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公開日 2018/09/20 19:44
バーチャルのキャラクターが加速
<東京ゲームショウ>VRは“体験型”で没入感マシマシ。富士葵などVTuberも大勢参加
編集部:押野 由宇
世界各国のソフト・ハードメーカーが最新情報を発表するゲームの祭典「東京ゲームショウ2018」が、本日9月20日より開幕。本稿ではVR関連の話題を中心にレポートしたい。
2016年に「VRコーナー」としてスタート、さらに2017年からは「VR/ARコーナー」と規模を拡大したVRやARの関連ブースだが、今年は体験できるソフトが大きく数を増やすとともに、体験型のコンテンツが目立った。
大きな展示スペースで注目を集めていたのが、JPPVR(株)のVRアミューズメント筐体。同社はeSportsとVRの融合させた “VR eSports” を推進。中国のルークVRをはじめ、大手VRメーカーとVR筐体およびプラットフォームの日本販売契約を結んでおり、筐体を日本仕様に改修して市場活性化を目指すとして、VRアミューズメント筐体の販売を行っている。
コンテンツ自体はバイクやカーレーシング、シューティングなど現在のゲームセンターなどで設置されているものと大きな差異はないが、VRが組み合わさることで大きく没入感が増す。逆にVRでは視覚と聴覚以外の感覚をどう実現させるかがポイントとなり、ヘッドセットに装着して匂いを加える端末「VAQSO VR」などが発表されてきているが、手に握るコントローラーを遥かに上回る体験が可能となるだろう。
PlayStation(SIE)ブースではPS VRの最新タイトルが体験できたため、記者も『スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー』(グランディング株式会社)をプレイ。
最初はドリームキャスト世代のため主人公「うらら」の登場を非常に懐かしく感じたが、操作方法を覚えるチュートリアルの段階でそこそこの運動量があり、ワンプレイが終わるとただ単純に疲れた。その分、エクササイズになりそうだ。
自宅でプレイする際には、スペースの確保と、動きに合わせて跳ね回るケーブルの調整が課題となるように感じた。しかし、PS VRの人気をより高めるにはコンテンツの充実が鍵となるが、なかなか牽引するタイトルが出てきておらず、また映像を見て終わりといった内容に留まってしまっていたこともある。こうして認知度のあるタイトルからVRが登場し、しかもVR体験の幅が広がることは、次のVRブームにつながるかもしれない。その動きに期待したい。
また会場で、VTuberをはじめとしたVR上のキャラクターが様々なブースで活躍していたことも今年のゲームショウの大きな特徴だ。
いま勢いよく伸びている『キミの心の応援団長』バーチャルタレント「富士葵」のブースではPV映像が常に流され、時間ごとにイベントを実施。Gugenkaはライブ配信サービス『SHOWROOM』で配信をおこなる高校一年生「東雲めぐ」とリアルタイムに会話できるコーナーを設けていた。
VRライブ・コミュニケ―ションサービス「バーチャルキャスト」を使用したVTuber交流コーナーでは、「ゲーム部プロジェクト」のメンバーとのスキンシップが可能となっていた。また、東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)の公式バーチャルアイドル「てくしぃ」もブースで紹介を行っていた。
さらに、残念ながらビジネスデイの公演はないものの、「かしこまり」や「すーぱーそに子」、「猫乃木もち」「ヤマイトオリ」「道明寺ここあ」などが登場するステージも設置。本日はバーチャルカノジョ「ヨメミ」からのビデオメッセージが流されていた。
そしてVtuberだけでなく、VRキャラクターも人気だ。スマートフォン用アプリ「VRカレシ」や、(株)ヘキサドライブの目覚ましアプリ「MakeS -おはよう、私のセイ-」の特設ブースでは女性がビッグタイトルの試遊ブースに引けを取らない長い列を作っている様子が印象的だった。
また、オンキヨーはゲーム/マンガ/アニメ/声優の専門学校であるバンタンゲームアカデミーとともに、Virtual Live 郷音ちゃん(さとねちゃん)を発表。「バーチャルアイドルとして作られたものの企画が頓挫するなど上手くいかなかったAIたちの集合体的な存在」ということで、少しゴーストチックな立ち振る舞いをする。フルネームは音 郷音(おとさとね)。キャラクターデザインはバンタンゲームアカデミーが行っている。
オンキヨーは音声技術「Onkyo Voice」を提供。これは東芝の音声技術リカイアスをベースにアウトプットを調整したという技術で、様々な文書パターンを収録しイントネーションなどのサンプルを得て、そこからさらにオンキヨーがキャラクターにあった声、聴き心地の良い声にチューニングを行うという。クライアントの要望に合わせて調整できることを強みとし、今後は同社の立体音響技術との組み合わせも考えているとのこと。
ハードウェアの面では、オーディオハート(株)が “座れる11.2chスピーカー” 「VRS-1」(関連ニュース)を展示。VRと立体音響の同時体験を実施していた。
また(株)ポケット・クエリーズはMicrosoftの「HoloLens」を使用したMRのデモを行っており、担当者は「現場での作業サポートなどで培われたMR技術のノウハウが、ゲーム分野でも活かされる可能性がある」との考えを語った。
2016年に「VRコーナー」としてスタート、さらに2017年からは「VR/ARコーナー」と規模を拡大したVRやARの関連ブースだが、今年は体験できるソフトが大きく数を増やすとともに、体験型のコンテンツが目立った。
大きな展示スペースで注目を集めていたのが、JPPVR(株)のVRアミューズメント筐体。同社はeSportsとVRの融合させた “VR eSports” を推進。中国のルークVRをはじめ、大手VRメーカーとVR筐体およびプラットフォームの日本販売契約を結んでおり、筐体を日本仕様に改修して市場活性化を目指すとして、VRアミューズメント筐体の販売を行っている。
コンテンツ自体はバイクやカーレーシング、シューティングなど現在のゲームセンターなどで設置されているものと大きな差異はないが、VRが組み合わさることで大きく没入感が増す。逆にVRでは視覚と聴覚以外の感覚をどう実現させるかがポイントとなり、ヘッドセットに装着して匂いを加える端末「VAQSO VR」などが発表されてきているが、手に握るコントローラーを遥かに上回る体験が可能となるだろう。
PlayStation(SIE)ブースではPS VRの最新タイトルが体験できたため、記者も『スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー』(グランディング株式会社)をプレイ。
最初はドリームキャスト世代のため主人公「うらら」の登場を非常に懐かしく感じたが、操作方法を覚えるチュートリアルの段階でそこそこの運動量があり、ワンプレイが終わるとただ単純に疲れた。その分、エクササイズになりそうだ。
自宅でプレイする際には、スペースの確保と、動きに合わせて跳ね回るケーブルの調整が課題となるように感じた。しかし、PS VRの人気をより高めるにはコンテンツの充実が鍵となるが、なかなか牽引するタイトルが出てきておらず、また映像を見て終わりといった内容に留まってしまっていたこともある。こうして認知度のあるタイトルからVRが登場し、しかもVR体験の幅が広がることは、次のVRブームにつながるかもしれない。その動きに期待したい。
また会場で、VTuberをはじめとしたVR上のキャラクターが様々なブースで活躍していたことも今年のゲームショウの大きな特徴だ。
いま勢いよく伸びている『キミの心の応援団長』バーチャルタレント「富士葵」のブースではPV映像が常に流され、時間ごとにイベントを実施。Gugenkaはライブ配信サービス『SHOWROOM』で配信をおこなる高校一年生「東雲めぐ」とリアルタイムに会話できるコーナーを設けていた。
VRライブ・コミュニケ―ションサービス「バーチャルキャスト」を使用したVTuber交流コーナーでは、「ゲーム部プロジェクト」のメンバーとのスキンシップが可能となっていた。また、東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)の公式バーチャルアイドル「てくしぃ」もブースで紹介を行っていた。
さらに、残念ながらビジネスデイの公演はないものの、「かしこまり」や「すーぱーそに子」、「猫乃木もち」「ヤマイトオリ」「道明寺ここあ」などが登場するステージも設置。本日はバーチャルカノジョ「ヨメミ」からのビデオメッセージが流されていた。
そしてVtuberだけでなく、VRキャラクターも人気だ。スマートフォン用アプリ「VRカレシ」や、(株)ヘキサドライブの目覚ましアプリ「MakeS -おはよう、私のセイ-」の特設ブースでは女性がビッグタイトルの試遊ブースに引けを取らない長い列を作っている様子が印象的だった。
また、オンキヨーはゲーム/マンガ/アニメ/声優の専門学校であるバンタンゲームアカデミーとともに、Virtual Live 郷音ちゃん(さとねちゃん)を発表。「バーチャルアイドルとして作られたものの企画が頓挫するなど上手くいかなかったAIたちの集合体的な存在」ということで、少しゴーストチックな立ち振る舞いをする。フルネームは音 郷音(おとさとね)。キャラクターデザインはバンタンゲームアカデミーが行っている。
オンキヨーは音声技術「Onkyo Voice」を提供。これは東芝の音声技術リカイアスをベースにアウトプットを調整したという技術で、様々な文書パターンを収録しイントネーションなどのサンプルを得て、そこからさらにオンキヨーがキャラクターにあった声、聴き心地の良い声にチューニングを行うという。クライアントの要望に合わせて調整できることを強みとし、今後は同社の立体音響技術との組み合わせも考えているとのこと。
ハードウェアの面では、オーディオハート(株)が “座れる11.2chスピーカー” 「VRS-1」(関連ニュース)を展示。VRと立体音響の同時体験を実施していた。
また(株)ポケット・クエリーズはMicrosoftの「HoloLens」を使用したMRのデモを行っており、担当者は「現場での作業サポートなどで培われたMR技術のノウハウが、ゲーム分野でも活かされる可能性がある」との考えを語った。
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