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公開日 2022/11/04 13:48
筐体素材の個性を活かしてチューニング
ラディウス、イヤホン「W(ドブルベ)」初の金属筐体モデル「HP-W300/W200/W100」
編集部:小野佳希
ラディウスは、2枚の振動板を同軸上に配置する「DDM方式ドライバー(デュアルダイアフラム・マトリックス・システム)」を搭載する有線イヤホン“W(ドブルベ)シリーズ”から、シリース初の金属筐体モデル「HP-W300」「HP-W200」「HP-W100」を11月20日より発売する。
いずれもオープン価格だが、筐体素材にチタニウム合金を採用した「HP-W300」は税込93,500円前後、ステンレススチールを採用した「HP-W200」は税込71,500円前後、アルミニウムを採用した「HP-W100」は税込38,500円前後での実売が予想される。
全モデルとも、金属製筐体や、分解能が高く可聴帯域を超えた20kHz以上の超高音域において優れた特性を示すというピエゾセラミックトゥイーターを搭載する点などが特徴。「ポタ研2022 夏」などに参考出展されていたモデルが正式発表された格好だ。なお、筐体はいずれも削り出し加工で成形している。
ピエゾセラミックトゥイーターには、(株)オーツェイドが開発した「第三世代VST2」を採用。低ヒステリシス(履歴特性)/直線性に優れたセラミック素材をベースに、より変位量の大きなピエゾセラミックを用いることで、従来モデルと比較して超高音域における感度がさらに増加。より広く自然な音場の再現を可能にしたとアピールしている。
また、音声の再生時に筐体上に伝わる振動の解析結果や、素材の物性値(伝搬速度・内部損失)を考慮して、最適なダイナミックウーファーを選定。ピエゾセラミックトゥイーターを基軸とした緻密なチューニングを施すことで、ドブルベシリーズのサウンドに金属素材固有のキャラクターを重畳させることに成功したと説明している。
そして、ピエゾセラミックトゥイーターの出力する高音域の高い指向性を考慮し、ドライバーユニットの発音部からポート出口までを同一直線上に配するアキシャル(同軸)構造を採用。各振動板から発せられる音の指向性を統一することで、意図しない音の反射や回折の影響を抑制し、サウンドに一体感をもたせたという。
筐体素材以外での3モデルの違いは、ダイナミックウーファーの振動板の素材、およびリケーブル対応の有無。「HP-W300」はチタニウムコート振動板を、「HP-W200」と「HP-W100」はグラフェンコート振動板を採用している。また、リケーブルは「HP-W300」と「HP-W200」が対応し、端子形状はMMCXを採用している。
「HP-W300」においては、チタニウム合金が物性上、内部損失が低く響き易い(振動し易い)ことから、チューニングに「筐体の鳴り」を活用。加えて、筐体と音響インピーダンスの類似したチタニウムコート振動板を採用することで、キャラクターを形成する純なサスティーンを効率よく得られるよう狙ったという。また、チタニウム合金は他と比較してより高周波まで伝達が可能であることから、「VSTの生み出す濃密な倍音成分を余すことなく出力可能」とも説明している。
「HP-W200」では、イヤホンの筐体素材として比較的重く制振性に優れるというステンレススチールを採用。物性上、内部損失が高く「筐体の鳴り」を程よく抑えられる(余分な振動を抑制する)ため、ドライバーユニットの持つ本来の音を最大限活用するチューニングを施しているという。
また、グラフェンコート振動板は低音域だけでなく中高音域の出力を得意としているとし、堅牢な筐体内の空気を共鳴させることでキレのあるタイトな重低音を生み出すと説明。「音全体のまとまりがよく、豊かな低音域と決して埋もれることの無い中高音域が織りなす高い空間表現力が特長」だとアピールしている。
前述のとおり「HP-W300」「HP-W200」ともにリケーブルに対応し、付属ケーブルにはNOBUNAGA Labsブランドの錫メッキOFC導体ケーブルを採用。錫メッキを施すことで、厚みのある中低音域と明瞭な音場定位や奥行き、表現豊かなサウンドを実現したとする。
さらに、導体のプラス側とマイナス側の撚り方向を対称にするNOBUNAGA Labs独自技術の「Symmetric Braid Matrix」により、電気信号の流れを極限までスムーズ化。導体同士の電気抵抗の上昇を抑え、より広い帯域の信号を伝送できるよう配慮しているという。また、3.5mmプラグ アンバランスケーブル(3極)に加え、4.4mmプラグ バランスケーブル(5極)も付属する。
「HP-W100」では、アルミニウム素地の持つ明るい光輝な印象に相応しい、煌びやかで個性的な響きを活かした現代的なサウンドにしていると説明。アルミニウムの持つ個性的な響きを活かすために、筐体を響かせる点で最適なグラフェンコート振動板を採用したとのこと。これにより、低音域に厚みを持たせ、VSTの生み出す倍音成分を最大限に活用し、明瞭でバランスの良いオールラウンドな音色を実現したという。なお、本モデルは「銀メッキOFC+高純度OFCハイブリッド導体ケーブル」を採用し、リケーブルには非対応となる。
ドライバーは3モデルとも、9mmのピエゾ振動板と10mmのダイナミック振動板という構成で、再生周波数帯域が20Hz〜40kHz、最大入力が100mW、インピーダンスが22Ωである点も共通。出力音圧レベルは「HP-W300」と「HP-W200」が98dB/mWで、「HP-W100」が96dB/mW。
イヤーピースには、耳のより奥の広いエリアでフィットする独自形状によって密閉性を向上させた「ディープマウントイヤーピース」が付属。表面質感の異なる「ブラック」「クリア」の2種類がそれぞれXS/S/M/Lの4サイズ付属する。また、本革製ケースと、巾着タイプの布製ポーチも付属する。
いずれもオープン価格だが、筐体素材にチタニウム合金を採用した「HP-W300」は税込93,500円前後、ステンレススチールを採用した「HP-W200」は税込71,500円前後、アルミニウムを採用した「HP-W100」は税込38,500円前後での実売が予想される。
全モデルとも、金属製筐体や、分解能が高く可聴帯域を超えた20kHz以上の超高音域において優れた特性を示すというピエゾセラミックトゥイーターを搭載する点などが特徴。「ポタ研2022 夏」などに参考出展されていたモデルが正式発表された格好だ。なお、筐体はいずれも削り出し加工で成形している。
ピエゾセラミックトゥイーターには、(株)オーツェイドが開発した「第三世代VST2」を採用。低ヒステリシス(履歴特性)/直線性に優れたセラミック素材をベースに、より変位量の大きなピエゾセラミックを用いることで、従来モデルと比較して超高音域における感度がさらに増加。より広く自然な音場の再現を可能にしたとアピールしている。
また、音声の再生時に筐体上に伝わる振動の解析結果や、素材の物性値(伝搬速度・内部損失)を考慮して、最適なダイナミックウーファーを選定。ピエゾセラミックトゥイーターを基軸とした緻密なチューニングを施すことで、ドブルベシリーズのサウンドに金属素材固有のキャラクターを重畳させることに成功したと説明している。
そして、ピエゾセラミックトゥイーターの出力する高音域の高い指向性を考慮し、ドライバーユニットの発音部からポート出口までを同一直線上に配するアキシャル(同軸)構造を採用。各振動板から発せられる音の指向性を統一することで、意図しない音の反射や回折の影響を抑制し、サウンドに一体感をもたせたという。
筐体素材以外での3モデルの違いは、ダイナミックウーファーの振動板の素材、およびリケーブル対応の有無。「HP-W300」はチタニウムコート振動板を、「HP-W200」と「HP-W100」はグラフェンコート振動板を採用している。また、リケーブルは「HP-W300」と「HP-W200」が対応し、端子形状はMMCXを採用している。
「HP-W300」においては、チタニウム合金が物性上、内部損失が低く響き易い(振動し易い)ことから、チューニングに「筐体の鳴り」を活用。加えて、筐体と音響インピーダンスの類似したチタニウムコート振動板を採用することで、キャラクターを形成する純なサスティーンを効率よく得られるよう狙ったという。また、チタニウム合金は他と比較してより高周波まで伝達が可能であることから、「VSTの生み出す濃密な倍音成分を余すことなく出力可能」とも説明している。
「HP-W200」では、イヤホンの筐体素材として比較的重く制振性に優れるというステンレススチールを採用。物性上、内部損失が高く「筐体の鳴り」を程よく抑えられる(余分な振動を抑制する)ため、ドライバーユニットの持つ本来の音を最大限活用するチューニングを施しているという。
また、グラフェンコート振動板は低音域だけでなく中高音域の出力を得意としているとし、堅牢な筐体内の空気を共鳴させることでキレのあるタイトな重低音を生み出すと説明。「音全体のまとまりがよく、豊かな低音域と決して埋もれることの無い中高音域が織りなす高い空間表現力が特長」だとアピールしている。
前述のとおり「HP-W300」「HP-W200」ともにリケーブルに対応し、付属ケーブルにはNOBUNAGA Labsブランドの錫メッキOFC導体ケーブルを採用。錫メッキを施すことで、厚みのある中低音域と明瞭な音場定位や奥行き、表現豊かなサウンドを実現したとする。
さらに、導体のプラス側とマイナス側の撚り方向を対称にするNOBUNAGA Labs独自技術の「Symmetric Braid Matrix」により、電気信号の流れを極限までスムーズ化。導体同士の電気抵抗の上昇を抑え、より広い帯域の信号を伝送できるよう配慮しているという。また、3.5mmプラグ アンバランスケーブル(3極)に加え、4.4mmプラグ バランスケーブル(5極)も付属する。
「HP-W100」では、アルミニウム素地の持つ明るい光輝な印象に相応しい、煌びやかで個性的な響きを活かした現代的なサウンドにしていると説明。アルミニウムの持つ個性的な響きを活かすために、筐体を響かせる点で最適なグラフェンコート振動板を採用したとのこと。これにより、低音域に厚みを持たせ、VSTの生み出す倍音成分を最大限に活用し、明瞭でバランスの良いオールラウンドな音色を実現したという。なお、本モデルは「銀メッキOFC+高純度OFCハイブリッド導体ケーブル」を採用し、リケーブルには非対応となる。
ドライバーは3モデルとも、9mmのピエゾ振動板と10mmのダイナミック振動板という構成で、再生周波数帯域が20Hz〜40kHz、最大入力が100mW、インピーダンスが22Ωである点も共通。出力音圧レベルは「HP-W300」と「HP-W200」が98dB/mWで、「HP-W100」が96dB/mW。
イヤーピースには、耳のより奥の広いエリアでフィットする独自形状によって密閉性を向上させた「ディープマウントイヤーピース」が付属。表面質感の異なる「ブラック」「クリア」の2種類がそれぞれXS/S/M/Lの4サイズ付属する。また、本革製ケースと、巾着タイプの布製ポーチも付属する。