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公開日 2023/02/14 19:06
質の高いコンテンツづくりも意識
NHK、新副会長に井上樹彦氏。NHK改革に「会長と考え方はまったく一致している」
編集部:小野佳希
NHKは、新たな副会長に井上樹彦(たつひこ)氏を任命。就任会見を開催した。
井上氏は、1980年にNHK入局し、政治部の記者や部長、編成局長、理事などを歴任。その後、グループ会社のNHKアイテックや放送衛星システムの社長となり、直近では放送衛星システムの特別主幹を務めていた。
稲葉延雄会長は、「井上副会長は、理事としてNHKの中期経営計画の策定に関与するなど、NHKグループの経営全般に関して幅広い知見を有しているほか、関連会社2社のトップを計6年間務め、企業経営の豊富な経験と見識を持っており、NHKの業務を総理する会長を補佐する立場として適任と考えた」と、副会長への起用理由を説明。
井上氏は、稲葉氏が掲げる “NHK改革の検証と発展” について、「考え方はまったく一致しているし、NHKが抱える危機感も共有している」とコメント。「あらゆる面で会長を補佐するのが私の役割だ」とし、「会長の姿勢を職員に伝え、一方で、職員の声を会長に届ける役割を担っていく」と述べた。
NHK改革については特に、「受信料値下げに伴う減収のなかで、どうコンテンツの質を維持していくのかがこれからの課題だと思っている」とコメント。減収が見込まれるなかでも、職員が安心して質の高いコンテンツづくりを行えるよう、会長を支えながら改革を進めていくとした。
また、2023年度の予算において、インターネット活用業務の予算が過去最大になった点について、新聞協会が懸念を表明しているが、「現代はネット活用をする時代になっている。その範囲内で(公共放送と新聞が)お互い良い方向に高めあっていくことが必要だと思う」と説明。
加えて、公共放送としての番組づくりについても「(視聴率などの)数字を優先しなければいけない民間ではどうしてもできない部分もあり、そこをNHKが昔から担ってきた」とコメント。「数字だけを追い求めないコンテンツ制作はNHKの生命線であり、大事にしないといけない。それはこれからも変わらない」とした。
一方で、視聴者の立場で見ると、エンターテイメントなど視聴者が見たいと思うコンテンツも求められるとも説明。「両方で高い質のものを出すことが必要だ」と語った。
井上氏は、1980年にNHK入局し、政治部の記者や部長、編成局長、理事などを歴任。その後、グループ会社のNHKアイテックや放送衛星システムの社長となり、直近では放送衛星システムの特別主幹を務めていた。
稲葉延雄会長は、「井上副会長は、理事としてNHKの中期経営計画の策定に関与するなど、NHKグループの経営全般に関して幅広い知見を有しているほか、関連会社2社のトップを計6年間務め、企業経営の豊富な経験と見識を持っており、NHKの業務を総理する会長を補佐する立場として適任と考えた」と、副会長への起用理由を説明。
井上氏は、稲葉氏が掲げる “NHK改革の検証と発展” について、「考え方はまったく一致しているし、NHKが抱える危機感も共有している」とコメント。「あらゆる面で会長を補佐するのが私の役割だ」とし、「会長の姿勢を職員に伝え、一方で、職員の声を会長に届ける役割を担っていく」と述べた。
NHK改革については特に、「受信料値下げに伴う減収のなかで、どうコンテンツの質を維持していくのかがこれからの課題だと思っている」とコメント。減収が見込まれるなかでも、職員が安心して質の高いコンテンツづくりを行えるよう、会長を支えながら改革を進めていくとした。
また、2023年度の予算において、インターネット活用業務の予算が過去最大になった点について、新聞協会が懸念を表明しているが、「現代はネット活用をする時代になっている。その範囲内で(公共放送と新聞が)お互い良い方向に高めあっていくことが必要だと思う」と説明。
加えて、公共放送としての番組づくりについても「(視聴率などの)数字を優先しなければいけない民間ではどうしてもできない部分もあり、そこをNHKが昔から担ってきた」とコメント。「数字だけを追い求めないコンテンツ制作はNHKの生命線であり、大事にしないといけない。それはこれからも変わらない」とした。
一方で、視聴者の立場で見ると、エンターテイメントなど視聴者が見たいと思うコンテンツも求められるとも説明。「両方で高い質のものを出すことが必要だ」と語った。