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公開日 2022/07/11 06:45
人気ブランドが多数出展

【ポタフェス】Noble新TWS「FoKus H-ANC」/NOBUNAGA Labsイヤホン参入/その他注目展示多数

編集部:平山洸太
7月10日に「ポタフェス2022 大阪・なんば」がZepp Nambaにて開催された。2019年12月に東京・秋葉原で開催して以来およそ2年半ぶり、大阪会場としては2019年9月以来となったポタフェス。別記事ではAVIOTとミュージシャン・ピエール中野がコラボした“ピッドホン”の紹介に本人が登場していたことをレポートしたが、そのほかにも本イベントには注目の出展が多数見られた。

例えばSpinfitの新イヤーピース「W1」も盛況で、こちらも数人が常に並んでいるほど。硬さの違うシリコン素材を波型に重ねた「ダブルウェーブ加工」の軸により、高音を伸ばしつつも、より重厚な低音を実現したというモデルだ。ブースでは他のモデルも用意されていたが、「ブースに来たユーザーのうち9割9分がW1目当て」というほど、このモデル目当てで来場した方も多いようだ。

Spinfitのブース

新製品の「W1」

エミライのブースでは、同社が取り扱うFiiO、Noble Audioなどの製品を展示。この中でも注目度を集めていたのが、Noble Audioの未発表完全ワイヤレス「FoKus H-ANC」だ。まだ日本に1台しかなく、その1台を会場に持ってきたという。

「FoKus H-ANC」

今夏の発売を予定しており、価格はPROよりも求めやすいものになるとのこと。担当者は具体的な価格には触れなかったものの、「PROより半額くらいになるといいな」と話していた。既発売のFoKus PROをANC対応させたものではなく、音作りやハードのレベルから作り直しているとのこと。

DD+BAのハイブリッド型を採用

構成は10mmのチタン製ダイナミックドライバーと、Knowles製BAドライバーのハイブリッドで、製品名の通りアクティブノイズキャンセリングを搭載。Knowlesによる完全ワイヤレスイヤホン用のパッケージを使った世界初のモデルになるという。ほかNoble Audioでは、JADE、KADENCE、KUBLAI KHANといった有線イヤホンの新モデルも、試聴ユーザーが途切れないほどの人気だった。

香港Vortex Cablesの3モデルもブースに置かれ、ユーザーの声で取り扱うかどうかを判断したいという

手前左からJADE、KADENCE、KUBLAI KHAN

またFiiOからは、Lingtning接続/4.4mmバランス端子採用のドングルDAC「KA2」や、イントラコンカ型のイヤホン「FF3」といった未発表モデルを参考展示。FF3には、ベリリウムコーティングのダイナミックドライバーを1基搭載する。いずれも今夏の発売を予定し、KA2はKA1と3の間くらいの価格、FF3は「お求めやすい」くらいを考えているという。

「FF3」

「KA2」

ハーマンインターナショナルでは、試聴できる場所が少ないというマークレビンソンのヘッドホン「No5909」が行列を作っていた。また担当者も以外だったというのが、ゲーミングシリーズ “Quantum” に興味をもつユーザーが多かったこと。そのほか完全ワイヤレスイヤホン「LIVE FREE 2」についても指名が多いという。

Quantumシリーズが一挙展示

「No5909」

TPVテクノロジージャパンのブースでは、同社が取り扱うPHILIPSから、8月に発表予定のヘッドホン「TAH8856」が展示。オープン価格となるが、2万円を切るくらいの価格で発売したいという。

「TAH8856」

PHILIPSの完全ワイヤレスイヤホンも展示

4つのマイクによるアクティブノイズキャンセリングに対応し、外音取り込み機能も装備。Bluetooth接続と有線接続に対応する。ドライバーサイズは40mmとなり、有線接続時にはハイレゾをサポート。対応コーデックはSBCとAAC、連続再生時間は最大60時間(ANCオフ時)となる。

またNOBUNAGA Labsでは、同社初となるイヤホン「鶯」(うぐいす)を参考展示。1万円を切るくらいのエントリー帯に向けた製品で、年内に発売したいとのこと。こちらも目当てに来場したユーザーが多いようで、常に数人は並んでいる状態だ。自宅での使用を意識してインナーイヤー型を採用し、来場者からは「耳が楽」「音のヌケが良い」と好評なようだ。

「鶯」

前日に発売されたばかりのリケーブル「VISIONシリーズ」も人気だと担当者は話していた

これまでケーブルを展開してきたブランドらしく、ケーブル接続の汎用性を意識しているとのこと。具体的には同社の鬼丸改で使用しているMMCX端子を使用しつつ、安定した接続ができるよう、他社ケーブルも含めて接続テストを行っているという。ドライバー径は15.4mmで、付属ケーブルの素材はOFCとなる。

他にもポタフェスの会場では多くのメーカーがブースを構え、ひっきりなしにユーザーが試聴に訪れていた。以下、フォトレポートでお届けする。

7月8日に発表されたばかりのB&W「Px7 S2」が“日本初展示”

DENONの有線ヘッドホンも人気を集めていた


ゼンハイザーではIE900/IE600が特に人気とのこと。IEシリーズ3モデルを試す来場者も多いという

ゼンハイザーでは「Momentum True Wireless 3」も人気だという


スウェーデンのDefuncブランドがブース展開。左から「TRUE PLUS」「TRUE GO SLIM」「TRUE BASIC」

defuncの由来は、DesignとFunctionだという。これから通話用、ゲーム用、スポーツ用など、用途に応じたものを秋に1モデル、年末に1モデル発売する計画だという


骨伝導ヘッドホンのShokzでは、エントリー「OPENMOVE」とハイエンド「OPENRUN PRO」の聴き比べを実施

3eeからは通話用のBluetoothヘッドセットや完全ワイヤレスイヤホンなどが展示


eイヤホンのブースではUltimate EarsのカスタムIEMをアピール

PHONONのブース。特にハイエンドの2モデル(左側2つ)が人気だという


前日のポタ研で先行展示された、Shanling「UA3」(写真右下)も早速関西に登場

iBasso Audioの最上位DAP「DX320」と真空管アンプカード「AMP13」の組み合わせが人気だという


KORGのブース。楽器用イヤホンや同社の真空管「Nutube」などが試せる

コンプライのブース


Jabraブースでは完全ワイヤレスのラインナップを一挙展示

HiByのブースでは春に発売された「R5 Gen 2」など注目のDAPが並んだ


Meze Audio「ADVAR」の体験会も人気

Westone「MACH」シリーズ8モデルを用意。人気はMACH 60/70/80の上位モデルとのこと


finalの各種イヤホンスラッシュヘッドホンがラインナップ

スタッフがチューニングしたfinalのMAKEシリーズが展示


onsoブランドからは05のPentaconn Earタイプがイベント初出展

FiR Audioも人気とのことで、こちらも試聴する来場者が途絶えることはなかった


ソニーではWH-1000XM4やLinkBudsシリーズも用意

NW-WM1AM2やIER-Z1Rなど、ソニーのハイエンドモデルも用意


iFi Audioからは、発表されたばかりの「ZEN Airシリーズ」が登場

iFi Audioでの注目度1位は「GO Bar」とのこと。希望者は限定モデル「GOld Bar」も試聴できるとのことだ


Mackie「MC-40BT」

See audio、左からMIU/Neo/Kaguya


JVCのノイキャン完全ワイヤレス「HA-A30T」

urbanista「SEOUL」は、Apex Legends Mobileと組み合わせたデモを展開


Shureのブースでは、投票で決められた「SE215 Special Edition」の新色が展示。秋くらいの発売を予定するという

今回のポタフェスでは、Campfire AudioのカスタムIEMが人気だという(写真は「SOLSTICE」)


トライオードでは、Crosszoneのヘッドホンを真空管アンプと組み合わせてデモ

Pentaconn Earのブース


STAXでは、新旧フラグシップの組み合わせを用意。SR-X9000は関西発展示ということもあり、これを求めて来たユーザーもいたとのこと

Astell&Kern「PATHFINDER」


intimeブースでは、最上位の「翔」が一番人気とのこと

Acoustuneのモニターイヤホンシリーズ第2弾「RS THREE」


軸を固くして傘を柔らかくしたというintimeの新イヤーピース。秋の発売を予定し、今後は製品付属のものも、このモデルに置き換えていくとのこと

新IEMブランド「Maestraudio」の「MA910S」がポタ研に続きポタフェスに登場


Technicsでは、「EAH-AZ60」「EAH-AZ40」の聴き比べを実施

MADOOからは、新モデル「Typ-500」に関する3つの試作機が展示


これから発売の水月雨「Aria SNOW EDITION」。地球世界のブースは常に人が多く、人気のほどがうかがえた

こちらもこれから発売となる、Softearsの「Turii Titanium」


FAudio「Mezzo」。スイッチで音が変えられるが、この効果が大きく、変化に驚くユーザーが多いと担当者は話していた

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