トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2024/04/19 10:00
復刻シリーズ第一弾

FIIOのポータブルカセットプレーヤー「CP13」は4月26日発売、約2万円

PHILE WEB編集部
(株)エミライは、中国FIIO Electronicsの新製品として、“復刻シリーズ”第一弾という位置づけのポータブルカセットプレーヤー「CP13」を4月26日に発売する。価格はオープンだが19,800円前後での販売が予想される。本体色は「Black & White」「Blue」の2色。

FIIO「CP13」

なお専用アクセサリーとして、「CP13 専用ケース」も用意。本体と同日の4月26日発売で、こちらも価格はオープンだが、3,960円前後での販売が予想される。ケースも本体に合わせた2色展開だ。

2月に行われたヘッドホン祭miniで展示され話題となったモデル。日本での販売価格や発売日が今回明らかになった格好だ。なお、すでに当サイトではグローバルモデルの試用レポートも掲載している。

エミライでは「現在では希少となった構成部品のサプライチェーンと協力し試行錯誤を繰り返して誕生した、新時代のカセットプレーヤー」と表現。開発初期段階では中止の危機もあったが、長い時間をかけて開発を着実に進めて、商品化にこぎつけたという。

音質を高めるための特徴は、直径30.4mm、厚さ4mmの超大型純銅製フライホイールを採用したこと。一般的なカセットプレーヤーに搭載されているものよりも大きく、これによりテーブルのリールがスムーズに動き、ワウ・フラッターを極めて低く抑えることが可能になったという。

超大型純銅製フライホイールを採用

また本機は、4.2V電源という高電圧で動かすモーターを搭載した。一般的なカセットプレーヤーで使われるものより高電圧な電源は、モーター速度安定化回路と連動し、必要に応じてモーターの抵抗を増加させることで動作速度を安定させるという。

テープに記録された情報を読み取るヘッドは、品質に優れたものだけを選定して搭載している。磁気ヘッドの左右チャンネル差を一般的なカセットプレーヤーに比べて抑えることで高音質化を図った。なおヘッド構造にはバランス回路設計を採用している。また磁気ヘッドには厚みを増したカバーを採用し、外部干渉による保護や耐摩耗性を向上させている。

ヘッドは品質に優れたものだけを選定して搭載している

回路は磁気ヘッドから信号増幅までフルアナログで、オペアンプには「JRC5532」を採用している。これらの特徴により、心地よいアナログライクなサウンドが得られるという。

筐体はオールアルミで、ダブルカラーを採用。全体的には角張っていながら、随所に丸みを帯びた意匠を取り入れている。ボリュームノブもアルミ製で、大型のアナログボリュームポテンショメーターを配置している。

カセットプレーヤーでありながら現代的な仕様を採り入れたことの一つに、1800mAhのリチウム電池を搭載し、長時間駆動が可能なことが挙げられる。具体的には、13時間のバッテリー寿命と268日間の待機時間を実現している。さらにデュアルモード電源を採用しており、5V電源アダプターに接続するとUSB Type-Cポートからの充電が可能。また、充電しながらの使用にも対応している。

別売りの専用ケースに入れたところ

ヘッドホン出力は3.5mmステレオミニ。出力レベルは250mV以上(32Ω)、インピーダンスは8-150Ω。S/N比は55dB以上。筐体のサイズは約120×88.3×31.8mm、質量は約310g。USB Type-A to Cケーブル、保護フィルムを付属する。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB