トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > モバイル/PCニュース

公開日 2022/05/24 10:58
LG Innotek製カメラを初採用

iPhone 14の前面カメラ、以前より3倍も高価に? AF対応や明るいレンズなど性能向上の見通し【Gadget Gate】

Kiyoshi Tane
アップルが今年秋の「iPhone 14(仮)」に搭載する前面カメラのサプライヤーとして、iPhone史上初めて韓国企業のLG Innotekを選んだとのサプライチェーン情報が伝えられている。

これまでiPhone向け前面カメラは日本のシャープとともに中国企業が納品していたが、中国と入れ替わりにLGが加わった格好だ。

この記事の主眼は「韓国企業が抜てき」された事実よりも、そこに至った理由にある。韓国の電子産業情報誌ET Newsによれば、それはアップルが前面カメラを「ハイエンド」部品と位置づけたことと、中国サプライヤーの部品に品質上の問題があったからだという。そのため、元々は2023年の「iPhone 15(仮)」の前面カメラにLG製品を使う予定だったが、急きょ予定を前倒しにしたとのことだ。

iPhone 14用の新たな前面カメラは、以前のモデルより3倍近く高価になっているそうだ。つまり要求品質が上がったため、中国製品では基準をクリアできず、LGが繰り上げで1年早めに発注された……とも推測できる。

この報道は、iPhone 14の前面カメラが初めてAF(オートフォーカス)をサポートするという、有名アナリストMing-Chi Kuo氏の発言とも符合している。Kuo氏いわく、iPhone 14は4モデルともAFとレンズの明るさがF1.9程度(iPhone 13世代は固定焦点かつF2.2)に改善された前面カメラが搭載されると述べていた。

さらにKuo氏は、これにより自撮り/ポートレートモード(背景ぼかし)で被写体の背景がぼかしやすくなり、FaceTime/ビデオ通話/ライブストリーミングでのフォーカスを合わせやすくなるとの趣旨も付け加えていた。

またET Newsは、話の流れで「9月にリリース予定のiPhone 14」と当然のように伝えている。アップル関連情報サイトiDropNewsも「アップルは9月13日(米現地時間)にiPhoneイベントを開催」と予想していたが、すでにアップルの主要サプライヤーはそのスケジュールに沿って動き始めているのかもしれない。

Source: ET News
via: MacRumors



※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB