トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2023/12/09 16:41
ベルサール秋葉原にて開催

<ポタフェス>NOBLE、MEMS搭載「FALCON MAX」を世界初披露/イヤモニブランド「CTM」も登場

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
ポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2023冬 秋葉原」が、本日12月9日(土)、10日(日)の2日間にわたり、秋葉原のベルサール秋葉原にて開催される。ここでは、NOBLE AUDIO(エミライ)、TPVテクノロジー、CTM(ヒビノ)、PHILIPSサウンドバー(グリーンファンディング)などを紹介する。

ベルサール秋葉原にてポタフェス開催中!

「FALCON MAX」はTWSの新しい可能性を示す



NOBLE AUDIOからは、初のMEMS搭載完全ワイヤレスイヤホン「FALCON MAX」が世界初披露され、朝から試聴を求める来場者の列が伸びていた。高域にxMEMS製のCowellドライバー、低域にダイナミックドライバーを採用したハイブリッド構成となっている。

FALCON MAXには朝から長蛇の列ができる

実際な手に取ってみると、レジンを使用したPrestigeと比較しても若干軽量の印象。iPhone14 Proと接続して聴いてみると、NOBLEらしい低域の重心の低さや分厚さはそのままに、高域の解像度の高さが一段と開けた印象。宇多田ヒカルの息遣いの生々しさ、ジャズのシンバルの切れ味の鋭さなどは、完全ワイヤレスであることを忘れさせるほどの情報量を聴かせてくれる。価格はUSプライスで240ドルと非常に高額モデルとなるが、TWSの新しい可能性を開くものとして期待したい。

世界初披露された完全ワイヤレス「FALCON MAX」

なお、MEMSドライバー搭載の有線モデル「XM-1」も予告されていたが、今回のポタフェスには残念ながら間に合わず。近日詳細が公開されるということなのでお楽しみに。

FALCON MAXのデモンストレーションは大盛況

PHILIPSはオープンタイプ/完全ワイヤレス/有線モデルと多数展示



TPVテクノロジーは、PHILIPSブランドのイヤホン関連製品を多数展示。新製品としてオープンタイプの「TAA6708」、完全ワイヤレスの「TAT3508」、有線イヤホンの「TAE1018」を中心に多数の製品を展示していた。

左から有線イヤホン、完全ワイヤレス、オープン型とさまざまなイヤホンの提案を行っている

特にオープンタイプTAA6708は「今年のVGPの金賞もいただきまして、音質的にもしっかりおすすめできる製品に仕上がっております」とのこと。ユーザーの需要に合わせて、PHILIPSブランドとしてさまざまなジャンルのイヤホン製品を積極的に手掛けていくとアピールする。

トップラインにのみ与えられるFidelio製品も展示

プロ用イヤモニとして評価の高いCTMが登場



ヒビノが新たに取り扱いを開始したCTM(Clear Tune Monitors)ブランドもイベント初登場。「CE110」「CE220」「CE320」のイヤモニ3機種と、リケーブルの展示を行っていた。

スケルトンデザインの「CE320」などCTMブランドの新製品を展開

CTMはもともとプロフェッショナル向けIEMの開発を長く手掛けてきた会社だけに、耳型採取については長年の知見をもっており、今回の製品も多くのユーザーに使ってもらいやすい「ユニバーサルフィットデザイン」として作られているという。最上位モデル「CE320」を装着してみると、軽量でちょうど耳穴にすっぽりおさまる感触が心地よい。

リケーブルのラインアップも用意される

サウンドもアーティストとの距離感の近さを感じさせるもので、たとえばエリック・クラプトンの「Change the World」では、まるで目の前でギターを弾いてくれているような臨場感を感じさせてくれた。

PHILIPSのサウンドバー「FIDELIO FB1」は迫力満点



グリーンファンディングのブースでは、現在クラウドファンディング中のフィリップスのサウンドバー「FIDELIO FB1」を展示。ポタフェスとしては珍しい展示となるが、多くの来場者が足を止めてそのサウンドに聴き入っていた。

PHILIPSのサウンドバー「FIDELIO FB1」は現在クラウドファンディング中

「FIDELIO FB1」は、同社のトップモデルに与えられるFIDELIOの名を冠しており、バーの右側にFIDELIOの文字も刻まれている。全部で15基のドライバーユニットを搭載しておりバー1本で7.1.2chを実現、「IMAX Enhanced」認証も取得する本格サウンドバーとなる。

右側にはFidelioの文字が刻まれる

ドルビーアトモスのデモ音源を簡易的に鳴らしてもらったが、ユニットごとの素性の良さを感じさせる迫力あるサウンドが印象的。クラウドファンディングは本日段階で199人が支援しており、来年1月5日まで引き続き支援者を募集している。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 月額3万円の最強ChatGPTに「電源で音質が変わるか」と聞いたら意外な展開に
2 その男を怒らせてはいけない! “絶対に死なない”伝説の老兵がツルハシ1本で敵を討つ
3 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
4 QobuzもAmazonもこれ一台!コスパ抜群、機能も満点。ストリーマーの決定版「WiiM Ultra」を徹底ハンドリング
5 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
6 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
7 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
8 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
9 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
10 トップウイング、ネットワークオーディオの光絶縁を手軽に試せる「OPT ISO BOX」
12/23 10:35 更新

WEB