日本レコード協会は、加盟全社の集計による2020年第3四半期（7月〜9月）の音楽配信売上実績を発表した。

2020年第3四半期の音楽配信売上は、前年同期比109％の197億7,400万円。なかでもストリーミングは前年同期比122％の148億620万円と堅調に推移ししている。内訳は、音楽が前年同期比121％の128億7,300万円、音楽ビデオが前年同期比143％の5億1,600万円。これに広告収入を合わせたものとなる。

ストリーミングが伸びる反面、ダウンロード販売は低調気味。シングルトラックはダウンロード数／売上ともに前年同期比76％となる1,620万ダウンロード／26億4,600万円という結果に。アルバムに関してもダウンロード数／売上は前年同期比94％と下回り、164万ダウンロード／18億6,200万円となった。音楽ビデオ配信も合わせ、合計で前年同期比77％の1,794万ダウンロード、金額にして前年同期比82％の45億4,300万円と、各カテゴリが軒並み前年同期に届かない結果となった。