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公開日 2023/11/15 11:00
音声リモコンも標準付属

MUSIN、マルチルームネットワークストリーマー「WiiM Pro Plus」。基板レイアウトやDACを刷新

編集部:松永達矢
MUSINは、アメリカのオーディオブランドWiiM(ウィーム)から、マルチルームネットワークストリーマー「WiiM Pro Plus」を11月17日(金)に発売する。価格はオープンだが、税込35,950円前後での実売が予想される。

「WiiM Pro Plus」

同ブランド「WiiM Pro」をベースに、PCB基板のレイアウト見直しとDACチップの刷新によるアップデートが図られたモデル。アクセサリーとして別売されていたボイスコントロール対応リモコン「Voice Remote」も同梱する。

内部基板は超低ノイズクロックを採用し、電源回路を含むレイアウトを大規模に見直し。よりハイグレードなPCB基板を設計することで、アナログオーディオ出力において高いスペックを引き出すことに成功したと同社は説明している。

DACチップはVELVETSOUNDテクノロジーを用いた32bitチップセットAKM「4493SEQ+」を採用する。低歪みと広いダイナミックレンジを実現し、アナログオーディオ出力のサウンドクオリティを大幅に向上。入力対応サンプリングレートについても、WiiM ProのPCM最大192kHz/24bitから768kHz/32bit、DSD 512へと強化されている。

Texas Instruments製Burr-Brown Audio「PCM1861」を採用し、最大192kHz 32bitデジタル出力をサポート。プレーヤーなどからアナログ信号の入力を行う際に、忠実性の高いA/Dコンバートを提供できるとアピールする。

本機の背面部

操作性についてはWiiM Proを踏襲し、「WiiMHome」アプリケーションにより一括管理することができる。音楽再生アプリやストリーミングアプリをわざわざ起動することなしに、お気に入りのサービスや音源へアクセスして再生可能だ。また、24種類のプリセットEQを備えた10バンドグラフィックイコライザーを搭載。複数台のWiiMストリーマーを用意すれば、マルチルームオーディオを構築できる。

ワイヤレス再生はBluetooth 5.1による接続とAirplay2やChromecast Audioに対応。デュアルバンドWi-Fiと100Mイーサネットポートにより、Spotify Connect、Tidal Connectといったストリーミングサービスもサポートする。また、HomePod、Amazon Echo、Google Homeデバイスの音声アシスタント機能にも対応している。

電源入力はUSB Type-C、音声出力はRCA(LINE-OUT) 、光デジタル(角型、同軸デジタルを装備。音声入力としてRCA(LINE-IN)、光デジタル(角型)を備える。SN比は120dB、THD+N(LINE-OUT)は0.00032%、FRカーブは±0.05dBとなる。外形寸法は140W×42H×140Dmm、質量は400g。

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