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公開日 2018/11/07 12:20
「窓を基地局化」
ドコモとAGC、屋内から窓に貼れる「ガラスアンテナ」を共同開発。5G対応も検討中
編集部:成藤 正宣
NTTドコモとAGC(旧:旭硝子)は、窓ガラスに設置することで「窓を基地局化」できる、世界初の「ガラスアンテナ」を共同開発。2019年上期よりLTE周波数帯の基地局へ展開すると発表した。
「ガラスアンテナ」は、透明/透視性のある導電材料とガラスを組み合わせたもの。AGCのガラス施工技術「アトッチ工法」により、建物の内側から窓ガラスに貼り付けるかたちで設置し、屋内から屋外をエリア化する事が可能となる。開発にあたっては、AGCが製法/施工方法の確立、ドコモがアンテナ特性の検討や実証実験を主に担当した。
近年、スマートフォンをはじめとする移動通信のトラフィック量が増大し続けており、特にトラフィックの多いエリアでは、安定した高速通信を維持するためトラフィックの分散が必要となっている。これまでは主に、建物の屋上や中低層階の壁面にスモールセル基地局用のアンテナを増設することで対応していたが、設置場所が限られる、景観を損ねるなどの問題を伴っていた。
今回のガラスアンテナは透明なため景観を損ねず、さらに「Glass Interface Layer」という技術により、窓ガラス越しの発信でも電波が減衰/反射しにくい。足場や土台工事も不要なため、設置場所も柔軟に対応できるという。
ドコモではまず、2019年上期よりLTE周波数帯の基地局へガラスアンテナを展開。さらに今後、5Gに対応するガラスアンテナの開発も検討中としている。
「ガラスアンテナ」は、透明/透視性のある導電材料とガラスを組み合わせたもの。AGCのガラス施工技術「アトッチ工法」により、建物の内側から窓ガラスに貼り付けるかたちで設置し、屋内から屋外をエリア化する事が可能となる。開発にあたっては、AGCが製法/施工方法の確立、ドコモがアンテナ特性の検討や実証実験を主に担当した。
近年、スマートフォンをはじめとする移動通信のトラフィック量が増大し続けており、特にトラフィックの多いエリアでは、安定した高速通信を維持するためトラフィックの分散が必要となっている。これまでは主に、建物の屋上や中低層階の壁面にスモールセル基地局用のアンテナを増設することで対応していたが、設置場所が限られる、景観を損ねるなどの問題を伴っていた。
今回のガラスアンテナは透明なため景観を損ねず、さらに「Glass Interface Layer」という技術により、窓ガラス越しの発信でも電波が減衰/反射しにくい。足場や土台工事も不要なため、設置場所も柔軟に対応できるという。
ドコモではまず、2019年上期よりLTE周波数帯の基地局へガラスアンテナを展開。さらに今後、5Gに対応するガラスアンテナの開発も検討中としている。