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公開日 2021/01/15 11:50
空間オーディオにも対応

サムスン、完全ワイヤレス「Galaxy Buds Pro」。喋ると自動でANCオフ/環境に合わせてレベル調整

編集部:小澤麻実
Samsungは、オンライン新製品発表会“Galaxy Unpacked”にて、新スマートフォン「Galaxy S21シリーズ」に加え、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「Galaxy Buds Pro」を発表した。本稿では「Galaxy Buds Pro」についてお伝えする。

Galaxy Buds Pro


「Galaxy Buds Pro」はアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン。価格は199.99ドルで、アメリカでは既に販売がスタートした。

サウンドチューニングはAKGが担当しており、6.5mm径トゥイーターと11mm径ウーファーの2ウェイ構成。Galaxy Budsシリーズ最高のIPX7相当の耐水性も備える。

6.5mm径トゥイーターと11mm径ウーファーの2ウェイ構成

カラーはファントムブラック、ファントムバイオレット、ファントムシルバーの3種類。表面は光沢加工でつややかに、内側はマットな質感で柔らかい肌触りに仕上げたとのこと。充電ケースもイヤホンと同カラーで揃えられている。

大きな特徴は、インテリジェントANC機能だ。筐体の内側と外側のマイクでノイズをリアルタイムに検知し、周囲の環境に合わせてANCレベルを自動で最適化。周囲の騒がしい環境では高めに、静かな部屋では低めに…など、雑音を最大99%低減するとしている。

便利な「音声検出機能」も用意。ANC機能をオンにしていても、喋ると自動でオフになり周囲の音が聞こえるように。ANC機能がオフの際やアンビエントモード(Galaxy日本語サイトでは「周囲の音モード」と表記)利用中の場合は、自動で音楽の音量を下げ、話している相手の声にマイクを集中させることで会話しやすくなるとしている。

なおアンビエントモードでは、Androidアプリ「Galaxy Wearable」を使って取り込む周辺環境音のボリュームを4段階で調整することができる。

内蔵マイクは3基で、加えてボイスピックアップ装置も搭載。ビームフォーミングテクノロジーにより発した声だけを拾うほか、風切り音を軽減する設計とすることで様々な環境での通話時もクリアな音声コミュニケーションが可能とのことだ。

内蔵マイクは3基で、加えてボイスピックアップ装置も搭載

Android One UI 3.1以降のGalaxy端末で利用できる機能も複数用意。まず360°オーディオでは、Dolby Head Tracking技術により、頭を動かす際に音の方向を正確に特定し聴覚に圧倒的な臨場感を届けるとしている。Dolby Atmosコンテンツの再生も可能とのことだ。

そして、ペアリングした複数デバイス間のオートスイッチングにも対応。タブレットで映画を観ている際着信があるとスマホに自動で接続が切り替わり、通話が終わると再びタブレットに接続する、といった使い方ができる。

また「Buds Together」機能により、2セットの「Galaxy Buds Pro」を同時に一台のスマホにペアリングすることが可能。友人と一緒に音楽を聴く等の使い方が提案されている。

バッテリーは、イヤホン単体はANCオンの場合で最大約5時間、充電ケース併用で最大約18時間持続する。ANCオフの場合は最大再生約8時間、充電ケース併用で約28時間となる。5分間の充電で約1時間の使用が可能な急速充電にも対応する。

そのほか、「SmartThings」アプリを使って紛失したイヤホンを探すことが可能。「Galaxy Buds Pro」からビープ音を鳴らせるほか、Galaxy Buds Proがスマホに接続されていない状態でも、最後に使った場所をおおまかに当たりを付けられるとのことだ。

装着感にも配慮。耳の圧力と空気の流れを調整する通気孔を備え、耳に自然にフィットするとのこと。イヤーピースも3サイズ付属する。

Bluetoothのバージョンは5.0。コーデックはAACとSBCに対応する。イヤホン部は質量6.3g、外形寸法19.5 x 20.5 x 20.8 mmで、充電ケースは質量44.9g、外形寸法50 x 50.2 x 27.8 mm。

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