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公開日 2022/02/09 12:38
独自「2軸シフトテクノロジー」搭載

エプソン、HDR10+対応のレーザー光源搭載4Kプロジェクター「EH-LS12000」

編集部:川田菜月
エプソンは、3LCD方式のホームプロジェクター「dreamio(ドリーミオ)」シリーズより、4K対応/レーザー光源搭載の「EH-LS12000」を2月24日から発売する。価格はオープンだが、エプソンダイレクトショップでの販売予定価格は547,800円(税込)。

「EH-LS12000」

EH-LS12000は、独自のレーザー光源搭載で4K解像度に対応した高画質モデル。明るさは2,700ルーメン、コントラスト比は2,500,000対1で、従来機「EH-TW8400」と比較してより明るく、高コントラストで見やすい映像を楽しめるとしている。

1ピクセルを上下左右4方向にずらして解像度を上げる、独自の「2軸シフトテクノロジー」を搭載。ボイスコイルモーターを採用した新たな4Kシフトデバイスを使用しており、4Kエンハンスメントの2倍のスピードで1画素を4方向にシフトすることで、精細で粒状感のない4K映像を表示できるという。またフルHDパネルを用いることで、開口率が高く光を透過しやすいため、効率的に光を活用できるとする。

独自の3LCD方式を採用。0.74型ワイドポリシリコンTFT液晶パネルを使った3LCD光学エンジンを搭載する。これにより、色再現性に優れ、カラーブレーキングのないクリアな大画面映像を投影できるとする。また新開発の画処理チップにより、映像信号の解析技術が向上。豊かな色彩表現と高コントラストを実現し、またHDRの階調表現やフレーム補完のスムーズさの向上も図られている。

レーザー光源には色純度の高い青色レーザーを使用。高い色再現性を実現する新たな光学部品を採用し、明るさとカラーのバランスのとれた画質を実現する。レンズは4Kプロジェクター専用で、7群16枚構成の高性能レンズを採用。

新たに、コントラストを自動調整して映像の一部分を鮮やかでメリハリある映像にする「自動コントラスト強調」機能を搭載。さらにシーンに応じて階調表現を最適化する「シーン適応ガンマ補正」も新搭載するなど、リビングルームなど明るい環境下での映像視聴はもちろん、本格的なホームシアタールームにも適したモデルだしている。

そのほか、色調と明るさを最適化したカラーモードを5つプリセットで搭載。視聴環境に合わせて選択できる。また前後のフレーム(コマ)を比較して中間のコマを自動生成するフレーム補間技術も搭載しており、フレーム補完ICの搭載により映像処理精度とスピードが向上したとのこと。

映像信号は4K/120p、HDR10+/HLG、40Gbpsに対応。2つのHDMI入力端子はいずれもHDCP2.3に対応している。またHDMI CEC規格対応のAV機器と組み合わせて、電源オン・オフ連動や再生/早送り等の操作が可能になる「HDMIリンク機能」も搭載する。

背面端子部

上下96%、左右47%と広い稼働範囲を実現する画質劣化の少ない光学シフトを搭載。レンズは2.1倍電動ズーム対応で、そのほかフォーカス調整、タテ台形歪み補正機能なども備える。

電源はボタンを押して8秒で起動し、ランプ交換不要で長寿命設計により、簡単に長期間使うことができるとする。また前面吸排気を採用しており、壁に寄せて設置も可能となる。

外形寸法は520W×170H×450Dmm、質量は約13.0kg。HDMI入力以外には、RS-232C、トリガーアウト、USB mini-B、USB タイプA(2.0)、300mA給電専用端子を1系統ずつ装備する。

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