ニュース
HOME > ニュース > ホビー&カルチャーニュース
公開日 2022/04/26 13:28
HDMI 2.1およびVRR対応テレビが必須
PS5が「可変フレームレート」を今週のアップデートで導入。グラフィックがさらに向上【Gadget Gate】
Munenori Taniguchi
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、今週配布予定のシステムアップデートで可変リフレッシュレート(Variable Rifresh Rate:VRR)機能を導入すると発表した。
同機能の導入により、HDMI 2.1およびVRR対応のテレビもしくはPCモニターを使用している場合、より滑らかな動きや鮮明な画像表示が可能になる。
リフレッシュレートとは、テレビやモニターの画面が1秒間に何回を描き直せるかを表す数値のこと。たとえば通常のPC用ディスプレイなら60 - 75Hz程度、ゲーミングディスプレイなら144 - 360Hz程度をサポートするものがある。
通常、このリフレッシュレートはディスプレイ側で固定されている。一方で、映像信号を送るゲーム機やPCなどはその処理性能に合わせて動的に出力映像のフレームレート(1秒間の動画で表示する静止画のコマ数)を上下させてしまう。その不一致により、コマ落ち(スタッタリング)やちらつき(ティアリング)が発生してしまうこととなる。
一方、VRRに対応するディスプレイなら、ゲーム機やPCなどのフレームレートに合わせて、ディスプレイ側がリフレッシュレートを同期させることで、映像のちらつきなどを軽減することが可能になる。
SIEの説明では、VRRによって多くのPS5タイトルのゲームソフトにおいてシーンのレンダリングがシームレスになり、グラフィックが鮮明化。さらに入力ラグも減少し、スムーズなゲームプレイが楽しめるとしている。
この機能を使うには、ディスプレイ側がHDMI 2.1の入力をサポートし、なおかつVRRに対応している必要がある。また、今回の発表では以下のゲームタイトルが今後数週間のうちに、VRRサポートを有効化するパッチを配布するとのこと。
・ASTRO’s PLAYROOM
・コール オブ デューティ ヴァンガード
・コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー
・DEATHLOOP
・Destiny 2
・デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション
・DIRT 5
・Godfall
・Marvel’s Spider-Man Remastered
・Marvel’s Spider-Man: Miles Morales
・ラチェット&クランク パラレル・トラブル
・バイオハザード ヴィレッジ
・ワンダーランズ 〜タイニー・ティナと魔法の世界
・レインボーシックス シージ
・Tribes of Midgard
なお、SIEはVRR用のパッチが供給されないゲームでも、設定によってVRRをオンにすることが可能だと説明している。ただし特定のタイトルでは、テレビ側およびゲームタイトル側のグラフィック設定によって、表示に問題が現れる可能性もあるとのこと。
それでもVRRを試してみたい場合は、PS5の設定メニューの中から「スクリーンとビデオ」→「映像出力」を選択していくと、VRRに関する設定項目が見つかるはずだ。
ちなみにPS5のライバル機となるマイクロソフトのXbox Series Xは、発売当初からVRRをサポートしている。
Source: PlayStation Blog
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています
同機能の導入により、HDMI 2.1およびVRR対応のテレビもしくはPCモニターを使用している場合、より滑らかな動きや鮮明な画像表示が可能になる。
リフレッシュレートとは、テレビやモニターの画面が1秒間に何回を描き直せるかを表す数値のこと。たとえば通常のPC用ディスプレイなら60 - 75Hz程度、ゲーミングディスプレイなら144 - 360Hz程度をサポートするものがある。
通常、このリフレッシュレートはディスプレイ側で固定されている。一方で、映像信号を送るゲーム機やPCなどはその処理性能に合わせて動的に出力映像のフレームレート(1秒間の動画で表示する静止画のコマ数)を上下させてしまう。その不一致により、コマ落ち(スタッタリング)やちらつき(ティアリング)が発生してしまうこととなる。
一方、VRRに対応するディスプレイなら、ゲーム機やPCなどのフレームレートに合わせて、ディスプレイ側がリフレッシュレートを同期させることで、映像のちらつきなどを軽減することが可能になる。
SIEの説明では、VRRによって多くのPS5タイトルのゲームソフトにおいてシーンのレンダリングがシームレスになり、グラフィックが鮮明化。さらに入力ラグも減少し、スムーズなゲームプレイが楽しめるとしている。
この機能を使うには、ディスプレイ側がHDMI 2.1の入力をサポートし、なおかつVRRに対応している必要がある。また、今回の発表では以下のゲームタイトルが今後数週間のうちに、VRRサポートを有効化するパッチを配布するとのこと。
・ASTRO’s PLAYROOM
・コール オブ デューティ ヴァンガード
・コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー
・DEATHLOOP
・Destiny 2
・デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション
・DIRT 5
・Godfall
・Marvel’s Spider-Man Remastered
・Marvel’s Spider-Man: Miles Morales
・ラチェット&クランク パラレル・トラブル
・バイオハザード ヴィレッジ
・ワンダーランズ 〜タイニー・ティナと魔法の世界
・レインボーシックス シージ
・Tribes of Midgard
なお、SIEはVRR用のパッチが供給されないゲームでも、設定によってVRRをオンにすることが可能だと説明している。ただし特定のタイトルでは、テレビ側およびゲームタイトル側のグラフィック設定によって、表示に問題が現れる可能性もあるとのこと。
それでもVRRを試してみたい場合は、PS5の設定メニューの中から「スクリーンとビデオ」→「映像出力」を選択していくと、VRRに関する設定項目が見つかるはずだ。
ちなみにPS5のライバル機となるマイクロソフトのXbox Series Xは、発売当初からVRRをサポートしている。
Source: PlayStation Blog
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています