公開日 2022/05/24 17:46
最大3,250万画素のCMOSセンサー
キヤノン、Rシステム初のAPS-Cカメラ「EOS R7」。最高約15コマ/秒の連写、最上位モデルのAF技術を採用
編集部:平山洸太
キヤノンは、APS-Cフォーマット採用のミラーレス一眼カメラ「EOS R7」を6月下旬に発売する。ボディ単体、およびレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」とのキットが用意される。同社直販サイトにおける販売予定価格は、ボディが197,780円(税込)、レンズキットが246,180円(税込)。
ミラーレスカメラの「EOS Rシステム」初となるAPS-Cフォーマット採用モデル。EOS Rシステムの中ではミドル層に向けたラインナップとしているが、同社のAPS-Cモデル全体では最上位機種の位置づけとなる。
イメージセンサーには、新開発となる最大3,250万画素のCMOSセンサーを搭載。映像エンジンにはDIGIC Xを採用し、これにより既存モデル「EOS 90D」や「EOS M6 Mark II」を凌ぐ解像性能を実現したという。常用感度は最高ISO 32000で、EOS 90D比で感度を1/3段拡大している。ボディ内手ブレ補正はレンズとの協調により最大8.0段となるほか、CMOSセンサーの回転による自動水平補正を備える。
連続撮影については、メカシャッター/電子先幕で最高約15コマ/秒(AF/AE追従)となり、EOS Rシリーズ最速を実現。電子シャッターでも最高約30コマ/秒の撮影が行える。また、シャッター速度はメカシャッター/電子先幕の場合で最高1/8000秒、電子シャッターで最高1/16000秒。
AFにはデュアルピクセルCMOS AF IIを採用し、測距エリアは最大651分割、被写体検出時のトラッキング範囲は縦横100%。トラッキングについては大部分でフラグシップモデル「EOS R3」を踏襲したものを備えており、ダイナミックに変化するシーンであっても、カメラが自動で対応するシステムだと説明している。
被写体検出については、人物では瞳/顔/頭部/胴体、動物では犬/猫/鳥、乗り物では車やバイクといったモータースポーツに対応する。EOS R3と同じく人物では胴体検出や瞳検出、頭部検出に対応することで、横顔やマスク装着といった捉えづらいシーンや、スキーやスノーボードなど顔が見えないシーンでもトラッキングが行える。
AFエリアはスポット1点AFや1点AF、領域拡大AF(上下左右)、領域拡大AFなど6種類に対応する。EOS R3にあった最大と最小は備えていないものの、それ以外は同様の格好となる。また、EOS M6 Mark IIで搭載していた「RAWバーストモード」にも対応。クロップなしの約3,250万画素で最高約30コマ/秒の連続撮影が行えるほか、シャッターボタンを全押しした瞬間の0.5秒前からの記録が行える。
機能面では、RF/EFレンズの本来の解像力をカメラが復元するデジタルレンズオプティマイザに対応。10bitのHDR静止画を撮影可能なHDR PQもサポートする。なおHDR PQは、露出を変えた3枚の画像を合成して階調を広げるHDRモードとの併用も可能。暗部や明部を補正するオートライティングオプティマイザについても、HDR PQとの同時設定が行える。
新たなモードとして、EOSカメラ初のパノラマ撮影機能「パノラマショット」を搭載する。このモードは、スイングしながら約5コマ/秒の感覚で連続撮影を行い、パノラマ画像を自動生成というもの。また他のシーンモードについてもアルゴリズムが改良され、流し撮りモードでは成功確率が向上、手持ち夜景は明暗差の大きいシーンや高再度な被写体の階調表現を高めている。
EOSカメラとして初めて、カメラ内での深度合成に対応する。これまでPC用ソフト「Digital Photo Professional」を使う必要があったが、これを本体のみで行えるようになった。またオートホワイトバランスについてもEOS R3と同様のアルゴリズムなどにより精度が向上。フリッカーレス撮影やDPRAW、クリエイティブフィルター、クリエイティブアシストなどにも対応する。
動画では、7Kオーバーサンプリングによるクロップしない4K UHD Fine、フル画角で60P記録が行える4K UHD、約1.8倍の望遠撮影が行える4K UHDクロップといった3種類の4Kモードを搭載。通常の撮影に加えて、HDR PQや、CINEMA EOS SYSTEMで使われているCanon Log 3もサポートする。縦位置動画やタッチAFによる自分撮りも可能。
1回の動画記録時間の上限を従来の29分59秒から最大6時間まで拡張。また、フルHD設定時は119.88fpsのハイフレームレート動画の撮影が行える。ほか、内蔵マイクには、ホワイトノイズとフォーカスノイズを低減するノイズキャンセリング技術を採用。
本体素材はマグネシウム合金となり、防塵・防滴構造を採用する。操作系では、ファインダーを覗いたまま設定が行えるサブ電子ダイヤルを搭載。従来のマルチコントローラーとサブ電子ダイヤルを統合した構造で、「ホールド時に自然に指が届く位置」に配置したという。
背面モニターはバリアングルで、3.0型の約162万ドット。また電子ビューファインダーのスペックは、約236万ドット、倍率は約1.15倍、視野率は約100%、視度調整範囲は約-4.0 - +2.0m-1となる。一眼レフの光学ファインダーのような自然な見えを再現するという、OVFビューアシストも搭載する。
本体正面には、AF/MFを切り替えられるフォーカスモードスイッチを搭載。記録メディアはSDカードのデュアルスロットを採用する。外形寸法は132.0×90.4×91.7mmで、質量は612g(バッテリーやカードを含む)。ほか通信面では、無線LANやUSB、Bluetoothをサポートする。
ミラーレスカメラの「EOS Rシステム」初となるAPS-Cフォーマット採用モデル。EOS Rシステムの中ではミドル層に向けたラインナップとしているが、同社のAPS-Cモデル全体では最上位機種の位置づけとなる。
イメージセンサーには、新開発となる最大3,250万画素のCMOSセンサーを搭載。映像エンジンにはDIGIC Xを採用し、これにより既存モデル「EOS 90D」や「EOS M6 Mark II」を凌ぐ解像性能を実現したという。常用感度は最高ISO 32000で、EOS 90D比で感度を1/3段拡大している。ボディ内手ブレ補正はレンズとの協調により最大8.0段となるほか、CMOSセンサーの回転による自動水平補正を備える。
連続撮影については、メカシャッター/電子先幕で最高約15コマ/秒(AF/AE追従)となり、EOS Rシリーズ最速を実現。電子シャッターでも最高約30コマ/秒の撮影が行える。また、シャッター速度はメカシャッター/電子先幕の場合で最高1/8000秒、電子シャッターで最高1/16000秒。
AFにはデュアルピクセルCMOS AF IIを採用し、測距エリアは最大651分割、被写体検出時のトラッキング範囲は縦横100%。トラッキングについては大部分でフラグシップモデル「EOS R3」を踏襲したものを備えており、ダイナミックに変化するシーンであっても、カメラが自動で対応するシステムだと説明している。
被写体検出については、人物では瞳/顔/頭部/胴体、動物では犬/猫/鳥、乗り物では車やバイクといったモータースポーツに対応する。EOS R3と同じく人物では胴体検出や瞳検出、頭部検出に対応することで、横顔やマスク装着といった捉えづらいシーンや、スキーやスノーボードなど顔が見えないシーンでもトラッキングが行える。
AFエリアはスポット1点AFや1点AF、領域拡大AF(上下左右)、領域拡大AFなど6種類に対応する。EOS R3にあった最大と最小は備えていないものの、それ以外は同様の格好となる。また、EOS M6 Mark IIで搭載していた「RAWバーストモード」にも対応。クロップなしの約3,250万画素で最高約30コマ/秒の連続撮影が行えるほか、シャッターボタンを全押しした瞬間の0.5秒前からの記録が行える。
機能面では、RF/EFレンズの本来の解像力をカメラが復元するデジタルレンズオプティマイザに対応。10bitのHDR静止画を撮影可能なHDR PQもサポートする。なおHDR PQは、露出を変えた3枚の画像を合成して階調を広げるHDRモードとの併用も可能。暗部や明部を補正するオートライティングオプティマイザについても、HDR PQとの同時設定が行える。
新たなモードとして、EOSカメラ初のパノラマ撮影機能「パノラマショット」を搭載する。このモードは、スイングしながら約5コマ/秒の感覚で連続撮影を行い、パノラマ画像を自動生成というもの。また他のシーンモードについてもアルゴリズムが改良され、流し撮りモードでは成功確率が向上、手持ち夜景は明暗差の大きいシーンや高再度な被写体の階調表現を高めている。
EOSカメラとして初めて、カメラ内での深度合成に対応する。これまでPC用ソフト「Digital Photo Professional」を使う必要があったが、これを本体のみで行えるようになった。またオートホワイトバランスについてもEOS R3と同様のアルゴリズムなどにより精度が向上。フリッカーレス撮影やDPRAW、クリエイティブフィルター、クリエイティブアシストなどにも対応する。
動画では、7Kオーバーサンプリングによるクロップしない4K UHD Fine、フル画角で60P記録が行える4K UHD、約1.8倍の望遠撮影が行える4K UHDクロップといった3種類の4Kモードを搭載。通常の撮影に加えて、HDR PQや、CINEMA EOS SYSTEMで使われているCanon Log 3もサポートする。縦位置動画やタッチAFによる自分撮りも可能。
1回の動画記録時間の上限を従来の29分59秒から最大6時間まで拡張。また、フルHD設定時は119.88fpsのハイフレームレート動画の撮影が行える。ほか、内蔵マイクには、ホワイトノイズとフォーカスノイズを低減するノイズキャンセリング技術を採用。
本体素材はマグネシウム合金となり、防塵・防滴構造を採用する。操作系では、ファインダーを覗いたまま設定が行えるサブ電子ダイヤルを搭載。従来のマルチコントローラーとサブ電子ダイヤルを統合した構造で、「ホールド時に自然に指が届く位置」に配置したという。
背面モニターはバリアングルで、3.0型の約162万ドット。また電子ビューファインダーのスペックは、約236万ドット、倍率は約1.15倍、視野率は約100%、視度調整範囲は約-4.0 - +2.0m-1となる。一眼レフの光学ファインダーのような自然な見えを再現するという、OVFビューアシストも搭載する。
本体正面には、AF/MFを切り替えられるフォーカスモードスイッチを搭載。記録メディアはSDカードのデュアルスロットを採用する。外形寸法は132.0×90.4×91.7mmで、質量は612g(バッテリーやカードを含む)。ほか通信面では、無線LANやUSB、Bluetoothをサポートする。