トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2022/04/12 11:59
「Bluetooth 市場動向 2022年版」発表

Bluetooth市場は急速な回復が進む見込み。LE Audioに期待、対応デバイスの出荷台数はさらに増加予想

編集部:押野 由宇
Bluetooth SIGは、Bluetooth技術の最新トレンドについて解説した年次レポート「Bluetooth 市場動向 2022年版」を発表した。

Bluetooth対応デバイス 年間出荷台数の予測グラフ

新型コロナの影響によって2020年には世界的に市場が混乱したが、Bluetooth市場は2021年にパンデミック前の水準へと急速に回復を始めており、アナリストの予想では、2022年は当初予想よりもさらに早い回復が見込まれる。対応デバイスの年間出荷台数は今後5年で1.5倍に増え、2026年には70億台を超えると予想されている。

Bluetoothのソリューション分野としてはオーディオストリーミングに今後も期待が寄せられる。なかでもリリースが間近のBluetooth LE Audioは注目が高く、スピーカーやイヤホン、ヘッドホンなどのオーディオ周辺機器の開発の進展が予想される。Bluetoothイヤホンの年間出荷台数は2026年には6億1,900万台に達し、全ワイヤレスヘッドセットの66%を占めるようになる見込みだ。

またLE Audioは、Bluetooth対応補聴器のように新しい種類のオーディオ周辺機器の実現にもつながる。これを受けて、Bluetoothのヒアラブルデバイスの2026年の年間出荷台数は、現在の2.6倍になると見込まれている。

Bluetoothによるデータ転送はフィットネストラッカー、ヘルスおよびウェルネスモニターからホビーまで様々な分野で活用されている。ホームエンターテインメントにおいてはBluetoothリモコンの需要が増加し、その年間出荷台数は2026年に3億5,900万台に達すると予測されている。また在宅勤務の普及がBluetooth PC周辺機器の需要増加を牽引しており、2022年から2026年にかけて7%の年平均成長率で増加していき、2026年にはPCアクセサリーの年間出荷台数は2億3,400万台に達する見込みだ。

ほか、近年のグローバルサプライチェーンの混乱とBluetoothの測位性能の向上により、最も急速に成長する分野としてBluetooth位置情報サービスに注目が集まる。RSSIや方向検知、高精度距離測定機能を備えるBluetooth技術が、高精度の位置情報サービスソリューションの開発に必要な信頼性と柔軟性を提供。こうしたことから、Bluetooth位置情報サービスデバイスの2026年の年間出荷台数は現在の3倍に上るとアナリストは予想する。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 オンキヨーの特許技術を搭載したヘッドホンアンプキットを作ってみた…ら思ったよりも高難度!でも音は最高!
2 B&W「707S3 Prestige Edition」とDALI「KUPID」がスピーカー両部門で首位堅持<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
3 高額査定のポイントとは? 買取専門店に聞いた、オーディオ売るコツ/買うコツ
4 カーオーディオの頂点からホームへ──AV Kansai岩元秀明氏が構築した理想郷。京都・宇治に誕生したハイエンドショールーム
5 マライア・キャリーの美声を110インチのホームシアターで堪能!“クリスマスの女王”からの特別プレゼント
6 ヤマハ、オートバックスとの協業で車載スピーカーを開発中。新たな振動抑制技術も投入
7 final、音色を個人最適化できる完全ワイヤレスイヤホン「TONALITE」の一般販売スタート
8 Sonos、最上位サウンドバーやヘッドホンなどが最大20%オフの「New Year Sale」。12/27から
9 iFace、税込1980円のUSB-Cイヤホン。3.5mmプラグ仕様モデルも
10 B&W、予約制マンスリー試聴会を来年1/10より実施。第1回は「803 D4で聴くニューイヤーコンサート」
12/24 11:01 更新

WEB