Appleは、iPhone 16 Pro／Pro Maxを9月20日より発売する。価格は6.3インチディスプレイのiPhone 16 Proが159,800円から、6.9インチディスプレイのiPhone 16 Pro Maxが189,800円から。両モデルともストレージ容量1TB、512GB、256GB、128GBの4タイプを用意し、予約受付は9月13日21時から開始される。

最大の特徴が、独自AI「Apple Intelligence」に最適化された設計になっていることだ。Apple Intelligenceは文章作成やクリエイティブをサポートしてくれるほか、Siriもアップデートされるとのことで、まずはアメリカ内の英語版、続いてその他英語圏の英語版が実装。日本語を含む諸外国語版は来年実装予定だという。

Apple Intelligenceを駆動するため、ハイパフォーマンスな最新Appleシリコン「A18 Pro」を搭載。第2世代の3nmテクノロジーで作られた同チップは16コアNeural Engine／6コアGPU／6コアCPUを備え、システムメモリ帯域幅は合計17%増加。前世代機と比べて最大20%高速化、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングも最大2倍高速化を果たしている。さらにCPUも、前世代機と比べて同じ負荷の作業を20%少ない電力で、15%高速に処理できるとのこと。

本体右側面には、新たな操作スイッチ「カメラコントロール」を搭載する。本スイッチの長押しで即座にカメラを起動できるうえ、タッチやスライドでズーム、露出などの設定調整が可能。サードパーティ製のカメラアプリでも使うことができるという。

さらに、写真／ビデオ撮影のみならず、カメラに写したショップの営業時間や評価をチェックしたり、イベント情報をカレンダーに追加することなども可能。

カメラは望遠／48MP超広角に加え、進化したクアッドピクセルセンサーとApple Camera Interfaceを備えた「48MP Fusionカメラ」を装備。スマホでは初となる4K/120fpsのDolby Visionビデオ撮影を可能としている。また、空間ビデオ／空間写真の撮影も可能だ。

4つの新しいスタジオ品質マイクを備え、リアルな録音が可能だとアピール。空間オーディオでのビデオ撮影が可能になっているほか、「オーディオミックス」でビデオ内の人の声の聞こえ方を調整することもできる。

本体素材にはチタニウムを採用。ディスプレイサイズはProが6.3インチ、Pro Maxが6.9インチとiPhone最大サイズながら、外枠はApple製品で最も細くデザインされているという。常時表示とProMotionテクノロジーを備えたSuper Retina XDRディスプレイを搭載し、ガラスも“他のどのスマホよりも2倍頑丈”だという最新世代のCeramic Shieldを採用する。

新しい内部デザインによって放熱性と効率が上昇、さらにiOS 18の電力管理機能によって、バッテリー駆動時間が大幅に向上。Proでは最大27時間、Pro Maxでは最大33時間のビデオ撮影が可能だとしている。約30分で最大50%の充電が可能な高速充電にも対応。

カラーはブラックチタニウム／ナチュラルチタニウム／ホワイトチタニウム／デザートチタニウムの4色をラインナップ。外形寸法／質量はProが71.5W×149.6H×8.25Dmm／199gで、Pro maxが77.6W×163H×8.25Dmm／227g。