公開日 2017/09/01 10:00
4K全天球動画のライブ配信が可能
リコー、4K対応の全天球カメラ「RICOH THETA V」国内発表。5万円台前半で9月下旬発売
編集部:小野佳希
リコーは、IFA2017でグローバル発表した、4K/30fpsでの全天球動画記録およびライブストリーミング出力に対応するなどした画像インプットデバイス「RICOH THETA V」の国内投入を発表。9月下旬より発売する。価格はオープンだが5万円代前半での実売が予想される。
IFAで発表したモデルの日本市場投入がさっそく明らかになった格好。4K動画撮影対応のほか音声マイクも4基に増やすなど音声面からも機能強化したハイエンドモデルで、「“360度空間音声記録”によって音と映像がリンクした圧倒的な没入感があるVR体験ができる」とアピールしている。
新開発の1/2.3型イメージセンサーを2基搭載。メインプロセッサーにはクアルコムSnapdragonを新たに採用し、4Kの大容量データの高速処理と低消費電力を両立したという。なお動画保存形式はH.264を採用しているが、後述するプラグインでの機能拡張などに備えるためにH.265形式にも対応できるようにしている。
加えて、同プロセッサーに独自の画像処理アルゴリズムを投入することで動画だけでなく静止画の画質も大きく向上させたと説明。また、ジャイロセンサーと加速度センサーも搭載し、これらを連携させることで天頂補正処理性能の向上も図っている。
360度4K動画はUSBケーブルでPCへのUVC出力が可能。PCからYouTubeなどを通してライブストリーミング配信が行える。
静止画においてはシャッタースピードが最大1/25000s、ISO感度がマニュアルモード時に3200まで向上。AE精度の向上で明暗差の大きいシーンへの対応力も増したほか、ホワイトバランスのアルゴリズムも一新した。画像処理は大画面での表示やヘッドマウントディスプレイでの閲覧を想定したものにすることでVRでの臨場感も向上させることを意識したという。
音声収録機能においては、「THETA S」ではモノラルマイクだったが今回は4基のマイクを搭載。水平方向だけでなく上下も含めた360度全方向の音声を記録・再生するシーンベースの360度空間音声に対応した。
こうして収録した音声データは、独自の内部処理に寄って自然な360度空間音声として再現できる形式に変換すると同社は説明。PCアプリ「RICOH THETA」も360度再生に対応するほか、現在は現行機「THETA S」用として提供しているスマートフォンアプリ「THETA S」もアップデートして本機用の機能を追加する。同アプリのVRモードで視聴すれば没入感抜群のバーチャルリアリティ体験が可能だとアピールしている。
なお、さらに高音質で音声を記録できるように別売アクセサリーとして“3Dマイクロフォン”「TA-1」も新たに用意。約10mmと口径の大きい4基の指向性マイクを搭載し、低域から高域まで情報量の多い自然な音質を実現しているという。こちらは3万円台前半での実売が予想される。
本体側の機能としてはそのほか「リモート再生」機能も新搭載。THETA V本体で動画や静止画を再生し、Amazon FireTV Stickなどミラーリング機能を備えたアダプターを介してテレビの大画面に映像をワイヤレスで表示できる。これにより、360度映像を家族や友人と大画面で楽しむなどといったことができるようになった。
また、Androidベースのシステムを新たに採用することで、プラグインによる機能拡張にも対応。今後は「外部メモリー記録機能」をプラグインとして提供する予定であるほか、そのほかも機能をプラグインで追加できるようにしていく。提供方法の詳細などは決まり次第改めて告知するとしている。
そしてWi-Fiに加えてBluetoothにも新対応。Bluetoothでスマホと常時接続することで、バッテリーの消費を抑えつつもリモート撮影や撮影設定変更が行えるようにした。また、本体側のシャッターで撮影した場合でもスマホのGPSで記録した位置情報をBluetoothで本体側に渡すといったこともできる。
Wi-Fiでは、従来のAPモードでの接続方法に加えて、無線LANルーターに接続できるクライアントモードにも後日のアップデートによって対応する予定。例えばこれまではスマホとTHETAをWi-Fi接続するとスマホ側はインターネットへの接続が切れてしまっていたが、クライアントモードへの対応によって、インターネットを使いながらTHETAも使えるようになる。新ファームウェアは2017年中に提供する予定だという。
IFAで発表したモデルの日本市場投入がさっそく明らかになった格好。4K動画撮影対応のほか音声マイクも4基に増やすなど音声面からも機能強化したハイエンドモデルで、「“360度空間音声記録”によって音と映像がリンクした圧倒的な没入感があるVR体験ができる」とアピールしている。
新開発の1/2.3型イメージセンサーを2基搭載。メインプロセッサーにはクアルコムSnapdragonを新たに採用し、4Kの大容量データの高速処理と低消費電力を両立したという。なお動画保存形式はH.264を採用しているが、後述するプラグインでの機能拡張などに備えるためにH.265形式にも対応できるようにしている。
加えて、同プロセッサーに独自の画像処理アルゴリズムを投入することで動画だけでなく静止画の画質も大きく向上させたと説明。また、ジャイロセンサーと加速度センサーも搭載し、これらを連携させることで天頂補正処理性能の向上も図っている。
360度4K動画はUSBケーブルでPCへのUVC出力が可能。PCからYouTubeなどを通してライブストリーミング配信が行える。
静止画においてはシャッタースピードが最大1/25000s、ISO感度がマニュアルモード時に3200まで向上。AE精度の向上で明暗差の大きいシーンへの対応力も増したほか、ホワイトバランスのアルゴリズムも一新した。画像処理は大画面での表示やヘッドマウントディスプレイでの閲覧を想定したものにすることでVRでの臨場感も向上させることを意識したという。
音声収録機能においては、「THETA S」ではモノラルマイクだったが今回は4基のマイクを搭載。水平方向だけでなく上下も含めた360度全方向の音声を記録・再生するシーンベースの360度空間音声に対応した。
こうして収録した音声データは、独自の内部処理に寄って自然な360度空間音声として再現できる形式に変換すると同社は説明。PCアプリ「RICOH THETA」も360度再生に対応するほか、現在は現行機「THETA S」用として提供しているスマートフォンアプリ「THETA S」もアップデートして本機用の機能を追加する。同アプリのVRモードで視聴すれば没入感抜群のバーチャルリアリティ体験が可能だとアピールしている。
なお、さらに高音質で音声を記録できるように別売アクセサリーとして“3Dマイクロフォン”「TA-1」も新たに用意。約10mmと口径の大きい4基の指向性マイクを搭載し、低域から高域まで情報量の多い自然な音質を実現しているという。こちらは3万円台前半での実売が予想される。
本体側の機能としてはそのほか「リモート再生」機能も新搭載。THETA V本体で動画や静止画を再生し、Amazon FireTV Stickなどミラーリング機能を備えたアダプターを介してテレビの大画面に映像をワイヤレスで表示できる。これにより、360度映像を家族や友人と大画面で楽しむなどといったことができるようになった。
また、Androidベースのシステムを新たに採用することで、プラグインによる機能拡張にも対応。今後は「外部メモリー記録機能」をプラグインとして提供する予定であるほか、そのほかも機能をプラグインで追加できるようにしていく。提供方法の詳細などは決まり次第改めて告知するとしている。
そしてWi-Fiに加えてBluetoothにも新対応。Bluetoothでスマホと常時接続することで、バッテリーの消費を抑えつつもリモート撮影や撮影設定変更が行えるようにした。また、本体側のシャッターで撮影した場合でもスマホのGPSで記録した位置情報をBluetoothで本体側に渡すといったこともできる。
Wi-Fiでは、従来のAPモードでの接続方法に加えて、無線LANルーターに接続できるクライアントモードにも後日のアップデートによって対応する予定。例えばこれまではスマホとTHETAをWi-Fi接続するとスマホ側はインターネットへの接続が切れてしまっていたが、クライアントモードへの対応によって、インターネットを使いながらTHETAも使えるようになる。新ファームウェアは2017年中に提供する予定だという。