公開日 2023/02/23 19:00
規模縮小も大盛況
<CP+>4年ぶりのリアル開催。ニコン、キヤノン、ソニー、LUMIXなど勢揃い
編集部:平山洸太
カメラと写真の展示会「CP+2023」が開幕した。近年は新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となっており、今回は4年ぶりのリアル開催となった。開催地はパシフィコ横浜で、2月26日までの4日間の実施となる。
会場には、ニコン、キヤノン、ソニーなど、大手カメラメーカーのブースが勢揃い。シグマやタムロンなどのサードパーティレンズメーカーや、ケンコーや銀一などの用品メーカーなど、カメラと写真にまつわるメーカーが揃った。本記事ではカメラ本体を中心にレポートし、周辺機器などは別記事でお伝えしていく。
多くの方がリアル開催の復活を心待ちにしていたようで、一般入場が始まった12時の時点では、外まで入場列が続くほどの盛況ぶり。前回リアル開催した2019年の128社と比べると、今回の出展は50社を下回っていてブースの密度感は小さいが、久しぶりのリアル開催ということもって盛り上がりを見せていた。
また上述の通り、CP+では大手カメラメーカーのブースがほぼ出揃っており、その中でも “キヤノン史上最大面積” とアピールするキヤノンのブースは多くの来場者で賑わった。会場の中央では自転車競技「BMX」のパフォーマンスが行われ、発表されたばかりのミラーレスカメラ「EOS R8」「EOS R50」などを使ってAF性能などを体感できるようになっている。
また、自動撮影カメラ「PowerShot PICK」の展示や、同社のMR用ヘッドマウントディスプレイ「MREAL X1」や「Meta Quest 2」を活用したVR/MR映像のデモを行うなど、カメラの枠を超えた展示内容となっていた。
ニコンでは、CP+を前に発表したミラーレスカメラ「Z fc」のブラックモデル、大口径中望遠単焦点レンズ「Z 85mm f/1.2 S」、パンケーキレンズ「Z 26mm f/2.8」も展示され、いずれも発売前に体験することが可能。Z fcについては、張替えサービスによるプレミアムエクステリアカラーも、全色が実際に確認できるようになっている。
また新規・若年層のユーザーも視野に入れたブース設計となっており、従来の黒基調のエリアに加えて、白や木目を基調にしたライトな雰囲気のエリアも用意。ここではZ fcやZ 30などの小型ミラーレスカメラを揃えつつ、被写体としてロボット「LOVOT」を用意するなど、幅広いユーザーに向けた展示となっていた。
続いてLUMIXは、2月16日に発売を迎えたばかりのミラーレスカメラ「LUMIX S5 II」をメインに展開。ハンズオンのカウンターには多くのS5 IIが用意されており、実際にモデル撮影を試せるようになっている。また「GH6」など、マイクロフォーサーズモデルも用意されているので、使い勝手を比べてみても良いだろう。
ちなみにS5 IIはLUMIX初の像面位相差AFを搭載したことが大きなポイントだが、これによる先代モデル「S5」からの変化を体験できるようなエリアも用意されている。なかなか同時に比較できることは少ないが、ここでは2台を並べて動くモデルへのピント追従も確認可能だ。
ソニーでは、CP+を前に発表した単焦点レンズ「FE 50mm F1.4 GM」を早速展示。タッチアンドトライの列はひっきりなしで、このレンズを目当てに訪れるユーザーも多そうだ。ブースにはミラーレス最上位のα1からVlog用の「ZV-1」まで、同社のボディラインナップが一堂に会しており、リアル開催ならではの比較体験が行えるようになっていた。
また、OMデジタルソリューションズも発表直後のマクロレンズ「ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」を展示。富士フイルムはミラーレスカメラ「X-H2」「X-T5」といった昨年後半に発売されたモデルのタッチアンドトライに加えて、インスタントカメラ「instax<チェキ>」シリーズも存在感を示していた。
そのほか、360度カメラなどで知られるInsta360もブースを出展し、モジュール式のアクションカメラ「ONE RS」や360度カメラ「X3」といった製品が展示。多くの来場者で賑わっており、やはりこういった “従来のカメラ” 以外のカメラについても、ユーザーからの注目が高まっているようだ。
会場には、ニコン、キヤノン、ソニーなど、大手カメラメーカーのブースが勢揃い。シグマやタムロンなどのサードパーティレンズメーカーや、ケンコーや銀一などの用品メーカーなど、カメラと写真にまつわるメーカーが揃った。本記事ではカメラ本体を中心にレポートし、周辺機器などは別記事でお伝えしていく。
多くの方がリアル開催の復活を心待ちにしていたようで、一般入場が始まった12時の時点では、外まで入場列が続くほどの盛況ぶり。前回リアル開催した2019年の128社と比べると、今回の出展は50社を下回っていてブースの密度感は小さいが、久しぶりのリアル開催ということもって盛り上がりを見せていた。
また上述の通り、CP+では大手カメラメーカーのブースがほぼ出揃っており、その中でも “キヤノン史上最大面積” とアピールするキヤノンのブースは多くの来場者で賑わった。会場の中央では自転車競技「BMX」のパフォーマンスが行われ、発表されたばかりのミラーレスカメラ「EOS R8」「EOS R50」などを使ってAF性能などを体感できるようになっている。
また、自動撮影カメラ「PowerShot PICK」の展示や、同社のMR用ヘッドマウントディスプレイ「MREAL X1」や「Meta Quest 2」を活用したVR/MR映像のデモを行うなど、カメラの枠を超えた展示内容となっていた。
ニコンでは、CP+を前に発表したミラーレスカメラ「Z fc」のブラックモデル、大口径中望遠単焦点レンズ「Z 85mm f/1.2 S」、パンケーキレンズ「Z 26mm f/2.8」も展示され、いずれも発売前に体験することが可能。Z fcについては、張替えサービスによるプレミアムエクステリアカラーも、全色が実際に確認できるようになっている。
また新規・若年層のユーザーも視野に入れたブース設計となっており、従来の黒基調のエリアに加えて、白や木目を基調にしたライトな雰囲気のエリアも用意。ここではZ fcやZ 30などの小型ミラーレスカメラを揃えつつ、被写体としてロボット「LOVOT」を用意するなど、幅広いユーザーに向けた展示となっていた。
続いてLUMIXは、2月16日に発売を迎えたばかりのミラーレスカメラ「LUMIX S5 II」をメインに展開。ハンズオンのカウンターには多くのS5 IIが用意されており、実際にモデル撮影を試せるようになっている。また「GH6」など、マイクロフォーサーズモデルも用意されているので、使い勝手を比べてみても良いだろう。
ちなみにS5 IIはLUMIX初の像面位相差AFを搭載したことが大きなポイントだが、これによる先代モデル「S5」からの変化を体験できるようなエリアも用意されている。なかなか同時に比較できることは少ないが、ここでは2台を並べて動くモデルへのピント追従も確認可能だ。
ソニーでは、CP+を前に発表した単焦点レンズ「FE 50mm F1.4 GM」を早速展示。タッチアンドトライの列はひっきりなしで、このレンズを目当てに訪れるユーザーも多そうだ。ブースにはミラーレス最上位のα1からVlog用の「ZV-1」まで、同社のボディラインナップが一堂に会しており、リアル開催ならではの比較体験が行えるようになっていた。
また、OMデジタルソリューションズも発表直後のマクロレンズ「ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」を展示。富士フイルムはミラーレスカメラ「X-H2」「X-T5」といった昨年後半に発売されたモデルのタッチアンドトライに加えて、インスタントカメラ「instax<チェキ>」シリーズも存在感を示していた。
そのほか、360度カメラなどで知られるInsta360もブースを出展し、モジュール式のアクションカメラ「ONE RS」や360度カメラ「X3」といった製品が展示。多くの来場者で賑わっており、やはりこういった “従来のカメラ” 以外のカメラについても、ユーザーからの注目が高まっているようだ。