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公開日 2023/05/12 11:00
OS/NOSモード切り替えも楽しめる

Astell&Kern、プレミアムDAP第4弾「A&futura SE300」。初のR-2R DACやA級/AB級切り替えアンプなど搭載

編集部:成藤 正宣
アユートは、Astell&KernのDAPプレミアムライン“A&futuraシリーズ”から、ブランド初のR-2R DACや独自開発FPGA、A級/AB級アンプ切り替え機能などを採用する第4弾モデル「A&futura SE300」を発表した。

国内での発売日や価格については正式決定次第改めてアナウンスを行うとしているが、現時点における予想発売時期は2023年6月ごろ、価格は319,980円前後が見込まれるとのこと。また、専用レザーケース「A&futura SE300 Case」もラインナップ。こちらの価格は17,980円前後が見込まれる。

「A&futura SE300」を発表

専用レザーケースもラインナップ予定

A&futura SE300は、“アナログの音をより高度に再現する”という目的のもと、設計段階からDAC部とアンプ部の融合に挑戦。それぞれにブランド最新技術を投入した。

DAC部においては、一般的なΔΣ(デルタシグマ)型DACに代わり、誤差0.01%の超精密抵抗器を48組/96個使用した、ブランド初の完全ディスクリート構成の24bit R-2R DACを搭載。抵抗器は温度変化の影響を受けにくい低TCRのものを厳選して採用した。

ブランド初のR-2R DACや独自開発FPGAを採用した

さらに、同じくブランド初となる独自開発FPGAをデジタル信号処理に採用。R-2R DACと組み合わせることで、「ハードウェアとプログラムに合わせて緻密に設計された最も理想的なOS(オーバーサンプリング)モード/NOS(ノンオーバーサンプリング)モード を実現した」とアピールする。

OSモードでは、元のデジタル信号を部分的に処理することで帯域を拡大し、細部まで鮮明でクリアなサウンドを再生。一方のNOSモードでは、デジタル信号の処理を一切行わず、R-2R DACがデコードした真の無加工の原音が楽しめるという。再生フォーマットは、PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHz ネイティブ再生までサポートする。

アンプ部においては、「Class-A/AB デュアルアンプモード」を搭載。歪みの少ない自然なサウンドを生み出すA級アンプと、ダイナミックなサウンドを高効率で再生するAB級アンプの2種類を、好みやシーンに応じて切り替えることができる。

それぞれ音質や消費電力などが異なる、A級/AB級アンプを切り替えられる

出力端子は3.5mmアンバランス(光出力兼用)/2.5mmバランス/4.4mmバランスの3系統を搭載。また、上位モデルのフラグシップラインに採用されたものと同じ、ブランド独自の新世代アンプ技術を導入。高出力時のノイズを効果的に低減し、電流処理能力が向上したことで2段階のゲインコントロールに対応し、さらなる高出力化を実現しているとのこと。

機能面では2.4GHz/5GHzデュアルバンドWi-Fiに対応。ビジュアルや操作性を高めた新しいUI/UXも採用するという。

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