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公開日 2020/02/26 13:15
「RZ-S30W」は小さい耳穴にもフィット
パナソニック初の完全ワイヤレス「RZ-S50W」「RZ-S30W」。上位機は業界最高級ノイキャン
編集部:川田菜月
パナソニックは、同社初の完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S50W」「RZ-S30W」を4月中旬に発売する。価格はオープンだが、RZ-S50Wが21,000円前後、RZ-S30Wが13,000円前後(いずれも税抜)での実売が想定される。
RZ-S50W/RZ-S30Wは、パナソニック初の完全ワイヤレスイヤホンとして、“Music/Communication/Noise Canceling” の3つをコンセプトに開発。CES 2020にて発表されていたモデルの発売、価格が決定したかたちだ。
2機種では同社が持つコードレス電話機の無線技術を活用することで、Bluetooth接続の安定性とクリアな通話品質も両立。上位機RZ-S50Wには独自のデュアルハイブリッドノイズキャンセリング機能も搭載し、業界最高クラスのノイズ低減効果を実現している。
上位モデルのRZ-S50Wは、φ8mmダイナミック型ドライバーを搭載。振動板には内部損失が高く共振も抑制するバイオセルロース素材を採用。サウンド面では余裕のある広帯域再生を実現し、適度に締まり感のある豊かな低音が特長としている。
また音響構造にも工夫し、ドライバー周辺の空気の流れを最適化する設計を採用。これにより、リアルかつ明瞭なボーカル再生も可能にするという。
本機には独自のデュアルハイブリッドノイズキャンセリング機能を採用。ノイズを取り込む2つの方式に対して、それぞれ異なる処理を施している点が特徴で、高い効果を発揮できるとしている。
イヤホンの外側に配置したマイクでノイズを取り込む「フィードフォワード方式」に対しては、演算処理により精緻にデジタル制御を行うことで騒音を大幅に低減。より耳元に近い内側に配置したマイクでノイズを取り込む「フィードバック方式」に対しては、電子回路設計によりアナログ処理で素早く対応し、遅延のないノイズ低減を行うという仕組み。
同社の検証結果として “業界最高クラス” の効果が得られているという。なお、本機能は同日発表されたテクニクスの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」にも採用されている。
通話品質にもこだわり、パナソニックのコードレス電話の開発技術を活用することで精度向上を図っている。市場での完全ワイヤレスイヤホンに対する不満点として「通話時の音声品質」が挙げられることも多く、そうしたユーザーの声に応えたかたちだという。
具体的には、自社アルゴリズムを用いたビームフォーミング技術を採用し、音声とそれ以外の音を区別してノイズを低減。高い集音性能を持つMEMSマイクを、ノイズキャンセリング用に2基(内1基が通話兼用)、通話専用を1基とイヤホン片側に計3基内蔵。2基の通話用マイクを用いて、声の帯域にフォーカスしてクリアにする処理を施すことで、音声を明瞭に届けられるとしている。
さらに風切り音対策として、本体内部をラビリンス構造として空気の通り道を複雑化。その内側にマイクを配置することで直接風が当たりにくくなり、風切り音を低減しながら、音声をきちんとキャッチできるという。
Bluetoothはバージョン5.0、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFP、コーデックはSBC/AACに対応。AACコーデック再生時の連続再生時間は、ノイズキャンセリングON時で約6.5時間、充電ケース併用で最大約19.5時間。同条件でノイズキャンセリングOFF時は約7.5時間、充電ケース併用で約22.5時間。
急速充電対応で、15分で約70分の再生が可能(ノイズキャンセリングON/AAC再生時)。イヤホンの質量は片側約7g。イヤホン本体は正円形のシンプルなデザインで、ハウジング周囲にはノイズキャンセリング用のマイク孔を表現したオーナメントが施されるカラーはブラック/ホワイトの2色。付属イヤーチップはS/M/L/XLを各サイズ1ペアずつ用意する。またイヤホンはIPX4の防滴性能も装備する。
■小型で女性でも装着しやすい「RZ-S30W」
RZ-S30Wはφ6mmダイナミック型ドライバーを搭載した小型モデル。片側約4gと軽量で、耳栓のようなコンパクト設計とした点が特長だ。付属のイヤーチップもS/M/Lに加えてXSサイズを用意するなど、女性など耳穴のサイズが小さいユーザーでも、長時間快適に使用できる装着感を目指している。本機も正円形のデザインにリング形のオーナメントを施しており、カラーはブラック/ホワイト/グリーンの3色をラインナップする。
小型設計ながら、音質や通話品質など基本性能はしっかり確保。本体にはIPX4の防滴性能を備えながらも、ハウジングの内側にエアーダクトを設けて空気の流れを作り出すことで、低域の量感も再現。さらにナチュラルなボーカル再生も両立し、音楽だけでなく動画などの音声も楽しめるような音を目指しチューニングしたとのこと。また内部はこちらもラビリンス構造を採用し、風切り音を低減しクリアな通話品質も実現している。
Bluetoothバージョン、対応コーデックはRZ-S50Wと同様。連続再生時間は約7.5時間、充電ケース併用で最大約30時間の使用が可能(AACコーデック再生時)。15分で約90分使用できる急速充電にも対応する。なお本モデルはノイズキャンセリング機能は非搭載となる。
■タッチセンサーもアンテナに。より途切れにくい設計に
両機種ともハウジングにはタッチセンサーとBluetoothアンテナを共用化した、新開発の「タッチセンサーアンテナ」を内蔵。タッチセンサーのパネル部にアンテナも合わせて設計し、基板部分もアンテナ化することで、タッチセンサーとBluetoothアンテナを共用化しており、外側に向かって指向性を最適化することで、人体の影響を受けにくく、途切れにくいBluetooth接続が可能だとしている。
イヤホン操作は、音楽再生/一時停止、曲送り/戻し、音量調整、通話応答などのほか、ノイズキャンセリングモード/アンビエントモード(外音取り込み)/OFFの切り替え、音声アシスタントの起動などが行える。
接続デバイスとのペアリングには左右独立受信方式を採用。スマートフォンの機種に左右されることなく、L/Rの各イヤホンとスマートフォンがそれぞれに接続することで高い接続安定性が得られるという。
専用アプリ「Panasonic Audio Connect」を用意。スマホとのペアリング案内や、イヤホンのバッテリー残量、音質カスタマイズの操作が可能。紛失時にイヤホンを捜索できる「ヘッドホンを探す」機能なども搭載する。また上位モデルのRZ-S50Wでは、ノイズキャンセリングおよび外音取り込みのレベルを100段階で調整できる。
いずれも充電ケースは小型かつスリムな形状で持ち運びしやすく、またイヤホンの取り出しやすさにもこだわって設計したとのこと。それぞれイヤホン本体に合わせたカラーを採用している。
RZ-S50W/RZ-S30Wは、パナソニック初の完全ワイヤレスイヤホンとして、“Music/Communication/Noise Canceling” の3つをコンセプトに開発。CES 2020にて発表されていたモデルの発売、価格が決定したかたちだ。
2機種では同社が持つコードレス電話機の無線技術を活用することで、Bluetooth接続の安定性とクリアな通話品質も両立。上位機RZ-S50Wには独自のデュアルハイブリッドノイズキャンセリング機能も搭載し、業界最高クラスのノイズ低減効果を実現している。
上位モデルのRZ-S50Wは、φ8mmダイナミック型ドライバーを搭載。振動板には内部損失が高く共振も抑制するバイオセルロース素材を採用。サウンド面では余裕のある広帯域再生を実現し、適度に締まり感のある豊かな低音が特長としている。
また音響構造にも工夫し、ドライバー周辺の空気の流れを最適化する設計を採用。これにより、リアルかつ明瞭なボーカル再生も可能にするという。
本機には独自のデュアルハイブリッドノイズキャンセリング機能を採用。ノイズを取り込む2つの方式に対して、それぞれ異なる処理を施している点が特徴で、高い効果を発揮できるとしている。
イヤホンの外側に配置したマイクでノイズを取り込む「フィードフォワード方式」に対しては、演算処理により精緻にデジタル制御を行うことで騒音を大幅に低減。より耳元に近い内側に配置したマイクでノイズを取り込む「フィードバック方式」に対しては、電子回路設計によりアナログ処理で素早く対応し、遅延のないノイズ低減を行うという仕組み。
同社の検証結果として “業界最高クラス” の効果が得られているという。なお、本機能は同日発表されたテクニクスの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」にも採用されている。
通話品質にもこだわり、パナソニックのコードレス電話の開発技術を活用することで精度向上を図っている。市場での完全ワイヤレスイヤホンに対する不満点として「通話時の音声品質」が挙げられることも多く、そうしたユーザーの声に応えたかたちだという。
具体的には、自社アルゴリズムを用いたビームフォーミング技術を採用し、音声とそれ以外の音を区別してノイズを低減。高い集音性能を持つMEMSマイクを、ノイズキャンセリング用に2基(内1基が通話兼用)、通話専用を1基とイヤホン片側に計3基内蔵。2基の通話用マイクを用いて、声の帯域にフォーカスしてクリアにする処理を施すことで、音声を明瞭に届けられるとしている。
さらに風切り音対策として、本体内部をラビリンス構造として空気の通り道を複雑化。その内側にマイクを配置することで直接風が当たりにくくなり、風切り音を低減しながら、音声をきちんとキャッチできるという。
Bluetoothはバージョン5.0、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFP、コーデックはSBC/AACに対応。AACコーデック再生時の連続再生時間は、ノイズキャンセリングON時で約6.5時間、充電ケース併用で最大約19.5時間。同条件でノイズキャンセリングOFF時は約7.5時間、充電ケース併用で約22.5時間。
急速充電対応で、15分で約70分の再生が可能(ノイズキャンセリングON/AAC再生時)。イヤホンの質量は片側約7g。イヤホン本体は正円形のシンプルなデザインで、ハウジング周囲にはノイズキャンセリング用のマイク孔を表現したオーナメントが施されるカラーはブラック/ホワイトの2色。付属イヤーチップはS/M/L/XLを各サイズ1ペアずつ用意する。またイヤホンはIPX4の防滴性能も装備する。
■小型で女性でも装着しやすい「RZ-S30W」
RZ-S30Wはφ6mmダイナミック型ドライバーを搭載した小型モデル。片側約4gと軽量で、耳栓のようなコンパクト設計とした点が特長だ。付属のイヤーチップもS/M/Lに加えてXSサイズを用意するなど、女性など耳穴のサイズが小さいユーザーでも、長時間快適に使用できる装着感を目指している。本機も正円形のデザインにリング形のオーナメントを施しており、カラーはブラック/ホワイト/グリーンの3色をラインナップする。
小型設計ながら、音質や通話品質など基本性能はしっかり確保。本体にはIPX4の防滴性能を備えながらも、ハウジングの内側にエアーダクトを設けて空気の流れを作り出すことで、低域の量感も再現。さらにナチュラルなボーカル再生も両立し、音楽だけでなく動画などの音声も楽しめるような音を目指しチューニングしたとのこと。また内部はこちらもラビリンス構造を採用し、風切り音を低減しクリアな通話品質も実現している。
Bluetoothバージョン、対応コーデックはRZ-S50Wと同様。連続再生時間は約7.5時間、充電ケース併用で最大約30時間の使用が可能(AACコーデック再生時)。15分で約90分使用できる急速充電にも対応する。なお本モデルはノイズキャンセリング機能は非搭載となる。
■タッチセンサーもアンテナに。より途切れにくい設計に
両機種ともハウジングにはタッチセンサーとBluetoothアンテナを共用化した、新開発の「タッチセンサーアンテナ」を内蔵。タッチセンサーのパネル部にアンテナも合わせて設計し、基板部分もアンテナ化することで、タッチセンサーとBluetoothアンテナを共用化しており、外側に向かって指向性を最適化することで、人体の影響を受けにくく、途切れにくいBluetooth接続が可能だとしている。
イヤホン操作は、音楽再生/一時停止、曲送り/戻し、音量調整、通話応答などのほか、ノイズキャンセリングモード/アンビエントモード(外音取り込み)/OFFの切り替え、音声アシスタントの起動などが行える。
接続デバイスとのペアリングには左右独立受信方式を採用。スマートフォンの機種に左右されることなく、L/Rの各イヤホンとスマートフォンがそれぞれに接続することで高い接続安定性が得られるという。
専用アプリ「Panasonic Audio Connect」を用意。スマホとのペアリング案内や、イヤホンのバッテリー残量、音質カスタマイズの操作が可能。紛失時にイヤホンを捜索できる「ヘッドホンを探す」機能なども搭載する。また上位モデルのRZ-S50Wでは、ノイズキャンセリングおよび外音取り込みのレベルを100段階で調整できる。
いずれも充電ケースは小型かつスリムな形状で持ち運びしやすく、またイヤホンの取り出しやすさにもこだわって設計したとのこと。それぞれイヤホン本体に合わせたカラーを採用している。
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