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公開日 2019/11/13 18:14
JEITAブースでは新4K8K衛星放送の広がりもアピール
<Inter BEE>ソニー、440型大画面8K上映や新4K HDRマスモニ/シャープとNHKの“丸められる”30型有機ELディスプレイ実機展示
編集部:小野佳希
Inter BEE 2019が開幕。本稿では、440型のCrystal LEDディスプレイでの8K映像上映や4K HDRマスターモニターの新製品参考展示などを行っているソニーのブースと、シャープとNHKが開発発表した “丸められる4K有機ELディスプレイ” の実機展示などを行うNHK/JEITAのブースをレポートする。
■ソニー
ソニーは、前述のように440型の大画面Crystal LEDディスプレイをブースに設置。NHKによる紅白歌合戦の映像を始めとした様々な8Kコンテンツを上映しており、多数の来場者からの注目を集めていた。
液晶マスターモニターの展示では、31型で4K対応の「BVM-HX310」の “Ver.1.1” を11月上旬にリリース予定であることを紹介。新たにInput Setting設定へSave/Load機能を追加したり、モニター色温度自動調整ソフトウェアVer.1.6に対応するという。
また、4K HDR/BT.2020対応の24型モニターを参考展示。「全白1000nitsを実現するモデルで、来夏に発売を予定している」(説明員)とのことだったが、現時点ではこれ以上の詳細は明かされなかった。
モニター関連では海外で「Z9G」として発表している8Kテレビも参考展示。85型モデルを展示しており、日本未発表製品を体験することができる。
業務用カムコーダーでは、6KフルサイズExmor R CMOSセンサーを採用する「FX9」など新モデルを中心に展示。CineAltaカメラ「VENICE」には “Ver.5.0” を2020年2月にリリース予定で、新たにHFR機能で4K 2.39:1=120fps、4K 17:9=110fps、6K 17:9=72fpsに対応すること、ユーザーガンマ、ニー、ホワイトクリップ、ディテール、マトリクスなどに対応予定であること、水準器機能を追加することを紹介している。
■NHK/JEITA
NHKとJEITAによるブースでは、新4K8K衛星放送の魅力を大きくアピール。8K上映デモなどを見ることができる。また、先日シャープとNHKが共同で開発発表した “世界最大の丸められる4K有機ELディスプレイ” である30型の「4Kフレキシブル有機ELディスプレイ」も実機展示している。
「4Kフレキシブル有機ELディスプレイ」は、薄く柔らかいプラスチックフィルムの上へ、RGB(赤/緑/青)の各色に発光する素子を高精度に蒸着させることで製造。これにより、フィルム基板を用いたRGB発光方式(カラーフィルターレス)の高精細4K有機ELディスプレイとしては世界最大クラスでありながら、質量は約100g、厚みは約0.5mmを実現。さらに表示部を直径4cmほどの筒状に丸めて収納することも可能としている。
8K関連では、日本陸上競技大会と日本選手権水泳競技大会を8K撮影したことを紹介。8K 4倍速ハイスピード映像の上映や、水泳では水中マイクも用いて没入感を高める配慮をしていたことなどを紹介している。
また、NHK技研公開などで披露していた8Kシート型有機ELディスプレイも展示し、ラグビーW杯の映像などを上映。8K撮影対応のワイヤレスカメラも参考展示している。
そして4Kでは、4Kチューナー内蔵テレビが累計出荷126万台を突破して40型以上のテレビにおける66%を占めるほどになっていることなど、4K放送の視聴環境が整ってきていることをアピール。東芝やパナソニック、ソニーや三菱電機といった各社の4KテレビやBDレコーダーも展示し、4K放送の魅力を紹介している。
そのほか、光回線やケーブルテレビであればアンテナ不要で4K放送を視聴できることや、既存設備に周波数変換装置を追加することによって大規模工事不要で4K8K放送を視聴可能になることなども紹介。エアコンのダクト穴などを利用して部屋へ入線できるほど細いプラスチック光ファイバーを用いるケースの紹介には、シャープの8Kテレビなども使用されていた。
音響関連では、8Kスーパーハイビジョンでの22.2ch音響を家庭用機器で実現可能にするためのMPG-4 AACデコーダーをデモ。22.2chのサウンドバーと組み合わせてのデモを行っている。
■ソニー
ソニーは、前述のように440型の大画面Crystal LEDディスプレイをブースに設置。NHKによる紅白歌合戦の映像を始めとした様々な8Kコンテンツを上映しており、多数の来場者からの注目を集めていた。
液晶マスターモニターの展示では、31型で4K対応の「BVM-HX310」の “Ver.1.1” を11月上旬にリリース予定であることを紹介。新たにInput Setting設定へSave/Load機能を追加したり、モニター色温度自動調整ソフトウェアVer.1.6に対応するという。
また、4K HDR/BT.2020対応の24型モニターを参考展示。「全白1000nitsを実現するモデルで、来夏に発売を予定している」(説明員)とのことだったが、現時点ではこれ以上の詳細は明かされなかった。
モニター関連では海外で「Z9G」として発表している8Kテレビも参考展示。85型モデルを展示しており、日本未発表製品を体験することができる。
業務用カムコーダーでは、6KフルサイズExmor R CMOSセンサーを採用する「FX9」など新モデルを中心に展示。CineAltaカメラ「VENICE」には “Ver.5.0” を2020年2月にリリース予定で、新たにHFR機能で4K 2.39:1=120fps、4K 17:9=110fps、6K 17:9=72fpsに対応すること、ユーザーガンマ、ニー、ホワイトクリップ、ディテール、マトリクスなどに対応予定であること、水準器機能を追加することを紹介している。
■NHK/JEITA
NHKとJEITAによるブースでは、新4K8K衛星放送の魅力を大きくアピール。8K上映デモなどを見ることができる。また、先日シャープとNHKが共同で開発発表した “世界最大の丸められる4K有機ELディスプレイ” である30型の「4Kフレキシブル有機ELディスプレイ」も実機展示している。
「4Kフレキシブル有機ELディスプレイ」は、薄く柔らかいプラスチックフィルムの上へ、RGB(赤/緑/青)の各色に発光する素子を高精度に蒸着させることで製造。これにより、フィルム基板を用いたRGB発光方式(カラーフィルターレス)の高精細4K有機ELディスプレイとしては世界最大クラスでありながら、質量は約100g、厚みは約0.5mmを実現。さらに表示部を直径4cmほどの筒状に丸めて収納することも可能としている。
8K関連では、日本陸上競技大会と日本選手権水泳競技大会を8K撮影したことを紹介。8K 4倍速ハイスピード映像の上映や、水泳では水中マイクも用いて没入感を高める配慮をしていたことなどを紹介している。
また、NHK技研公開などで披露していた8Kシート型有機ELディスプレイも展示し、ラグビーW杯の映像などを上映。8K撮影対応のワイヤレスカメラも参考展示している。
そして4Kでは、4Kチューナー内蔵テレビが累計出荷126万台を突破して40型以上のテレビにおける66%を占めるほどになっていることなど、4K放送の視聴環境が整ってきていることをアピール。東芝やパナソニック、ソニーや三菱電機といった各社の4KテレビやBDレコーダーも展示し、4K放送の魅力を紹介している。
そのほか、光回線やケーブルテレビであればアンテナ不要で4K放送を視聴できることや、既存設備に周波数変換装置を追加することによって大規模工事不要で4K8K放送を視聴可能になることなども紹介。エアコンのダクト穴などを利用して部屋へ入線できるほど細いプラスチック光ファイバーを用いるケースの紹介には、シャープの8Kテレビなども使用されていた。
音響関連では、8Kスーパーハイビジョンでの22.2ch音響を家庭用機器で実現可能にするためのMPG-4 AACデコーダーをデモ。22.2chのサウンドバーと組み合わせてのデモを行っている。
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