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公開日 2022/09/02 16:17
小さく見えるが大きさは人の身長ほど
雑草を探し、薬剤を噴霧するAI除草ロボット「Solix Sprayer」
Munenori Taniguchi
広大な畑で作業する農家にとって、雑草の除去作業は骨の折れる仕事だ。ドローンなどを使って農薬散布する方法もあるが、やり方によっては環境に悪影響を及ぼしてしまう場合もあるため、薬剤の使用は最小限にとどめることが求められる。
ブラジルと米国に拠点をもつ農業技術企業Solinftecが設計し、インディアナ州のMcKinneyが製造する「Solix Sprayer」は、自走式のAI除草ロボットだ。畑を自律的に走行しつつ、雑草を発見してはピンポイントで除草剤をスプレーできる。使用を想定しているのは、畝(うね)などがなく自律的に走行が可能な、小麦、大豆、トウモロコシといった穀物畑となる。
ロボット自体が軽量かつコンパクトであるため、トラクターなどで使う巨大な牽引式スプレーヤーと比べても、農地を踏み固めてしまわないメリットもある。
Solix Sprayerは、同社が開発した作物検査ロボット「Solix Scout」と同様に、ソーラーパネルから作り出した電力で動作する。畑をくまなく走行し、発見した植物を根元から葉の形状までスキャン。そして、AIシステム「Alice」による識別の結果、雑草と判断した場合は除草剤をそこへ噴霧する。さらに除草処理を施した場所は、マップデータ上に記録して、あとから分析できる。
Solinftecが米国の農場でSolix Sprayerを試験運用したところ、除草剤の使用量を最大70%削減しつつ、従来と同等の除草効果が得られたという。同社によれば、このロボットは1日最大40万平米の農地をカバーできるとのこと。また充電バッテリーや照明装置を使用することで、24時間連続稼働も可能だとしている。
なおSolix Sprayerは、2023年の市販を予定しているとのこと。ただ価格などはまだ示されていない。
Source: Solinftec
via: Robotics 24/7
ブラジルと米国に拠点をもつ農業技術企業Solinftecが設計し、インディアナ州のMcKinneyが製造する「Solix Sprayer」は、自走式のAI除草ロボットだ。畑を自律的に走行しつつ、雑草を発見してはピンポイントで除草剤をスプレーできる。使用を想定しているのは、畝(うね)などがなく自律的に走行が可能な、小麦、大豆、トウモロコシといった穀物畑となる。
ロボット自体が軽量かつコンパクトであるため、トラクターなどで使う巨大な牽引式スプレーヤーと比べても、農地を踏み固めてしまわないメリットもある。
Solix Sprayerは、同社が開発した作物検査ロボット「Solix Scout」と同様に、ソーラーパネルから作り出した電力で動作する。畑をくまなく走行し、発見した植物を根元から葉の形状までスキャン。そして、AIシステム「Alice」による識別の結果、雑草と判断した場合は除草剤をそこへ噴霧する。さらに除草処理を施した場所は、マップデータ上に記録して、あとから分析できる。
Solinftecが米国の農場でSolix Sprayerを試験運用したところ、除草剤の使用量を最大70%削減しつつ、従来と同等の除草効果が得られたという。同社によれば、このロボットは1日最大40万平米の農地をカバーできるとのこと。また充電バッテリーや照明装置を使用することで、24時間連続稼働も可能だとしている。
なおSolix Sprayerは、2023年の市販を予定しているとのこと。ただ価格などはまだ示されていない。
Source: Solinftec
via: Robotics 24/7
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