トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2023/09/02 07:20
「Dolby Atmos FlexConnect」対応スピーカーも

<IFA>TCL、“世界最大”115インチのQD-Mini LEDテレビを展示

編集部:平山洸太
世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2023」がドイツ・ベルリンで現地時間9月1日から開幕した。本稿では、中国の家電メーカーTCLのブースの模様をお伝えする。

TCLのブース。この部屋すべてがTCLの展示となっている

TCLはIFAの展示に先立って、開幕の3日前にYouTubeでグローバルローンチイベントを実施。ブースではこのイベントで発表された多くの製品が、早速展示された。

まずブースで目を引くのが、「世界最大のQD-Mini LEDテレビ」とする115インチのテレビだ。2万以上のローカルディミングゾーンを持ち、HDRでは5000nitsのピーク輝度に対応。映像エンジンにはAiPQ PROCESSOR 3.0を採用、最大160Wのオンキヨー製の4.2.2chスピーカーを搭載している。発売はおそらく来年1月から2月になるとのこと。

115インチのQD-Mini LEDテレビが鎮座

この他にもテレビでは、新たな3つのミニLED採用モデルも展示。5,000以上のローカルディミングゾーンとピーク輝度5,000nitsの「QD-Mini LED 4K TV X955」、2,000以上のゾーンとピーク輝度2,000nitsの「QD-Mini LED TV C955」、500以上のゾーンとピーク輝度1,300nitsの「QD-Mini LED TV C755(ヨーロッパではC805)」が並べられている。

テレビ新製品も早速展示

ドルビーが「Dolby Atmos FlexConnect」という新機能をIFAに合わせて発表しており、TCLのテレビ2024年モデルから導入することがアナウンスされている。ブースでは、これに対応するワイヤレススピーカー「Tutti Choral Speakers」を用いたデモも実施。ユーザーはスピーカーを自由に配置でき、部屋に合わせて最適なDolby Atmosを楽しめることがアピールされた。

「Dolby Atmos FlexConnect」

上記ローンチイベントでは、“紙のようなディスプレイ” をアピールする「NEXTPAPER」を搭載した初のスマートフォン「TCL 40 NXTPAPER」および「TCL 40 NXTPAPER 5G」も発表されたが、こちらも実機が早速展示。センサーによってディスプレイの明るさと色温度を調整するほか、ディスプレイ表面をアンチグレアとすることで、紙のようなマットな質感を目指している。

「TCL 40 NXTPAPER」

「TCL 40 NXTPAPER 5G」

加えて、今年発売予定の新型ARグラス「RayNeo X2」も展示。マイクロLEDディスプレイ採用により、コントラスト比10万:1、最大輝度1,000nitsを実現。QualcommのSoC「Snapdrabon XR2 Platform」も搭載する。残念ながら体験どころか実機を触れることすら禁止されていたが、こちらも大きな注目を集めていた。なおARグラスでは、FOV49度・6m先に215インチのスクリーンを表示する「NEXTWEAR S+」のデモも合わせて実施。Steam DeckやNintendo Switchと組み合わせて体験できるようになっていた。

「RayNeo X2」

「NEXTWEAR S+」

ゲーミングをテーマにしたエリアも用意されており、こちらでは2つのゲーミングモニターが展示。R1500カーブの34型21:9ウルトラワイドモニター「34R83Q」、27インチの16:9ワイドモニター「27R83U」をPCゲーミングで体験できるようになっている。どちらもFost-HVAパネルを採用し、ミニLEDによって1152のローカルディミングゾーンに対応。HDR1400をサポートする。またゲーミングのエリアでは、ゲーミングテレビ「C745 QLED Gaming TV」とPS5を組み合わせたデモも実施された。

「34R83Q」

「27R83U」

TCLでは大きな展示会では毎回恒例として、パネル生産などを行う関連企業TCL CSOT(China Star Optoelectronics Technology)によるプロトタイプ機の展示を行っており、今回のIFAでは4つのモデルを展示。32インチ/8Kのライトフィールドディスプレイ(メガネ不要で3D視聴できるディスプレイ)、「a-Si in-cell active pen technology」を採用した初の14インチノートPC、IGZO採用・印刷方式のOLEDによる折りたたみ17インチディスプレイ、最大1400nitsのピーク輝度に対応する2K WQHD LTPS OLED 狭額縁ディスプレイが並べられた。

IGZO採用の折りたたみ17インチ有機ELディスプレイ

そのほか、163インチ/4KのマイクロLEDテレビ「TCL The Cinema Wall 163" 4Kを展示。また、冷蔵庫、エアコン、ドラム式洗濯機といった白物家電の最新モデルもアピールしている。

「TCL The Cinema Wall 163

テレビから白物家電まで、多くの新製品が登場した

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新

WEB