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公開日 2022/04/29 16:41
6 -7月頃の発売を予定

<ヘッドフォン祭>Mezeのダイナミック1基イヤホン「ADVAR」が参考出品。B&OのノイキャンTWSも早速登場

編集部:平山洸太
イヤホン・ヘッドホンなどポータブルオーディオ機器の祭典『春のヘッドホン祭2022 mini』が、本日4月29日に中野サンプラザで開催。本稿では、同イベントに出展する完実電気のブースの模様をレポートする。

完実電気では、6 -7月頃の発売を予定しているというMeze Audioのイヤホン「ADVAR」を参考出品。先行試聴会が整理券形式で行われており、取材時には数時間先まで予約が埋まっているなど大きな注目を集めていた。

「ADVAR」

ADVARとは、ルーマニア語で肌身はなさず持っているようなお守りという意味。価格は税込10万円前後を予定しているという。ドライバーは10.2mmのダイナミック型1基で、再生周波数帯域は10Hz - 30kHz、インピーダンスは31Ω、SPLは111dB/mW、歪み率は<1%@1kHzとなる。

先行試聴会が開催

ADVARを手に持った様子

本体はメタルインジェクションで作られたステンレス素材となり、仕上げには光沢のあるブラッククロームメッキフィニッシュを採用。イヤーピースにはfinalのタイプEを同梱する。またMMCXによるリケーブルにも対応する。

同じく同社が取り扱うMaster & Dynamicブランドでは、3月に発売されたスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン「MW08 Sport」をアピール。通常モデルの「MW08」も並べられ、それぞれの音質や質感、重さなどを比べられるようになっていた。

「MW08」(左)/「MW08 Sport」(右)

さらに、日本未発表のワイヤレスヘッドホン「MW75」が参考出品。価格は未定だが、年内の発売を予定しているという。現行モデルである「MW65」の後継とのことだ。

「MW75」

Bang & Olufsenブランドでは、先日発表されたばかりのANC搭載完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay EX」が早速展示。すでに発売されているAnthracite Oxygenカラーに加えて、5月12日以降のGold Tone、6月2日以降のBlack Anthaciteも並んでいた。

「Beoplay EX」

3つのカラーが展示

Shureブランドからは、今年1月に発売されたワイヤレスヘッドホン「AONIC40」や、同じく1月にデザインが刷新されたモニターヘッドホン「SRH840A」「SRH440A」が展示。大々的なイベントでは初めての出品ということもあり、多くの来場者がひっきりなしに訪れていた。

「AONIC 40」

「SRH840A」「SRH440A」

Etymoticブランドでは直近の新製品はないものの、昨年夏に登場したマルチBA搭載のイヤホン「EVO」を聴きに来るユーザーが多いとのこと。また同ブランドの “SEシリーズ” 最上位モデルの「ER4SR」も根強い人気があるようだ。ブースにはWestone Audioブランドも展開され、「Pro X50」「AM PRO10」などイヤーモニターが各種展示されていた。

「Pro X50」

「EVO」

また、昨年11月に輸入代理業務を開始したAudezeブランドの製品も展開。そのタイミングで発表された静電型駆動の開放型ヘッドホン、「CRBN ELECTROSTATIC HP」と「LCD-5 OPEN-BACK HP」が試聴機として用意されていた。これらの製品は同社のブースの中にも特に人気で、試聴待ちで長い列ができるほどだった。

「CRBN ELECTROSTATIC HP」

「LCD-5 OPEN-BACK HP」

ほか、完実電気のエリア内ではフューレンコーディネートのブースも展開。同社が取り扱うNUPRiMEのDAC/ヘッドホンアンプ「DAC-9X」を軸に、OCTAVEの真空管プリメインアンプ「V16 Single Ended」、Meze Audioのヘッドホン「ELITE」と組み合わせた試聴システムが構築されていた。

「DAC-9X」

フューレンコーディネートのブース

なおDAC-9Xは、DACチップに「ESS9028QM」を採用するDAC/ヘッドホンアンプ。各チャンネルを個別にデコードすることで、チャンネルセパレーションの改善を図っている。価格は198,000円(税込)で、今月20日から受注生産を開始しているという。

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