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公開日 2021/09/19 14:12
外音取り込みも高レベル
<ヘッドフォン祭>デノン初の完全ワイヤレスを徹底解説! 小岩井ことり「音楽を本当に楽しめるイヤホンです」
編集部:杉山康介
本日9月19日、「秋のヘッドフォン祭2021 ONLINE」がファイルウェブYouTubeチャンネルにて生配信。さまざまなメーカーの新製品が発表された。本項ではD&Mホールディングスのコーナーで紹介された内容をレポートする。
■デノン初の完全ワイヤレス「AH-C830NCW/C630W」
D&Mからはデノンの営業を担当する田中氏と、エンジニアの冨田氏が登壇。先日発表されたデノンブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「AH-C830NCW/C630W」を紹介した。発売日は10月15日を予定しており、想定実売価格はAH-C830NCWが税込19,800円前後、AH-C630Wが税込9,900円前後。
「デノンならではのサウンドクオリティを完全ワイヤレスイヤホンでも展開したい」をコンセプトとした製品で、同社サウンドマスターの山内氏が音決めを担当。Hi-Fiコンポーネントと同様に「Vivid&Spacious」な音を目指し、山内氏が市場のイヤホンに感じていた重層感の見えづらさ、開放感の乏しさの改善に焦点を当てて開発したという。
また、山内氏はビデオコメントにて「バランス的には中庸的ながら、高解像、分解能といったところでも楽しめる音質を作り込んだ。両モデルとも芯のある低音を土台としているところは共通しているが、830は低音の深みやシャープさ、存在感、ベースの弾力感などがより向上している。分解能ももう一段優れた、細やかで質感の高いサウンドを実現できた」と音質について語った。
ドライバーは830が11×10mm、630が10×10mmと、同価格帯の完全ワイヤレスと比べても大口径なものを搭載。筐体は様々な人種の耳のデータから24種類のサンプルを作成し、最も評価の高かったものを採用。両方とも約5gと軽量で、軽やかな装着感を実現したという。
本コーナーに参加した声優・小岩井ことり氏は「デノンのヘッドホン『AH-D5000』が大好きなので、参加できてものすごく嬉しい」としつつ、「両モデルとも毛色が違い、830は真空管で鳴らしたような温かみのあるサウンド。デノンクオリティを感じさせる、オーディオファンが好きなタイプの音で、これを完全ワイヤレスで実現するのは珍しいように感じた」と音質を評価。
630については「ボーカルあたりのハイミッド帯域に特徴があって、外で使っても抜け良く聴こえるような印象」だと評価。「機能的にもノイキャンや外音取り込みなどあるが、総じて『音楽を本当に楽しめるイヤホン』だと感じた」とコメントした。
さらに小岩井氏は、大口径ドライバーを搭載しながら軽量・コンパクトな点にも着目。「ケースに収納されているところを見るとよくあるスティック型イヤホンに思えるけど、シャープなところがあったり、ケースの天板が斜めになってロゴが見えたりと、スタンダードに見えてこだわりがある大人なデザイン」だと語った。
また、野村ケンジ氏は「皆さんの想像通りのデノンサウンドを再現できていることが逆にすごい。フォーカス感の高さがしっかりしつつ、重心が低くキレの良い音。人によっては『これがあればスピーカーいらない』と感じそうな、ある意味自社内の商売を虐めるくらいの完成度」だと評価。
加えて「個人的に感動したのは外音取り込み。声色に関しては普通に会話してるかのように違和感がなく、方位も一緒。距離感が少し違うくらいで、このレベルはすごい」とコメントした。
■デノン初の完全ワイヤレス「AH-C830NCW/C630W」
D&Mからはデノンの営業を担当する田中氏と、エンジニアの冨田氏が登壇。先日発表されたデノンブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「AH-C830NCW/C630W」を紹介した。発売日は10月15日を予定しており、想定実売価格はAH-C830NCWが税込19,800円前後、AH-C630Wが税込9,900円前後。
「デノンならではのサウンドクオリティを完全ワイヤレスイヤホンでも展開したい」をコンセプトとした製品で、同社サウンドマスターの山内氏が音決めを担当。Hi-Fiコンポーネントと同様に「Vivid&Spacious」な音を目指し、山内氏が市場のイヤホンに感じていた重層感の見えづらさ、開放感の乏しさの改善に焦点を当てて開発したという。
また、山内氏はビデオコメントにて「バランス的には中庸的ながら、高解像、分解能といったところでも楽しめる音質を作り込んだ。両モデルとも芯のある低音を土台としているところは共通しているが、830は低音の深みやシャープさ、存在感、ベースの弾力感などがより向上している。分解能ももう一段優れた、細やかで質感の高いサウンドを実現できた」と音質について語った。
ドライバーは830が11×10mm、630が10×10mmと、同価格帯の完全ワイヤレスと比べても大口径なものを搭載。筐体は様々な人種の耳のデータから24種類のサンプルを作成し、最も評価の高かったものを採用。両方とも約5gと軽量で、軽やかな装着感を実現したという。
本コーナーに参加した声優・小岩井ことり氏は「デノンのヘッドホン『AH-D5000』が大好きなので、参加できてものすごく嬉しい」としつつ、「両モデルとも毛色が違い、830は真空管で鳴らしたような温かみのあるサウンド。デノンクオリティを感じさせる、オーディオファンが好きなタイプの音で、これを完全ワイヤレスで実現するのは珍しいように感じた」と音質を評価。
630については「ボーカルあたりのハイミッド帯域に特徴があって、外で使っても抜け良く聴こえるような印象」だと評価。「機能的にもノイキャンや外音取り込みなどあるが、総じて『音楽を本当に楽しめるイヤホン』だと感じた」とコメントした。
さらに小岩井氏は、大口径ドライバーを搭載しながら軽量・コンパクトな点にも着目。「ケースに収納されているところを見るとよくあるスティック型イヤホンに思えるけど、シャープなところがあったり、ケースの天板が斜めになってロゴが見えたりと、スタンダードに見えてこだわりがある大人なデザイン」だと語った。
また、野村ケンジ氏は「皆さんの想像通りのデノンサウンドを再現できていることが逆にすごい。フォーカス感の高さがしっかりしつつ、重心が低くキレの良い音。人によっては『これがあればスピーカーいらない』と感じそうな、ある意味自社内の商売を虐めるくらいの完成度」だと評価。
加えて「個人的に感動したのは外音取り込み。声色に関しては普通に会話してるかのように違和感がなく、方位も一緒。距離感が少し違うくらいで、このレベルはすごい」とコメントした。