう。そこで意識づけとして、訪問する際に必ず伝票を切ることにした。「出張代の金額を入れる。そして、お得意様だからと言ってゼロにする。これを“ゼロ伝票”と言います」。これを10年以上も続けて、3年ほど前から実際に料金を徴収している。「実際に動けば料金が発生する。我々はプロなんですから。少しずつ段階を踏んでいき、お客様にわかっていただけました」と付加価値を生み出した。「“ゼロ伝票”は当店が独自につくり出したもの。明徳会(松下幸之助商学院の卒業生による組織)の仲間達と試行錯誤しながら形にしました」と特許もとったという。こうしたしくみをつくり粗利をとる活動を重ね、利益率を重視する。
外販が売上げの9割を占める。店は個展などイベント開催のための場所と位置付ける。「ここも重要なお客様接点。イベントでお客様をご招待して来店いただくことにより、ご要望を引き出せる。我々が売りたいものを押し付ける場ではありません」。今回のリニューアルオープンのセールでは、招待状を1000通手渡し。「登録されているお客様すべてにお渡ししました。休眠の方の掘り起こしも期待しています」。店の采配は孝雄店長と公子夫人に任せている。リニューアルに際しては洗面台やキッチン商材を配置し、店内も対面重視の構造とした。
次の時代に向けては、「この先はどうなるかわからないから、期待せず息子たちに任せる。時代は流れていますし、2020年を過ぎればまた大きく変わるはず」と静観する社長夫妻。しかし長女の美姫さんは、「店に入って初めて、電気屋の存在理由がわかりました」という。「ご年配のお客様からひっきりなしにお問い合わせが来て、必要とされていることを強く感じます。電気屋がなくなったら困る人がいる」と実感する。大きな手応えをもち、次につながる日々の活動を続けていく。
社長の二見清和氏と夫人の二見悦子さん、清和社長の弟である店長の二見孝雄氏と夫人の公子さん、清和社長のご子息である達也さんと美姫さん、そして女性スタッフ2名の計8名で活動する。清和社長は松下幸之助商学院の第6期生で、在学中に松下幸之助氏が学院に来られたことが深く印象に残っているという。卒業後すぐに入店し43年間仕事に従事。「お客様との接点を増やしていくことが重要、地元密着の活動が私の役割」と、積極的に地域行事に携わる。地域の役員を務め、祭りの準備から神社のお囃子や獅子舞にも参加。イベントの際の音響設備も手がける。さまざまな角度から地域を盛り上げるとともに、住民からの強い信頼を得ている。
「新しい世代を獲得するのが課題」と強い問題意識をもつ悦子夫人。「80代以上のご年配世代にはしっかり対応できていますが、私たちと同世代の60代〜70代から下はもう価値観が違います。スマホも使えるアクティブな世代、そこを獲得しなくては。だから社長や息子が広告塔になって、存在感をアピールしています」と語る。ポイントは「地道に丁寧に御用聞きをすること」。そこで活躍するのは“困ったチラシ”。さまざまなお困りごとに対する解決策、その金額を記載したチラシを3ヶ月に1度のペースでポスティングするという。「具体例があることで、こんなこともできるのかと気づいていただきやすい。金額が提示されているのでお客様もかえって頼みやすいのです」と、案件を生み出す。
以前は訪問しての困りごと解決も「いいよいいよ、とサービスしていた」と語る清和社長。するとタダで何でもしてくれると思われてしまう。そこで意識づけとして、訪問する際に必ず伝票を切ることにした。「出張代の金額を入れる。そして、お得意様だからと言ってゼロにする。これを“ゼロ伝票”と言います」。これを10年以上も続けて、3年ほど前から実際に料金を徴収している。「実際に動けば料金が発生する。我々はプロなんですから。少しずつ段階を踏んでいき、お客様にわかっていただけました」と付加価値を生み出した。「“ゼロ伝票”は当店が独自につくり出したもの。明徳会(松下幸之助商学院の卒業生による組織)の仲間達と試行錯誤しながら形にしました」と特許もとったという。こうしたしくみをつくり粗利をとる活動を重ね、利益率を重視する。
外販が売上げの9割を占める。店は個展などイベント開催のための場所と位置付ける。「ここも重要なお客様接点。イベントでお客様をご招待して来店いただくことにより、ご要望を引き出せる。我々が売りたいものを押し付ける場ではありません」。今回のリニューアルオープンのセールでは、招待状を1000通手渡し。「登録されているお客様すべてにお渡ししました。休眠の方の掘り起こしも期待しています」。店の采配は孝雄店長と公子夫人に任せている。リニューアルに際しては洗面台やキッチン商材を配置し、店内も対面重視の構造とした。
次の時代に向けては、「この先はどうなるかわからないから、期待せず息子たちに任せる。時代は流れていますし、2020年を過ぎればまた大きく変わるはず」と静観する社長夫妻。しかし長女の美姫さんは、「店に入って初めて、電気屋の存在理由がわかりました」という。「ご年配のお客様からひっきりなしにお問い合わせが来て、必要とされていることを強く感じます。電気屋がなくなったら困る人がいる」と実感する。大きな手応えをもち、次につながる日々の活動を続けていく。
- トピック
- S21 ビジネスニュース
- S21 地域電器専門店