トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > ホビー&カルチャーニュース

公開日 2022/09/01 16:23
底特律:成為人類

中国NetEaseが『デトロイト』『Heavy Rain』のQuantic Dreamを買収。運営の独立性は維持【Gadget Gate】

Munenori Taniguchi
フランスのゲーム制作企業Quantic Dreamが、中国のゲームメーカーNetEaseに買収されたことを明らかにした。

Image:Quantic Dream

Quantic Dreamといえば、『Detroit: Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン)』や『Heavy Rain -心の軋むとき-』、『BEYOND: Two Souls』といった、重厚なテーマに練り込まれたシナリオのゲーム作品を得意とする会社で、現在はAAAタイトル『Star Wars: Eclipse』(発売時期未定)の開発に取り組んでいる。

一方でNetEaseのほうは、メールやニュースサービス、Eコマース、音楽ストリーミングに加えてゲーム開発も手がける中国のIT企業。『荒野行動』『IdentityV 第五人格』といった人気タイトルを手がけるほか、中国国内では『Minecraft』など著名ゲームのパブリッシャーとしても知られている。

Quantic DreamはNetEase傘下になっても運営の独立性は維持すると説明。買収は開発チームの拡大に貢献し「複数のプロジェクトを同時に進める」ことを可能にするためだと述べている。同社は先週、2023年発売を予定する海洋探索ゲーム『Under the Waves』を発表し、『Star Wars: Eclipse』と並行して開発していくことになる。

NetEaseは今回のQuantic Dreamの買収によって、中国の大手IT企業として初めて欧州に100%子会社を持ったことになる。中国では数年前より、子どものゲームプレイ時間を規制するなど、ゲーム市場への締め付けを厳しくしており、NetEaseやTencentなど中国ゲーム企業は、国外に活路を見い出さざるを得ない状況といえる。

NetEase幹部のHu Zhipeng氏は昨年、ゲーム事業における海外からの収益を、当時の10%から50%にまで引き上げたいとCNBCに述べていた。NetEaseは今年、セガで『龍が如く』シリーズを手がけてきた名越稔洋氏の新会社「名越スタジオ」を日本に設立し、7月にはマイクロソフトで『Halo : Infinite』の開発を担ったJerry Hook氏を擁するスタジオ「Jar of Sparks」を米国にも設立したばかりだ。

Source: Quantic Dream

テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」のオリジナル記事を読む

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 もう間違えない!iOS 18でロック画面ボタンを入れ替えるとこんなに便利
2 デザインも音質も◎。しかも安い!フランス発のスピーカー・エリプソンで始める“おしゃれ”音楽ライフ
3 Amazonプライム感謝祭、イヤホンやサウンドバーなどJBL製品が最大36%オフ
4 Shanling、ポケットサイズの小型DAP「M0Pro」に新色ブルーを追加
5 M2TECH、クラシカルスタイルのプリメインアンプ「Classic Integrated Amplifier」
6 Sonos、新プレミアムサウンドバー「Arc Ultra」発表。最新技術で従来機の2倍の重低音を実現
7 高音質&低遅延なBluetoothオーディオの今とこれから。「Snapdragon」特別イベントの模様をお届け!
8 MSB、約2000万円の3筐体式D/Aコンバーターシステム「Cascade DAC」
9 JMGOの中核機が正統進化!4Kプロジェクター「N1S Pro 4K」は映画ファンの期待に応える完成度
10 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
10/18 10:55 更新

WEB