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公開日 2022/11/24 19:35
11/30発売
Kindle初の手書き対応モデル「Kindle Scribe」実機が国内披露。「読書に新たな可能性を提案」
編集部:成藤 正宣
Amazonの電子書籍リーダー“Kindleシリーズ”から9月29日に発表された、シリーズ初の手書き入力対応モデル「Kindle Scribe」。販売ページでアナウンスされている発売予定日の11月30日が近づく中、本モデルの特徴を実機を交えて紹介する体験会が開催された。
おさらいすると、Kindle Scribeはシリーズではじめて付属スタイラスペンによる手書き入力に対応、さらにラインナップ中最も大きな10.2インチ 300ppiのE-Inkディスプレイを搭載した電子書籍リーダーだ。
Amazonで購入したKindle電子書籍をWi-Fi経由でダウンロードし、照り返しが少なく表示のくっきりとしたディスプレイで読み進められるだけでなく、「付箋」というかたちで手書きメモを付け加えることが可能となった。
ラインナップは、「スタンダードペン」付属モデルが1種類、「プレミアムペン」付属モデルが3種類。価格はそれぞれ、スタンダードペン付属モデルが内蔵ストレージ16GBで47,980円(税込)。プレミアムペン付属モデルが16GBで51,980円/32GBで54,980円/64GBで59,980円(いずれも税込)となる。
Kindle Scribeが生まれた背景について、Amazonデバイス事業本部のKindle事業部/Fireタブレット事業部/デバイスアクセサリー事業部 事業部長を務める清水文弥氏は、これまでの製品と同様「お客様の声」がきっかけだったと説明。「『紙の本にしおりを挟むように簡単に線を引いたり、自分だけのメモを書き留めたい』『紙の本やノートのように自由に、直感的にインタラクティブに使いたい』といった声をお客様から頂戴していた」と語る。
そうした要望を、「紙の本のような読み心地」「長時間の読書でも疲れにくい」「本の世界への没入を妨げるものを削ぎ落とす」といったKindleシリーズのコンセプトを損なわずに実現するため行き着いたのが、「付箋」というかたちでの手書き入力なのだそうだ。
Kindle Scribeを「Kindleシリーズならではの良さを損なわずに、読書に新たな可能性、使い方を提案するモデル」と位置づける清水氏は、より大画面/高機能なモデルを望む既存のKindleユーザーはもちろん、電子ノートやスケジュール帳、文章執筆や推敲など様々な使い方ができる多機能デバイスとして、新規ユーザーにも使ってもらいたいと話す。そして今後も、「お客様の声」を大切に製品開発を続けていくと改めて述べた。
体験会では、Kindle Scribeの仕様についてより詳しい解説が行われた。
前述の通り、Kindle Scribeでは「付箋」というかたちでKindle本に書き込みが可能となっている。これによりフォントやレイアウトなどとの干渉を防ぎ、また付箋だけをリストアップしたり、eメールでエクスポートしたりといった一括管理ができる利点があるとしている。
なお、固定レイアウトのマンガや一部の実用書などをはじめ、手書き入力に対応しない書籍もあるとのこと。手書きの可能/不可能は、今後Kindle本の販売ページに表記する予定だという。
またKindle本以外に、PDF形式やMicrosoft Wordのdocx形式といった文書ファイルも、ライブラリにアップロードすることで閲覧/書き込みが可能。特にPDF形式は、付箋形式ではなく直接ファイルに文字を書き込むことができる。
電子書籍や文書ファイルへの書き込みだけでなく、新規ファイルを作成して書き込む「ノートブック」機能も搭載している。18種類のテンプレートが用意されており、電子ノートやメモ帳、スケジュール帳として活用可能だ。ノートブックファイルは独自形式で保存され、Kindle Scribeからの編集のみ想定しているという。
付属のスタイラスペンは、シンプルなスタンダードペンと、消しゴム/ショートカットボタンを搭載したプレミアムペンの2種類がある。どちらも充電やペアリングは不要で、本体側面にマグネットで取り付けが可能だ。プレミアムペンのショートカットボタンには、マーカーや消しゴムなどいくつかの機能の中からひとつを割り当てられる。
書き込み中はペン/マーカー/消しゴムを切り替えることができ、いずれも太さを変更可能。書き込みカラーは変更できず、黒1色となる。
充電端子はUSB Type-Cで、バッテリー持ちは読書のみで最大12週間、手書き機能を使用する場合で最大3週間(いずれも明るさ13/ワイヤレス接続オフで1日30分利用した場合)。外形寸法は196W×230H×5.8Dmm、質量は433gとなる。
ほか別売オプションとして、ファブリックカバー(9,980円/税込)、レザーカバー(13,980円/税込)、プレミアムレザーカバー(15,980円/税込)という3タイプの専用カバーが用意される。ペンおよび交換用ペン先も単体購入が可能とのことだ。
おさらいすると、Kindle Scribeはシリーズではじめて付属スタイラスペンによる手書き入力に対応、さらにラインナップ中最も大きな10.2インチ 300ppiのE-Inkディスプレイを搭載した電子書籍リーダーだ。
Amazonで購入したKindle電子書籍をWi-Fi経由でダウンロードし、照り返しが少なく表示のくっきりとしたディスプレイで読み進められるだけでなく、「付箋」というかたちで手書きメモを付け加えることが可能となった。
ラインナップは、「スタンダードペン」付属モデルが1種類、「プレミアムペン」付属モデルが3種類。価格はそれぞれ、スタンダードペン付属モデルが内蔵ストレージ16GBで47,980円(税込)。プレミアムペン付属モデルが16GBで51,980円/32GBで54,980円/64GBで59,980円(いずれも税込)となる。
Kindle Scribeが生まれた背景について、Amazonデバイス事業本部のKindle事業部/Fireタブレット事業部/デバイスアクセサリー事業部 事業部長を務める清水文弥氏は、これまでの製品と同様「お客様の声」がきっかけだったと説明。「『紙の本にしおりを挟むように簡単に線を引いたり、自分だけのメモを書き留めたい』『紙の本やノートのように自由に、直感的にインタラクティブに使いたい』といった声をお客様から頂戴していた」と語る。
そうした要望を、「紙の本のような読み心地」「長時間の読書でも疲れにくい」「本の世界への没入を妨げるものを削ぎ落とす」といったKindleシリーズのコンセプトを損なわずに実現するため行き着いたのが、「付箋」というかたちでの手書き入力なのだそうだ。
Kindle Scribeを「Kindleシリーズならではの良さを損なわずに、読書に新たな可能性、使い方を提案するモデル」と位置づける清水氏は、より大画面/高機能なモデルを望む既存のKindleユーザーはもちろん、電子ノートやスケジュール帳、文章執筆や推敲など様々な使い方ができる多機能デバイスとして、新規ユーザーにも使ってもらいたいと話す。そして今後も、「お客様の声」を大切に製品開発を続けていくと改めて述べた。
■電子書籍以外でも“手書き”を活かせる仕様に
体験会では、Kindle Scribeの仕様についてより詳しい解説が行われた。
前述の通り、Kindle Scribeでは「付箋」というかたちでKindle本に書き込みが可能となっている。これによりフォントやレイアウトなどとの干渉を防ぎ、また付箋だけをリストアップしたり、eメールでエクスポートしたりといった一括管理ができる利点があるとしている。
なお、固定レイアウトのマンガや一部の実用書などをはじめ、手書き入力に対応しない書籍もあるとのこと。手書きの可能/不可能は、今後Kindle本の販売ページに表記する予定だという。
またKindle本以外に、PDF形式やMicrosoft Wordのdocx形式といった文書ファイルも、ライブラリにアップロードすることで閲覧/書き込みが可能。特にPDF形式は、付箋形式ではなく直接ファイルに文字を書き込むことができる。
電子書籍や文書ファイルへの書き込みだけでなく、新規ファイルを作成して書き込む「ノートブック」機能も搭載している。18種類のテンプレートが用意されており、電子ノートやメモ帳、スケジュール帳として活用可能だ。ノートブックファイルは独自形式で保存され、Kindle Scribeからの編集のみ想定しているという。
付属のスタイラスペンは、シンプルなスタンダードペンと、消しゴム/ショートカットボタンを搭載したプレミアムペンの2種類がある。どちらも充電やペアリングは不要で、本体側面にマグネットで取り付けが可能だ。プレミアムペンのショートカットボタンには、マーカーや消しゴムなどいくつかの機能の中からひとつを割り当てられる。
書き込み中はペン/マーカー/消しゴムを切り替えることができ、いずれも太さを変更可能。書き込みカラーは変更できず、黒1色となる。
充電端子はUSB Type-Cで、バッテリー持ちは読書のみで最大12週間、手書き機能を使用する場合で最大3週間(いずれも明るさ13/ワイヤレス接続オフで1日30分利用した場合)。外形寸法は196W×230H×5.8Dmm、質量は433gとなる。
ほか別売オプションとして、ファブリックカバー(9,980円/税込)、レザーカバー(13,980円/税込)、プレミアムレザーカバー(15,980円/税込)という3タイプの専用カバーが用意される。ペンおよび交換用ペン先も単体購入が可能とのことだ。